ナポリを見て死ね(2)カフェ・ガンブリヌス・空間のポージング

イタリアでは空間さえもポージングしている、と感じるのは私だけだろうか。まるで大見得を切るようだ。

ナポリ=下町のイメージが強く持たれているけれど、いえいえこんな老舗カフェが息づいているのだから、やっぱりナポリは驚きに満ちている。

このカフェは、エスプレッソ発祥の地。奥まったスペースに何があるのだろう?と見に行くと、突然こんな風景が!ドルチェのケースはわざわざ円形に設えられ、放射状に並べられたドルチェが立体曼荼羅の如くポージングしている。機能優先に考えるのなら、こんなことは全然しなくて良いはず。でもそれをするのがナポリなのだ。もう。

あまりの美しさに思わず声を上げた時、カフェのおじさんが見せた「そうだろう、そうだろう」と言いたげな勝ち誇った顔が忘れられない。(写真右手にお顔が小さく写っています)

こちらは、テーブル席のスペース。どこに目をやっても絵になる。

この老舗カフェは敷居も値段も高いようにように見えるけれど、実はエスプレッソをカウンターで立ち飲みするなら1ユーロ、テーブルに着いても3,5ユーロほど(やはりナポリプライス❤️)。

ナポリに行かれたら、空間と勝負するつもりで、ブリブリに気取って行ってみてください。( L)

★カフェ・ガンブリヌス(Gran Caffe Gambrunus)
住所:via chiaia n. 1 – piazza trieste e trento n. 42- 80121 napoli
公式サイト:http://grancaffegambrinus.com/

暑さの中を延々歩き疲れた私たちは、もちろんテーブル席に直行。各々、生絞りオレンジジュース、アイスコーヒーとアイスカフェラテ。そしてドルチェという、あたま朦朧で食べ過ぎコース。次回は絶対エスプレッソをカッコよく立ち飲みしたい。

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