『水からの伝言』と「13人のグランマ」と『THE TWELVE』
12月8日(KIN149)に行われた『水からの伝言 THE FINAL』出版記念イベントについての続きを書いておこう。依頼された5分のスピーチの中で私が伝えたのは、「水に音楽を聴かせる実験」の始まりについてと、新しい写真集の発行日が江本所長との共著『銀河のマヤ、聖なる時の秘密』の発行日と同じ11月30日で、ぴったり7年後に当たっていた事についてだった。
日付の一致だけなら、わざわざそういう場で話すまでもないのだが、『銀河のマヤ』は「13人のグランマザー」という超パワフルな先住民のお婆ちゃん達と深く関係していて、まさにその7年の周期に同期して、ごく最近、再会や別れがあったことで、「今、伝えなければ」という思いに駆られたのだった。
2012.11.11(KIN167)、カトマンズで「13人のグランマザー」全員にバッタリ出会ってしまった経緯は、『霊性のアート』にまとめてあるので、詳細はそちらに譲るが、13人の中でも特に印象に残っているのが、アグネスさんというネイティブアメリカン・タケルマ族のグランマだ(後にこの方が会議の議長で最年長だったと知った)。
江本所長とも互いに気が合ったようで、出来立てホヤホヤの『銀河のマヤ』のカバーをiPadで見せながら自己紹介したら、「みなさーん!江本先生のメッセンジャーが来ています!」と全員に紹介して下さった事が、懐かしく思い出される。そのアグネスさんが、新月の11/27(KIN138)に95歳で他界された事を、日本でのオーガーナイザーでもあった龍村ゆかりさんがシェアされていたFB記事で知った。
その記事に出ていたアグネスさんの誕生日は1924年9月11日で、KIN226(5・世界の橋渡し)が誕生キンだった事を知った。奇しくも、アグネスさんが銀河に帰還された11/27(KIN138)は、天皇皇后両陛下が神武天皇陵を参拝された日で、KIN226は、令和最初の天皇誕生日となる2020年2月23日の日付(KIN226)でもある。
アグネスさんの死(8・鏡)と生(5・世界の橋渡し)の日付が、初代天皇から新しい天皇への橋渡しのようになっている事に驚かされる。加えて11/27は、『13の月の暦』の誕生に大きな影響を与えたパカル王の石棺の蓋が開封された1952.11.27(KIN123)から正確に67年のタイミングでもあった。まるで世界各地の神話が、大いなる物語へとまとめ上げられて行くかのようだ。
その8日前の11/19(KIN130)に、私達はNPOクリカの活動でカトマンズにいた。そして、もう一人のグランマ、アマ・ボンポに7年ぶりにお会いしていたのだった。実は、私たちが教育支援を行っているチベット人学校マナサロワール・アカデミーとアマ・ボンポのお宅は、ボダナートというカトマンズの中でも比較的近いエリアにある。
しかし、私達は7年前に13人のグランマ全員とお会いした時以来、アマ・ボンポに会いに行った事はなかった。連日、多くの相談者が訪れていて、アポなしで会うのは難しい事を知っていたし、私達も自分たちのミッション(NPOの仕事)を果たすのが優先なので、会いに行く余裕も無かったのだ。
今回は、「12人のマスター」会議(NY国連ビルで2017年11月に行われた)でご一緒された青木先生のお使いがあったのと、現地の道友でいつもお世話になっている木村悟郎さんが、以前に一度アマさんのお宅を訪れていて、独自のネットワークでアポも速やかに取れるという背景があって実現したものだった。
【13人のグランマザーの亀「13の月の暦」新年に】という過去記事に整理してあるが、「13人のグランマザー」と「12人のマスター」の両方に重複して選ばれたのは、ネパールのAamaさん、アラスカのRitaさん、メキシコのJulietaさんの3名だけで、もし「12人のマスター」に青木先生とアマさんが選ばれていなかったら、今回のような再会は無かったかもしれない。
とまあ、こんな背景があったので、私は『水からの伝言 THE FINAL』出版記念イベントで、『銀河のマヤ』にまつわる話をし、青木先生が創始された剣武の演武を通じてお祝いをさせて頂いたのである。そして、口には出さなかったが、江本所長やアグネスさん、そして昨年の「時間をはずした日」(江本所長が水に愛と感謝の祈りを捧げる日にしていた「13の月の暦」由来の特別な日)に私がIHMでセミナーをする直前に他界されたJulietaさんの事などを思い出していたのである。
ちなみに、このイベントで私の直前にスピーチをされた(株)船井本社社長の船井勝仁氏とも、以下のような関係性がある事に、後で気づいたのでメモしておきたい。
2011年11月30日(KIN81=3・竜)安倍昭恵さん、船井勝仁氏と剣山登山
2012年11月30日(KIN186=4・世界の橋渡し)『銀河のマヤ、聖なる時の秘密』
2019年11月30日(KIN141=11・竜)水からの伝言
安倍昭恵さんが剣山に登られたのは、私が初めて昭恵さんにお会いした日から2週間くらい後で、私が登山日についての予言をしていた事と関連してFBでやりとりをし(安徳天皇が81代天皇である事をその時知った)、その流れの中で船井勝仁氏とも同行されていた事を知ったのだった。
『水からの伝言 THE FINAL』はクラウド・ファウンディングで資金を集めて出版された本である事を、江本博正社長が最初に説明されていたが、当日の司会は太陽暦誕生日が同じ尾竹さん(IHM時代にご一緒していた方で今は俳優もされている)が、写真集のデザイン・装幀はIHMで共に仕事をし『天地人々ワレ一体』のイラストも引き受けてくれた佐藤誠哉さんが、編集は北条さん、DTPは細谷さんと、昔からの仲間たちが色々な立場で関わっていて、何だかとても嬉しい気持ちになった。きっと江本所長も喜ばれている事だろう。「さあ、ビールで乾杯しよー!」という声が今にも聞こえて来そうな気がした。
もう一つ、付け加えておきたいのは、記念イベントが行われた12月8日が、『13の月の暦』でKIN149(赤い律動の月)に当たり、「同等を組織する/つり合わせる」「普遍的な水/清める/流れ」というキーワードを持つ日だった事。そして、私が『マヤン・ファクター』監訳者の滝元さんと一緒にパレンケを訪れたまさにその日(KIN149)から、260日暦が29回巡った同じ日だったという事だ。
そもそも滝元さんとのご縁はIHMで始まったもので、江本所長(白い水晶の犬)を通じて知り合ったと言っても過言ではない関係である。その上、パレンケの元々の名前は「ラ・カンハ(大いなる水)」だったという事も、滝元さんとパレンケに行った事も、パカル王の誕生キンが「13の月の暦」のツォルキンで計算すると滝元さんと同じKIN190(白い銀河の犬)になる事も、『銀河のマヤ』には書いてあるのだ。
この日、その滝元さんから珍しくメッセージが届いた。「ホリスティック・ヴィジョン・シンポジウム」の様子をFBでシェアしたのを目にして、私がバルセロナにいるのと勘違いし「今、バルセロナなの?」と聞いてこられたのだ。私がイベント後、剣武天真流の稽古会場がある西早稲田に向かっている事を書くと、滝元さんも数キロ圏内の至近距離にいる事が分かった。互いに驚いたのは言うまでもないが、パレンケで過ごした時間が、私達をそういう位置関係に配置したのかもしれない。
そして、このブログを書き上げた今日、天真会の関係者向けに、「12人のマスター」を追ったドキュメンタリー映画『THE TWELVE』の上映会が行われる事になっている。もちろん、そこには青木先生もアマ・ボンポも登場される。映画とリアル、7年前と今、あまりにも多層的に時空が入り組んでいて、何だかよくわからない状況だが、もともとこの世界はそのように出来ているのだろう。
せっかくなので、最後にこのブログを読んでしまった方にも参加していただける情報を一つ。令和元年最後の新月に当たる12/26(KIN167)は、13人のグランマザーとカトマンズで出会ってからぴったり10銀河スピン(260×10)というタイミングに当たる。この日、年内最後の天真体道瞑想クラスが行われるので、その中で、グランマに心を合わせてみたいと思っている。この時空の流れを体感してみたい方は、是非その場に身を置いてみてほしい。そこから、また新たな物語が展開して行くだろう。(D)
律動の月2日 12・鷲(KIN155)
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