天真書法塾シャンバラ教室/世田谷美術館ギャラリー展

天真書法塾シャンバラ教室/世田谷美術館ギャラリー展Vol.1(2018.6/28~7/01)、大盛況のうちに閉幕いたしました。猛暑の中を約300人の方々にご来場いただきありがとうございました。

夏越の梅雨明け(6月の梅雨明けは初めてのことだそう!)と重なり、太陽は高く公園の緑は深く、天窓からの光あふれる空間に、出品者一人一人の命の書を展示させていただくことができ、ご高覧いただいた皆さまには深く感謝申し上げます。

↑こちらをクリックなさると、すべての作品と作品図録をご覧いただくことができます。

会の主催者としてはこの展覧会を、見に来てくださる方々にとってはもちろんのこと、天地自然すべてへの捧げ物と位置づけ、神殿のような清々しい空間の出現を願いながら大切に準備を重ねて来ました。

「作品に魅了されちゃってね」と連日バスを乗り継いで来てくださった方、「いやー、今日は目が開いた!いいものを観せてもらった。」とおっしゃった90歳の男性、きれいー、もっと見たいーと駄々をこねていたちびっ子たち。解説図録をもらってもいいかと遠慮がちに問われた美術館ガードマンの方、「一週間この展示を毎日見ることができて幸せでした」とわざわざ言いにきてくださった美術館セキュリティーの方 etc….関係者からの賛辞や批評も当然有難いことですが、関係者以外の方々からこのような言葉をいただけたことも、大変励みになることでした。

一方、出品者にとっては、この展覧会の空間に自分が心を込めて制作した渾身の作品を展示し見ていただく機会であるとともに、作品制作の苦楽を共にしている道友たちの作品が一堂に集まる、年に一度の特別な時空間です。シャンバラ教室ソロで開催する初の作品展。道友どうし言葉を超えた交流が豊かに育まれる場でもありました。この味わいは展覧会出品者にだけ与えられる恩恵なのかもしれません。

今後も皆で稽古に励みますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
天真書法塾シャンバラ教室

山岡鉄舟の命日より130年後の7月19日に書く。(L)
宇宙の月23日6・風 KIN162