ティミの街角で2

〜ティミのお散歩の続きです。前回のお話はこちらへ〜

ティミは古からの陶芸職人の街。寺院から続くなだらかな階段を登り丘の上に出ると、「ティミセラミクス」の看板が。工房を覗いてみることにしました。

工房とショールーム。私の後ろに写っている赤いスカーフのマネージャーが案内して下さいました。

お話を聞いてみると、こちらの会社はネパール国内の需要だけでなく、欧米や日本など海外からのオーダーを受けて、モダンなデザインの製品を作っているそう。(ティミセラミクスで検索すると、日本のフェアトレードのお店の画像がたくさん出てきます。)しかし、作り方や素材はティミの伝統に則り、今でも一点一点職人さんによる手作り。王道ですね。

中庭でゆっくりお皿を天日干し。

一点一点、マグに取っ手を付けています。

工房:いろいろな形のサンプルが沢山!

工房:サンプルには日本の急須も!

工房:ずらりと豊かな釉色見本。

こちらで焼くそうです。

千手観音?特注のお香立て。

こちらも特注。リトルブッダ様たち

建物最上階のショールーム&ショップ。個人のお客さんを対象にしているものではなく、特注や商談に対応するスペースのようです。この日は私たち貸し切り(笑)。

と、ここで驚くべきシンクロが!滞在先のゲストハウスで使われているマグと同じ形を発見〜〜〜〜〜!

ゲストハウスのマグカップ。大ぶりで肉厚。コロンとした台形がなんとも可愛い。特に、光沢のある釉色が爽やかで気に入りました。冬のチャイにぴったり。

実は私はこのマグが「とてもとても好き」になってしまい、毎朝このマグで熱いチャイを頂くたびに「一体ネパールのどこで手に入るんだろう?これ欲しいなあ、でもきっと外国製なんだろうなあ」と思っていたのです。が、ところがまさか、ふらりと訪れた先で出会えるとは!

マネージャーの女性に「滞在先のマグと同じですよ!」とゲストハウスの名前を出すと「えっ!ボダナートのですか?それ間違いなくうちの製品です、オーダーいただいてこの工場で作っているんです!」と彼女もびっくり。そして満面の笑み。

ショールームには、残念ながら希望色の在庫が無かったので購入を控えましたが、かわりに小さなボウルを手に入れました(帰国後、我が家でヘビロテ中であることは言うまでもありません)。私の中の「とてもとても好き」になる感覚よ、いつも面白いことに出会わせてくれる魔法をありがとう。(L)

律動の月6日 2・魔法使い(KIN54)

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