「即位礼正殿の儀」に掛かった「天上の虹」

「即位礼正殿の儀」が行われた10/22(KIN102)の午前中、天真体道瞑想クラスがあった。儀式で「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」を含む「三種の神器」が用いられる事を意識した私は、当日になって、出雲大社と志賀海神社での奉納演武で使用した真剣(剣武天真流・青木宗家よりお預かりしているもの)を会場に持参する事を決めた。

共に瞑想すれば共振作用みたいなものが働くんじゃないか?という閃きに従ったのだが、瞑想クラスに持参したのはもちろん初めてである。この日はそれぞれ何か感じるところがあったのか、直前になってパタパタと申込みがあって、結局6名で稽古をする事になった(この中には「黄色い太陽」同士のご夫妻も含まれていた)。

「栄光」という型や「ヒカリ」という組手を中心に行い、最後の瞑想では、自分自身から光を広げ、皇居から日本全体、そして地球全体にも光が満ちて行くイメージで行なってみた。「儀式の時だけでも晴れたらいいですね〜」と参加者が揃って口にしていたが、日本国民の殆どは同じ想いでいたに違いない。

お昼をはさんで午後1時ごろから始まった儀式の生中継を見ていたら、辺りが明るくなって来たのを感じ、映像の中でも皇居上空に青空が覗いた様子が映し出された。それだけで嬉しい気持ちになったが、ほぼそれにシンクロする形で皇居上空に虹まで出た事が分かって、SNS上ではちょっとした騒ぎになっていた(大手メディアが報じたのはずっと後の事)。

雨の合間の晴れ間だからこそ生じた「虹」。「儀式の間だけ晴れて虹が出る」という大自然の演出に、誰もが素直に感動したのではないかと思う。それは、どんなにお金を積んでも、科学技術が進歩しても、思うようにはコントロールできないものだからではないだろうか。

記念日にやたらと兵器を並べて「力」を誇示するアホな独裁者は、古代から今に至るまで掃いて捨てる程いるが、天からの祝福を受けられる真の天子は、なかなか現れないもの。個人的には、即位を祝う全ての人々の祈りによって生じた「虹」のようにも思えたが、そういう願いや祈りを捧げたくなる存在こそが、伝説的に語り継がれてきた「天子」の資質なのではないかとも思う(たとえ法的には象徴的存在であるとしても)。

儀式の中で述べられた「おことば」だけでなく、このプロセス全体を通じて、この日(11・風)のキーワード「スピリットを伝える/解き放つ」とシンクロするメッセージを世界に発信された天皇陛下(10・世界の橋渡し)は、やはり日本の惑星ホロンと多次元的にシンクロしている現代の「天子」であると私は思う。

ところで、この日の朝、剣武天真流の青木宗家からお預かりしている真剣を持ち出したのは「閃き」があったからだが、実はその背後には、積み重なった経験に基づく無意識からのサインがあったのかもしれない、と後から振り返って思う。

というのも、『「天地人々ワレ一体」宇宙ととけあう究極の心法』の最終第7章の最後、P237~241は、まさに「天の呼応」というタイトルのコラムで締められていて、奉納演武時の天気の変化(青木先生の神通力?)についてまとめたものであり、続くP242から「おわりに」のタイトルは「出雲のたたらと草薙剣」になっているからである。

また、「虹」が出た事についても、私の中では勝手な妄想がある。まず、「即位礼正殿の儀」の2日前、KIN100(黄色い太陽の太陽)に、私たちは本田「虹風」さんが主催する天真書法塾「虹風」支部教室展に足を運び、その後、「虹の身体」について詳しく書かれている『ゾクチェン瞑想マニュアル』の著者、箱寺さんの出版祝いをしていたという事実がある。

しかも、お祝いをしたその場所は、Lが偶然にも漫画家の里中満智子さんと2度もバッタリ遭遇した(これについては【結晶化の法則】参照)場所のすぐ近く。里中さんは、持統天皇の生涯を描いた作品『天上の虹』の作者としても知られる方で、太陽暦誕生日は「13の月の暦」提唱者の1人ホゼ・アグエイアス氏と同じG1/24(共振の月15日)。

思い出したので書いておくと、虹風さんは昭和天皇と同じKIN16(3・戦士)で、里中さんはKIN176(7・戦士)でもある。ここに書いた記録は全て客観的に確認可能な事実であるが、あくまで私の視点を通じて体験されているリアリティであるとも言える。

従って、私の中では「儀式中に晴れて虹が出た事は、これらの話と繋がっている」という感覚が強くあるが、客観的には、それは個人の中でのみ成り立つ「お話」であるという事もよく理解している。しかし、主客が溶け合う世界を体験すると、この世界を生きている自分の主観が妄想であると知りつつ、それを心から楽しむことも出来るのだ。

明後日の10/26、KIN106に大阪で行われる【世界の橋渡しとしての日本】では、「天真体道瞑想」と「13の月の暦」を通じて、そうした世界を垣間見ていただけるかと思う。「閃き」を感じる方は、直前でも遠慮せず行動してみてほしい。そこには必ず何かがあるのだ。(D)

自己存在の月7日 13・種(KIN104)

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