星の記憶を持つ少年、瞑想の中で故郷に帰る
『13の月の暦』の大晦日に当たる「時間をはずした日(G7/25)」、1年に感謝し世界の平和を祈る瞑想を、天真体道瞑想クラスで行った。この日の参加者9名の中には、9歳のHくんとそのお母さんも含まれていた。
下手な大人よりもずっとしっかりとした挨拶ができて、他の参加者ともごく自然なコミュニケーションが取れるHくんは、ワカメ体操の組手でもそれをそのまま体現していたし、20分近い瞑想の時間も集中しきっていて、いちいち感心させられてしまった。数日後、お母さんから届いたメールに興味深い事が書かれていたので、それをそのまま以下に引用させて頂こう。
“場に入って始まる前からすぐに、「今日は来て良かった。」と言っていました。とっても楽しかったと言っていて、中でも瞑想が特に楽しかったそうです。先生の声も聞こえないくらい深い瞑想だったようで、最後の10秒のカウントで聞こえてきたと言っていました。”
”遥か昔にいた星の話を、以前からよく私にしてくれるのですが、瞑想の間はその星で楽しく過ごしていたそうです。クリスタルもキラキラになったねと言っていました。 ”
「瞑想の場にクリスタルを置くと綺麗になる」という現象に気付いた私は、それ以降、希望する参加者には石を持参するよう案内するようになった。後日、私よりもずっと前に、野口晴哉氏が同じ現象を発見していたのを知った事も含め、その経緯は『霊性のアート』に詳しく記してあるが、子供の率直な感想を聞けたのは、ありがたい事だった。
満月の8/15(KIN34)に行われたクラスにも再び親子で参加してくれたので、少しお母さんと話をした。最初の頃は空想かと思って聞いていた「星の話」が、実はそうでも無いのかもしれないと思うようになったのは、それなりに一貫したものがあるから、というような事を話して下さった。
もちろん、それをもって私が「星の記憶」について何か言える訳ではない。ただ、仕事柄、胎内記憶や過去生記憶を持つ子(あくまで本人の主張によるものだが)、あるいはそのご家族に会う機会が比較的多い私にしてみれば、そんなに突拍子もない話ではないし、簡単に否定したり肯定したりせず、注意深く話を聞いて、丁寧に扱いたいケースではある。
この日(8/15)の瞑想でも、Hくんは面白い体験をしていて、「3つも星を周り、先生の声は6、7カウントくらいまで聞こえて来なくて、ギリギリに戻ってきた」との事。ただ、これも後日メールでお母さんが伝えて下さった事で、その場で「今日もどこかに行ってたの?」と私が聞いても、Hくんはちょっとはにかんだだけで、明確には答えてくれなかった。
そして、3回目となった8/27(KIN46)。開始時間より早めに到着したので、「Hくんが昔いた星ってどんなところ?」と聞いてみると、ホワイトボードに絵を描きながら説明しようと試みてくれるのだが、途中で「うーん、どうやって伝えたらいいのかなー」と悩んではそれを消して、また別な絵を描き始めるという事を何度か繰り返しているうちに、開始時間となってしまった。
開始時に「今日も星に行けそう?」と聞いてみると「今日は無理かもしれない。疲れてるから…」と自信なさげ(笑)。しかし、私はそこに却ってリアリティを感じたのであった。そして、天真柔操から天真五相、ワカメ体操と進んで、最後に15分くらいの瞑想。が、Hくん、目覚めの号令をかけても、椅子の上で胡座をかいたままスヤスヤ眠っている。といっても、姿勢は殆ど崩れず真っ直ぐのままだし、ある意味、自己分析通りなのがスゴい。
そのまま外に出ると危ないので、声をかけて起こし、覚醒のための天真五相を大きく行って終了。この日は、以前、横浜ナディアのクラスに参加して下さった方が1年ぶりくらいに参加して下さっていて、Hくんの話にも興味津々の様子だったが、どうも「星の話」は恥ずかしさが伴うようで、その星には名前もあるらしいのだが教えてはくれないし、お母さんにまとわりついてごまかしてしまうのであった。
ただ、お母さんによると、その星での暮らしはとても幸せだったという点と、そこにはお母さんはいなかったという点は一貫しているとの事。そして昨日、またお母さんからメールを頂いたので、そこから引用してみたいと思う。
”面白いなと思ったのは、瞑想では、前から話してくれていた星が進化していたそうです。それが昨日ホワイトボードに描いて話していた星です。進化した星では初めて過ごしたそうです。色々な建物が建っていて、中心に塔があり、筒の中をUFOみたいな何かが通っていたそうです。”
これは、8/15の瞑想中に3つ周った星のうちの一つが、前から登場するいつもの星で、それが進化していたという話である。そして、8/27のクラス開始前にボードに描こうとしてくれていた絵の説明でもある。最後に、夏休み中、3回続けて参加してくれた天真体道瞑想クラスに対する感想も添えられていたので、そのまま引用させて頂こう。
”体操は気持ちよくて楽しくて元気になり、瞑想は楽しい。天真五相は気持ちよく、ワカメ体操は押すのは楽しく、押されるのは気持ち良い。声を出すのは、疲れが飛んで行って元気になりスッキリする。”
一緒に参加して下さっていたお母さんご自身も、同じような感覚を味わって下さっていたとの事だが、この感想が決してお母さんに促されて口にしたものではなく、Hくん自身の実感だったであろうことは、直接クラスで様子を見ていた私と、実際に組手もしたLが同意する点である。
あと少し補足する事があるとすれば、私とHくんとの付き合いは意外と長いという事だ。実はお母さんのお腹の中にいる頃から「時空のサーファークラス」にも参加していて(実際はお母さんが参加していた訳だが)、言葉が喋れるようになると、お母さんに暦の使い方を教えてあげたりするようにもなっていた事は、書き添えておきたい。確かに、よく理解しているのだ。
そして、ウォーターセラピー(波動測定)でも、リクエストを自分の言葉ではっきり言えたり、びっくりさせられる事が多いのである。ご両親の育て方とかご家族全体の関係性も素晴らしいのだとは思うが、生まれながらに成熟した魂を持っている子供も、実際にいるのだと思う。また、一緒に天真体道瞑想が出来るのを楽しみにしつつ、星の日の記録を終えるとしよう。(D)
*トップ画像は「時間をはずした日」に使った「レーリヒ平和の旗」(アグエイアス夫妻から継承したもの)で、開催日のKIN13にちなんで13匹の亀も参加した。13×13=169は、その年の元旦「赤い宇宙の月」でもあった。
月の月7日 9・星(KIN48)
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*直近の暦クラスの予定は以下の通り
★9/23(日)「13の月の暦」「テレクトノン」
★「13の月の暦とマヤ暦の大基本」 初心者必読
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