みよこみよこさんによるカバー絵と地球家族の縁
書店で本を手にしてみるかどうかは、カバーデザインやタイトルにかかっていると言っても過言ではない。はっきりとした目的を持って本を探している場合や、特定の作家のファンである場合は違うかもしれないが、「面白そうな本でもないかな〜」というモードで書店をブラついているとしたら、カバーとかタイトルは無視できない引力として働くように思う。
実際、私が『13の月の暦』に捕まってしまったのも、『時空のサーファー』という本のタイトルと、斬新で美しいカバーに惹きつけられたからだ。もっとも、それはあくまできっかけであって、せっかくカバーに惹かれて本を手にしてみても、内容に魅力がなければ、棚に戻して終わりという事になろう。従って、手にしてもらった後は著者の責任である。
しかし、企画出版という形態において、本のカバーやタイトルを著者が自由に決められる訳ではない事は【『天地人々ワレ一体』と日本の神々】にも書いた通りで、手にとってもらえるかどうかに関わる肝心のポイントには、著者は関われないのである。だが、出版社との関係性や状況によっては、それが可能となるケースもゼロではない。
例えば、私は中央アート出版社から3冊の本を出させて頂いているが、その2冊目の『マヤのリズム』は、カバーもタイトルも全て希望通りになった奇跡の一冊であり、3冊目の『霊性のアート』もそれが実現した稀有なケースであると言える。
もちろん、自費出版だとかデマンド出版等にすれば自由度は上がるだろうが、自分でゼロからイメージ通りのカバーデザインができるのかと言うと、そんなに簡単な話ではないし、企画出版では装丁の専門家に話が回るのが一般的で、著者がデザイナーやイラストレーターを指定できるケースはあまり無いのではないかと思う。
中央アートさんの場合、編集者の天野さんが私の提案を受けて故・吉開社長に話をつけて下さった事や、その時点でイラストレーターのみよこみよこさんが、既に各種媒体にイラストを提供していた実績等もあって成り立った話であり、人の縁とタイミングが見事に噛み合った結果であったとも言える。
おそらく、あの瞬間のあの組み合わせでなかったら実現は不可能だったに違いない。そして、何故、それが可能になったのかは、この2冊に関わった社長、編集者、イラストレーター、著者の全員が『13の月の暦(ドリームスペル)』における「地球家族」として共鳴していた事と関係していたのではないかと、私は勝手に思っているのである。
吉開さん(出版社社長) KIN101(10・竜)
天野さん(編集者) KIN126(9・世界の橋渡し)
みよこさん(イラスト) KIN101(10・竜)
小原大典(著者) KIN241(7・竜)
ご覧の通り、吉開社長とみよこさんは全く同じKINで、私も含めれば3人が「赤い竜」という極端な組み合わせ。天野さんを入れても、全員が「基本の地球家族」という共通項で響いているチームだったのだ。ちなみに「地球家族」は5種類あるので、適当に集めた4名全員が同じ「地球家族」になる確率はかなり低い。
もちろん、こういう関係になっていたのが判明したのは執筆途中の事で、狙ってメンバーを選んだりした訳ではない。だからこそ、かえって個人の意志を超えた「銀河的な意志」というものを感じてしまうのである。「運命の道筋」まで辿ると、さらにその思いは強くなるのだが、長くなるのでまた機会を改める事にしたい。
最後に少しアナウンスを。みよこみよこさんとクリカとのコラボで制作している「13の月の暦タイムスコア」(白い磁気の魔法使いの年版)が間もなく完成する。その発表を記念して、二子玉川で原画展とスペシャルイベントが開催される。
★「13の月の暦タイムスコア」イラスト原画展 5/31(金)〜 6/30(日)
★スペシャルイベント「地球の魔法使いへの道」 6/8(土)15時〜17時
みよこさんから、制作秘話を直接聞きながら、暦ユーザーと交流できる特別な機会をぜひ活用していただければを思う。(D)
スペクトルの月17日 10・蛇(KIN205)
人気ブログランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください!