「タウ十字」と「風の紋章」から『テレクトノン』へ

13の月の暦(ドリームスペル)』では、新しい260日が始まって2日目の「白い風」の日。ちょうど22日前の6/22(KIN240)に訪れたアッシジ(イタリア)で手に入れたのが、写真の「タウ十字」です。

付属の説明用紙には「TAUの十字架は、ヘブライ語のアルファベットの最後の文字から命名され、それはタウと発音され、しるし(印)を意味します。」と書かれていましたが、もうちょっと詳しい解説がないかと検索したところ、こちらのサイトで以下のような説明を見つけました。

「キリスト教においては、アッシジのフランシスコが自分の修道会においてこの十字を採用しました。タウの意味は、真実、ことば、光、善に向かった心の力と強さ。タウは、二本の線、水平線と垂直線が一点に集中することで、つまり天と大地、神と人間の合流を意味します。聖フランシスコのタウには、三つの結び目のついた紐があり、それは三つの神への誓い、つまり清貧、貞潔、従順を表しています。」

また、世界大百科事典では、以下のような解説もなされているようで、エジプトのアンクに由来が求められるというのは、大変興味深いところです。

「正十字の下方の線が長く,上方の線が欠けているT十字,またはギリシア文字のT(タウ)と同形なのでタウ十字(またはアントニウス十字)とよばれるもの。この十字の起源は,上方に円形の取手のついたエジプト十字(または柄付き十字crux ansata)にあるといわれ,エジプトでは,生命の象徴アンクankhとして神,王,神官などの手に握られていて,不死の生命を与える護符としての機能をもっていた。」

さて、この「タウ十字」、見た瞬間に似ているなと思ったのが、パレンケで目にした「風」の紋章でした。『13の月の暦』の「白い風」は、舌を出したような図柄が採用されていますが、パレンケでは「T字」が「風」の紋章で、有名な「風の塔」だけでなく、「碑銘の神殿」や「宮殿」にも「風」の紋章が見られました。

写真は20年前にパレンケを訪れた時に撮影したもの。これだけなら、単に「形が似ている」だけの話になるのですが、パレンケを舞台にした銀河ツール『テレクトノン』誕生の背景も知ると、ちょっと事情が違って来ます。『テレクトノン』の誕生には、『遠いトランから』という小冊子が深く関わっているのですが、この小冊子についてホゼ・アグエイアス伝記『2012年への進化』には、以下のように記されているのです。

「この本には、タウ・セティ(トゥラン)という星からの旅人たちがたくさん登場しますが、この人たちは宇宙船(スペースシップ)ではなく、時間船(タイムシップ)で旅をしていました。」

トラン、トゥラン、トゥーラーンについては、以前【亀が誘う遥かなるトラン】という記事にも別な切り口から触れていますが、今回は「タウ」がパレンケに直結する『テレクトノン』に絡んで出て来たところに面白さがあります。

というのも、アッシジを訪れた3日後のKIN243(6/25)に、大阪アマントでのテレクトノン発掘配布会の開催が決まったからです。アッシジで「タウ十字」に出会い、それがパレンケの「風」の紋章に似ていると思っていたところに、パレンケと直結する銀河ツール『テレクトノン』配布の流れがやって来る。それも、ずっと待ちわびていた機会がようやく巡って来たというのは、私にとってとても象徴的な出来事でした。

さらに、その6/25は、サグラダファミリアを設計したガウディ(KIN128)の太陽暦誕生日で、生誕167年周年のタイミングでした。【時間船としての聖家族贖罪教会】に書いた通り、私はサグラダファミリアを象徴的な「時間船」だと思っているので、この繋がりにも深い意味を感じています。

長らく眠っていた『テレクトノン』が解放されるタイミングとシンクロして手にする事になった「タウ十字」。その出来事がタウ・セティという星からの旅人の事を想起させたのは、偶然ではないと私は思っています。おそらく、来週、大阪で出会う人々は、その旅人たちとどこかで関係しているか、同じ時間船でやって来た仲間なのでしょう。そう考えてみるだけでも、楽しくなります。(D)

宇宙の月18日 2・風(KIN2)

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