ゴッドファーザーの猫が呼ぶ「黄金の風」
今年の10/5(KIN240)から『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』の放映が始まった。原作漫画のエンディングは、映画『ゴッド・ファーザー』のラストシーンそのままだし、他にもこの映画をヒントにしたと思われるモチーフが随所に散りばめられているので、私達の中では『ジョジョ第5部』=『ゴッド・ファーザー』という図式が成り立っている。
そんな事を意識していたからか、先月のカトマンズへのフライト(バンコク経由のタイ航空)では、5つ位しかない名作映画枠の中に何故か『ゴッド・ファーザー』が含まれていた。1年ほど前にも観た関係で内容は殆ど覚えていたが、ジョジョと絡めて制作者の視点で改めて見直すとまた別な面白さがあって、結局、全編じっくり見直してしまった。
オープニングは、ある男が誰かに相談を持ちかけているシーンで、カメラが少しずつ引いて行くと相手の後ろ姿が映り、そこから視点が切り替わって、それがマーロン・ブランド演じるヴィトー・コルレオーネ(ゴッドファーザー)である事が明らかになる。そして、膝の上に乗せた子猫を弄びながら、ヴィトーがしゃがれ声で喋るシーンへと進んで行くのである。
ラストシーンまで観た後で最初のこのシーンを見直すと、机と椅子と窓枠の関係がラストシーンと殆ど同じで、ヴィトーの三男マイケル・コルレオーネへの代替わりを印象付ける仕掛けが最初からしてあった事に気付かされる。荒木飛呂彦は、それをジョジョ第5部の最後に持って来たのだ。
カトマンズに到着した日の翌朝(11/19=KIN25)、ゲストハウスのガーデンで朝の体操をしていると、昨年も同じ庭で出会った猫がやって来て、私達が手荷物を置いた近くの椅子にひょいと乗った。天真柔操を終えて隣の椅子に座ると、すかさず私の腿の上に乗って来てクルリと丸まってしまった。
朝晩は結構冷えるので、暖かい場所を探していただけかもしれないが、去年も今年も、どこからともなくやって来て同じように私の腿の上に乗るのは不思議だ(滞在中、他の客にその猫が乗っているのを目にすることは無かった)。しかも、今回は『ゴッドファーザー』の猫シーンを見たばかり。こちらも暖かいのでそのままにさせて、ヴィトーの気分でモーニングを頂く事にした。
それからぴったり20日後の12/9(KIN45)、友人のNちゃんがFBに《伝説のマフィア末裔、マリオ・ルチアーノが激白「サイゼリヤは場合によっては高級イタリア料理屋よりいい」》という記事をシェアしているのを目にして、その一部(サイゼリヤ関連の所だけ)にチラッと目を通した。
2日後の12/11(KIN47)、何かの拍子にまたその記事が出て来たので、今度は最初から最後まで読んでみた。するとこのマリオさん、何とゴッドファーザーのモデルの1人とされるラッキー・ルチアーノの末裔だとの事。ゴッドファーザーネタが続くな〜などと思いつつ、Lに会話の中でシェア。
12/12(KIN48)、ジョジョ第5部放映開始とシンクロして10月にシャンバラ教室に入門されたばかりのTさんが、少し遅れて稽古会場にやって来た。ちょっとした理由があって、鮮やかなマゼンダの服が印象に残った。稽古を終えて外で食事をしてから帰宅し、PCを開くと、FBタイムラインのトップにそのTさんの記事が出て来た。
最近のFBは、こちらがフォロー状態にしていても、妙に限定された人しか出て来ないので、Tさんがトップに出て来るだけでも結構な驚きだったのに、数枚UPされている写真の中の一枚には、何と、マゼンダの服を着たTさんが、マリオさんと一緒に写っているではないかーーーっ!!!
ネット記事で目にしたばかりの人物と、さっき会ったばかりの教室生が一緒に写っているという驚き!更に、マーロンブランド演じるゴッドファーザーの写真(レストラン内の様子を写したものー今回のトップ画に使わせて頂いた)まであって、私は、猫やらジョジョやら、それまでの一連の流れが「黄金の風」のように吹き抜けて行く衝撃を、一瞬にして味わう事になった。
Tさんの投稿記事によると、何年も前に修了していたアロマテラピーの最終的な認定試験を受ける機会が巡って来て、その会場となったのが、マリオさんが経営するイタリアンレストラン「ウ・パドリーノ」だった模様。後でTさんご本人に確認してみると、茅場町のそのレストランで認定を受け、記念撮影をした後にシャンバラ教室に来られた事が明らかになった。
それにしても、なぜ今で、何でマリオさんのレストランなのだろうか!?あまりにピンポイント過ぎだし、話の展開も出来過ぎている。この話だけでもそう感じる位なのに、私達の毎日は、ずっとこんな感じなのだ。唯一言えるのは、これが『ドリームスペル』の働きだという事。
KIN25(12・蛇)、KIN45(6・蛇)をコード化している「赤い蛇」は、紋章コード番号が「5」。仕上げのゴッドファーザーシンクロを体験したのは「5(倍音)の月」の最終日。その日はKIN48(9・星)で、TさんはKIN108(4・星)。銀河の音の差も「5」だ。
ジョジョ第5部の主人公ジョルノ・ジョバァーナが「僕はギャング・スターになります!」と宣言するのも、星型の痣を持つのも、この文脈の中では偶然ではなくなる。これは「私たちが現実だと信じている世界も、特定の構造を持ったあるタイプの夢である」ことを示唆している。。。そう思わないかね?ジョルノくん。(D)
律動の月8日 4・戦士(KIN56)
人気ブログランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪