10-99の謎、後鳥羽院から小倉百人一首へ

今日は『13の月の暦(ドリームスペル)』のツォルキンでKIN99(8・嵐)の日(*)。この数字から思い出すのは、ちょうど「鏡開き」と「白い鏡」の日がシンクロしていた、ぴったり3週間前のKIN78(G1/11)の出来事だ。

KIN78は、KIN66から始まる「白い世界の橋渡し」のウェイブスペル(13日間)の最終日であるだけでなく、「パカルの特別な数字」というツォルキン唯一の特別な日でもある。紋章コード番号から78=13×6=「空歩く者」×「世界の橋渡し」と見れば、火星軌道と深い関係がある事も分かる。

さて、その日、何があったのかと言うと、国道246と都道11号がクロスしている近所の交差点で横断歩道を渡ろうした時、「10-99」という全く同じナンバーの車が、国道と都道それぞれの一番前に止まっていたのだ。

「88-88」とか「77-77」ならそれほど驚かないのだが、「10-99」というのはわざわざ狙って取るようなナンバーではない。それだけに、この完全な同期現象には驚きを感じずにはいられなかった。

その場で思い浮かんだのは、ジュエリーデザイナーの北村さん(KIN10)&荒木飛呂彦さん(KIN10)、『銀河のマヤ、聖なる時の秘密』編集者の豊島さん(KIN99)だったが、その組み合わせの意味は不明だ。「分からない時は、無理に意味づけしないで置いておく」という、経験から得た暗号解読の原則に従って放置を決めた。

すると、次のサインが3日後のKIN81(G1/14)にやって来た。『マイ・リインカーネーション』上映会の打ち上げとLの誕生祝いという事で、チベットレストラン「タシデレ」に行った時の事だ。Lがその時お店にいた人全員にひとくちチョコを配ったら、店主のロサンさんも「おかき」を同じように配って下さった。

その「おかき」には一袋ごと和歌が書かれていて、5人いたメンバーで互いに確認しあったら、全員違う詠み手のものだったのだが、私のは何と後鳥羽院の歌だった!しかも九十九番!【後鳥羽天皇の十三重塔と十六弁菊紋】に書いた通り、既に色々シンクロがあった後だったので、再び後鳥羽院がキタ事に驚きつつ、10-99もここに繋がっているのか?と想像が膨らむ。が、第81代安徳天皇とシンクロするKIN81(=9×9 )から99という線もあるので保留。

明けてKIN82(G1/15)、思えば第82代天皇は後鳥羽院である。すると前夜の九十九番がやはり気になってくる。和歌で九十九番とくれば、自然に思い浮かぶのは「小倉百人一首」だ。調べて見るとビンゴで、しかも、99番が後鳥羽天皇なだけでなく、100番は何と順徳天皇であった。つまり、平成最後の天皇誕生日にお参りした「大原の陵」に並んでいたお二人が、百人一首のラストを飾っていたのである。

だとすると246と11の交差点で「10-99」2台を目にしたのも、この二人の天皇の関係だと見るのが自然なのかもしれない。そもそも、その陵にお参りする事になったのは、剣武天真流本部師範の合宿&ミーティングが京都で行われたからで、KIN257(246+11)は剣武の稽古を始めた記念KINだし、KIN235(246-11)は剣武についても書いた『天地人々ワレ一体』の発刊キンである。そして、後鳥羽院は刀を打つことを好み、自ら焼刃も入れていた方だ。

百人一首の100番目を10×10と見るのは若干強引ではあるが、他の番号ではなく、99、100(10×10)と連続で来たこと、大原(かつては小原とも表記されていた所)にも隣り合って陵があること、そして、それらが繋がって感じられるくらいの期間に全てを体験した事から、自分としては「10-99」の謎は解けたと感じられた。小学生の時に覚えた数少ない百人一首のひとつが、順徳天皇の作だったと分かった事も、そう思えた理由の一つになっているのかもしれない。

最後に、82代後鳥羽天皇、84代順徳天皇、そして蝉丸の歌を添えておくとしよう。「10-99」を「百人一首の歌番号」と見るのなら、10番にも注目すべきだと思ったのと、ちょうどそれが、百人一首の中で自分が一番最初に覚えた蝉丸の歌だった事に、シンクロを感じたからである。

99.後鳥羽院
人もをし 人も恨めし 味氣なく 世を思ふ故に 物おもふ身は

100.順徳院
百敷や 古き軒端の しのぶにも 猶あまりある 昔なりけり

10.蝉丸
是れやこの 行くもかへるも別れては 知るもしらぬも 逢坂の關

(*)日本の一部でのみ通じる占い鑑定商法用にアレンジされた「マヤ暦」の殆ど全ては、この『ドリームスペル(13の月の暦)』に用語や概念をパクった”偽マヤ暦”である事は、既に「大基本」等を通じて繰り返して述べて来ている通り。

(*)順徳天皇G1197.10.29(KIN119)〜G1242.10.14(KIN149)

共振の月23日 8・嵐(KIN99)

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