シームレスな生きた時間

ものごとの全体像や関係性よりも、ブツ切れになったパーツ毎の理解や逐次処理の速さ（要領の良さ）を求められる分裂的教育を受け続けて来た私達は、無意識レベルで部分積み上げ型の学習パターンを刷り込まれている。

実際、世にある多くの学習プログラムは、「初級→中級→上級」とか「レベル1→2→3」といった形で提供されているし、受講する側もそういう形式になっていた方が無意識的に安心するようだ。きっと、その方が「学んだ気」にもなれて、カリキュラムを終えた時に、何かをマスターしたかのような自信もつくのだろう（修了証等を心の支えにする人も多い）。

しかし、『13の月の暦（ドリームスペル）』はシームレスな（切れ目の無い）生きた時間をそのまま、あるいは統合を失わない状態で様々な切り口から扱う事を意図したツールである。

従って、まずボンヤリとでも良いから”全体像”を掴まないと、本質的な理解には至らないのである。部分の意味を固定した「死んだ標本のような時間」をいくらかき集めても、「流動し変化する生きた時間」にはならないのだ。

この大前提を土台にして初めて「全く新しい時空」への参入が可能となる。そして、シンクロニシティに満ち溢れた驚くべき世界はそこから始まるのだ。