スペクトルの魔法使いが出した魔術の虹
今日は『13の月の暦』で、11番目のスペクトルの月16日、白いスペクトルの魔法使い(KIN154)。「銀河の音11(スペクトル)」が月日で共鳴する「魔術の亀の日」。
私たちにとっては、結婚して二子玉川に住み始めたのが「白いスペクトルの魔法使いの年」でもあるので、KIN154にはちょっとした思い入れがある。加えて、KIN154は「13の月の暦タイムスコア展」で毎年お世話になっている二子玉川の人気カフェTime&Spaceの天才料理人・関塚さんの誕生キンでもある。
一時期に比べれば多少緩和されたような気もするが、ランチタイムは大抵行列していて、ちょっと出遅れるとその日は入店を諦めなければならない。ただ、今日は天気がかなり荒れていて時々雨も降っていたので、もしかしたらという淡い期待を抱きつつ、すっかり正午を回ったタイミングで訪れてみた。
流石に店内は満席だったが、幸い行列はしていなかったし、ちょうど入れ替わりのタイミングでもあったようで、殆ど待たずに入ることができた。加えて、案内されたのはお気に入りの奥の角席。今や、ここに座れたら「当たり」みたいな感じになっているが、1年ほど前までは大抵この席でお昼を頂いていたのだ。
さて、今日のランチのタラモサンド、8年通っていて初めて出会った新メニューだったが、単に新しいだけでなく、味も見た目も抜群なのだから、やはり天才である。今日はBGMもLが大ファンのプリンス(KIN60)だったし、「白いスペクトルの魔法使い」の関塚さんが自らのキンに生み出した素晴らしい新作サンドを、ベストな席で頂けて大満足であった。
結局、1日荒れ模様のお天気だったが、夕方所用で外に出た時には雨も上がっていて、西の空には雲間から黄金に輝く太陽が姿を見せてくれていた。神々しい感じがしたので、見晴らしの良いところに行きたいと、玉川高島屋の8Fデッキを目指して移動すると、交差点で虹が目に飛び込んで来た。そのまま急いで目的地へ。
だが、交差点でもデッキでも殆どの人が虹に気づいていないようだった。この空に何も感じないとは不思議である。最初、縦に一本だけ見えていた虹の外にダブルレインボウが見え始めたころ、親子連れが近くにやって来て、お母さんは西の壮大な空に反応していたが、小さな女の子はすかさず虹を見つけて「きれい!」と興奮していた。
更に、最初の虹は不思議な雲に途中で切断されたような形になっていて、目の錯覚か、その下部と上部で角度が違っているようにも見えた。途中、ぐんぐん虹の輝きは増して行ったが、太陽が徐々に傾き雲間に隠れて虹が薄くなって行くまで、しばらく光が生み出すスペクトルショーを楽しませてもらった。
「虹ハンター」の私としては、ダブルレインボウ&途中で区切れた珍しいタイプの虹を、スペクトルの魔術の亀の日、それも二子玉川に越して来た年とシンクロするKIN154(11・魔法使い)にゲットできたのは、かなり嬉しい出来事であった。
帰り道、241と11が合体したようなナンバー&「玉川ev11」とも書いてある赤い郵便車が止まっていたのでパチリ。どこまでもスペクトルだ。我ながら子供みたいな楽しみ方だなと思いつつ、大人になっても子供の感性を持ち続けることが、心身の自然性を失わないコツなのではないかと思ったりもするのである。(D)
スペクトルの月16日 11・魔法使い(KIN154)
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