「キングフィッシャー」一撃で目指す情報に到る技
近所の河原にはカワセミ(翡翠)がいて、時々その美しい姿を目にすることができるのだが、機に恵まれれば狩りの瞬間に出会える事もある。空中から一撃で小魚を捕獲する様は実に見事で、感動的ですらある。トップ画は、その瞬間をイメージして昨年書いたその名も「翡翠」という作品だ。
ところで、私にはちょっとした特技がある。何か調べ物をしようとして本などを手にすると、目的箇所を1ページの狂いもなく一発で見つけてしまえるのだ。あまりに正確で自分でも驚いてしまうのだが、その技が使えるのはパッと無意識的にやった時に限られていて、ちょっとでも狙う気持ちがあると上手く行かないのである。
従って、実用的とまで言えるかどうかは少々怪しいのだが、その頻度は思いのほか高く、実際に役立っているのは確かなのだ。しかし、私にとって、実は役立つかどうかは大した問題ではなく、その技が成立する瞬間の体感や意識の在り方のほうに、より強い関心があると言える。
なぜなら、その時の状態を後から振り返ると、瞬間的にではあるが、極めて自然で滞りのない状態が実現しているのが分かるからだ。そして、もし、どんな状況でもその状態が実現できるようになれば、上記のような技だけではなく、人が潜在的(かつ本来的)に持っている多様な能力も活用できるようになるかもしれないからだ。
しかし、それを狙ってしまうとその状態から遠ざかるというのが、何とも悩ましいところ。そこで、今回、その状態になった時の記録を辿ってみる事にした。記録はその時の感覚と無意識レベルで繋がっていると思えるからだ。
あくまで記録可能だったものだけに限られているが、ある程度意識的にツイッターにメモするよう心がけていたお陰で、過去数年分の記録から具体的事例を拾い出す事に成功した(ツイログの検索機能を活用)。以下、最近のものから順番に列記してみよう。
2019.8.29(KIN48)
Lが「確かあれはこの雑誌のどちらかに漫画で出ていたはず」と言いながら一冊を手にして探している。そこで「どれどれ」とか言いつつ残ったもう一冊を手にして、パッと開くと、またまた一発で目的のページへ!
2019.8.24(KIN43)
拙著『天地人々ワレ一体』で「YOUは何しに日本へ?」について書いた所を確認しようとして、またまた一発で目的の頁を開く技が発動!しかもイタリア旅行ともリンクするそのタイトルがP186に書かれていたのが驚き。私の道筋がKIN186(ダ・ヴィンチ)だったG6月にイタリアを再訪して来たばかりだ。
2019.7.8(KIN256)
明日のブログの確認で『「天地人々ワレ一体」宇宙ととけあう究極の心法』の中の鵜戸神宮奉納について書いた場所を探そうと、パッとページを開くとまたまた1ページの狂いもなく該当箇所(P208)が出てきて自分で驚く。何しろその頁は「一方の鵜戸神宮は」から始まるのだ!
2019.4.7(KIN164)
今日はホゼが育った場所の事を調べようとして『2012年への進化 ホゼ・アグエイアス伝記』を手にして、また昨夜と同じ「一発で目的の情報に到達する技」を発動できた。2日連続は珍しいかもしれない。パッ開いたP24に全て書いてあった。最初の方にあるのは分かっていたが全部で446ページある本なのだ。
2019.4.6(KIN163)
『遠いトランから』という本の事がどこに書かれていたかを調べていて『新しい時間の発見』を調べたものの発見できず、『銀河文化の創造』を手にしてパッと開いたP301に、その本のタイトルとテレクトノンの関係という、私が求めていたものが一瞬で見つかった。
2017.9.25(KIN125)
剣武の「華厳賛歌」演武で使われたエンヤの曲がわからず、家にあるエンヤのCDを全て聴くも発見できず。結局、ユーチューブでこれかな?とテキトーに選んだら一発で見つかった。嬉しい(笑)。私の得意技の一つだが、これが決まると爽快なのだ。https://youtu.be/0fuRWL82Ki0
2016.8.18(KIN242)
途中、赤チームでシェアをしていた時、隣の方の誕生キンを聞き、手帳のその日付に何が書いてあるかを見る事を、その場でやってみせようとして、昨年の手帳を手にしてパッと開いたら、一発で、その日付のページが出て来た。今や日常茶飯の出来事にしか過ぎないのだが、それでもやっぱり驚きがある。
2016.2.22(KIN65)
書店でウンベルト・エーコの『プラハの墓地』を手にしてみた。奥付けを確認すると、やはりアマゾンの表記(2/22)とは違って2/26(KIN69)。今日が80歳の誕生日の青木先生(&丸山・吉田両師範)とプラハで演武したのは2012.6.9(KIN12)。
『プラハの墓地』の中で「プラハ」の文字が入る章は、12章(P228=114×2)だけだった。目次でそれを確認してから、全部で530ページ以上あるその本をパッと開いたら、また一発でそのP228が開いてしまった。客観的証拠は無いが、どの位の頻度で体験しているのか、メモだけしとこう。
2016.2.14(KIN57)
セント・ジョンズ・カレッジの事はもちろん知っていた。割と小さいカレッジだとの事。帰宅して、再度、ホゼの伝記をめくり、P211より少し前のページに戻ると、まさに、そのカレッジでの出来事がより詳しく書かれたP179を一発で開いてしまった。付箋だらけの本でそこには付箋は無いのにだ。「1987年7月26日、ホゼはセント・ジョンズ・カレッジであふれる聴衆を前に、銀河文化の到来を公式に発表するために講演を行いました。」(『2012年への進化 ホゼ・アグエイアス伝記』P179より引用)
2011.5.8(KIN135)
ある記事を読んで『宇宙エコロジー』(B・フラー)の「失敗の神秘」という項目を思い出して、パッとその本を開いたらまさにそのP118!実はこれ、私の特技のひとつ。
何と、8年前まで遡る事が出来た!そして、その時点で既に「特技」と書いていた事に、また驚いた(笑)。いずれにしても、これはもうスタンド能力と見て良いだろうという事で、「キングフィッシャー」(カワセミの英称)というスタンド名にする事にした。これが、冒頭にカワセミの話が出てきた理由である。(D)
月の月9日 11・犬(KIN50)
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