発酵場を創るエンバランスのプラスチック(KIN69)
最近、我が家では「エンバランス」というプラスチック(合成樹脂)製品が流行っている。四半世紀前から波動や氣の世界に携わって来た私にとっては馴染みのある製品だったが、実際に使うようになったのはここ1年くらいのこと。きっかけは、およそ1年前の味噌仕込みにあった。
Lがリサーチして、味噌作りの材料を購入するようになったマルカワ味噌さんが、仕込用の容器として薦めていたのだ。取り扱い商品はもちろん、サービスも素晴らしいマルカワさんがオススメしているものなら、きっと良いに違いない。そう考えつつも、エンバランスについては特に知識がなかったLは、私に意見を求めて来た。
古巣のIHMでも扱われていて、評判も耳にしていた私は「いいものだと思うよ」と回答。かくして、エンバランス容器での味噌仕込みが始まった(メルマガ参照)。そして一年、先にホーロー容器で作っていた手前味噌も十分美味しかったが、それに比しても明らかに違うまろやかな旨味があった。「気のせい」で済ます事ができないほどの違いに、私たちは興奮した。
もう一つ、別な驚きもあった。エンバランス加工されたポリエチレン製のチャック袋で野菜を保存すると、ものすごく長く新鮮な状態でもつのだ。既に長く活用している(&クリカで扱ってもいる)「ミラクリーン」とその応用製品(*)を通じて、同じような効果を体験して来てはいたが、今回の驚きは「見た目、ただのポリ袋」という所。
普通の保存用ポリ袋と外観的には同じなのだが、鮮度保持状態は全く異なるし、味も確実にまろやかになるのだ。そして、今回このブログを書こうと思ったのは、袋を洗って乾かす時にLがある発見をしたからだった。通常のポリ袋とエンバランス加工ポリ袋を洗って乾かしておくと、通常のものは比較的すぐに乾くのに、エンバランスの方はなかなか乾かないというのだ。
そこで、袋をよく見てみると、水滴が流れ落ちることなく長くその状態を保っている。蒸発しにくいだけではなく、水滴がベチャッと潰れていないのだ。水の研究にそれなりに関わって来た私は、ここに秘密があると感じた。おそらく、生ものの長期保存と水の表面張力保持状態には関係がある。そして、水滴の中では水分子の適度な運動性も保たれているはずだ(腐りにくい背景として)。
ちなみに、エンバランス加工された「新鮮チャック袋」は、複数枚入りで税込1000円以下。その上、「洗って何度もご利用ください」とわざわざ書いてある。これだけ素晴らしい機能を持つ製品、売らんかな精神の会社だったら値段ももう少し高くして、使い捨てを促すところだ。
実際、プリンターカートリッジ商法(交換インク代で稼ぐ)とか、少し前のスマホ本体無料商法(契約料金でガッポリ稼ぐ)など、世間では客をバカにしたようなインチキ臭いやり方がはびこっている。だが、ホワイトマックスという会社の心意気は全く違う次元にあるようだ。
「環境に対して「悪者」であるとするのは、 そんな風に扱っている我々の心なのだと想い、プラスチックの名誉挽回への気持ちが、 新しいプラスチック開発に繋がっていきました。」という開発物語からも読み取れるように、会社のあり方(精神)が製品にもそのまま反映されているのが実感できるのである。
実際、プラスチック(合成樹脂)というと「環境にとって良く無いもの」の代表のように扱われる事が多い。昨今メディアでよく取り上げられる「マイクロプラスチックによる海洋汚染」などもその典型と言えるだろう。しかし、その悪者と思われていた石油由来の合成樹脂が、発酵を促し、腐敗を遅らせる場を作ってしまうと言うのだから、この驚きは大きい。
もし、世界中のプラスチック類がエンバランス化されたら、仮にマイクロプラスチック化して世界を巡る事になっても、却って環境を良くしてしまうかもしれないのだ(事はそう簡単ではないかもしれないが)。それに、「静電気ケアされた服」にも書いた通り、衣類に使われる化学繊維だって、加工の仕方で全く違った体感になるのだから、衣料メーカーがエンバランス化された化繊を積極的に利用するようになったら、心身ともに健康な人が増えて、医療費も大幅に削減出来ると私は思う。
製品が良くても売り方がマルチだったり、やたらと高額だったり、何かしら残念な部分を目にする事が多い中、エンバランス製品はネットショップで普通に(代金的にも特殊ではないレベルで)購入ができるし、洗脳的だったり扇動的だったりするようなチラシも全く入っていない。そういう販売の仕方にも、私たちは感銘を受けた。
この記事も純粋に「嬉しい驚き」をシェアしたくて書いているのであって、私達は販売代理店でもなければ、アフィリエイターのような広告を目的にしている人間でもない、1エンドユーザーに過ぎない。それに、私達は誰かに指図されるのを不快に感じるタチなので、もし、「製品について良く書いて欲しい」等と頼まれたりしていたら、逆にそれをしない決意を固めていただろう。
エンバランス製品の最大のポイントは、一般には環境破壊因子の一つと認識されているプラスチック製品や化学繊維が、菌(微生物)に対して素晴らしい働きをする点にある。発酵型の菌に力を与え、腐敗型の菌を寄せ付けない「場」を生み出すその力は、殺菌とか抗菌という発想とは全く異なるものと言える。
善玉菌を飲むとか撒くとかではなく、それらが自然と集まり活性化する「場」を生み出す事こそが重要なのだ(特に長期的観点からは)。『霊性のアート』にまとめた通り(水の結晶実験やハイポニカ栽培等)、人の意識にもそういう働きはあるが、ポリエチレンのような合成樹脂にも同じような働きを持たせる事が出来る、というのが何よりもの驚きであった。
「水が情報を伝える」という前提で20年以上も仕事をしてきて、実際にその効果を目にし続けて来ているのだから、ポリエチレンが発酵型の場を創る情報を保持していても何もおかしくはないのだが、私の中に「化学的に生み出された合成樹脂」に対するマイナスの先入観があったからこそ、新鮮な驚きを感じたのかもしれない。
最後に、ホワイトマックスという会社の住所に関する数字シンクロをメモしておこう。サイトの情報によると、本社と工場の住所は下記の通りである。
本社:大阪府枚方市堂山1丁目1番25号 → 伊勢神宮125社、第125代今上天皇とシンクロ
工場:滋賀県甲賀市信楽町神山1328 → 13ヶ月28日の『13の月の暦』とシンクロ
また、会社の沿革に「2014年7月 第5回 大阪府倫理法人会 朝礼コンテストで優勝する」とあるのを思わず発見してしまったが、この倫理法人会とは、一般社団法人倫理研究所が運営する会で、倫理研究所理事長の丸山敏秋氏は「13の月の暦に替える平和の運動」に初期の段階で色々と協力して下さった人物でもある。
また、1996〜2000年に行われた「倫理プロジェクト」という暦を通じたテレパシー活性プログラムの名も、この倫理研究所に由来を持つものである。エンバランスには縁バランスの意味もあるとの事だが、見えない次元で繋がるこうした縁が、地球にとっての発酵場として働く事をイメージしつつ、この記事を終えたい。
追記:このブログは2日ほど前から準備して少しずつ書き進めたものだったが、UPしようと考えていたG4/17(KIN69)「プラスチックを消化分解する酵素、研究過程で偶然作製」というニュースが飛び込んで来た。あまりにタイムリーなのでここにリンクを貼っておく。
追記2:新たに導入したピッチャーの内面には、水滴ではなく空気泡が大量に付く。これは時間と共に増えて行くもの。大変興味深い現象だ(4/19、KIN71に追記)。