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時間芸術学校クリカ「シー」
黄色い宇宙の種の年(2005.7.26 - 2006.7.25)

■時間をはずした日(G7/25)13・星 KIN208 「月への魔術飛行」(by D)

  「時間をはずした日」は、毎年、1年を締めくくる特別な日として、世界中の「13の月の暦」ユーザーに祝われている。私達も毎年違う場所で違う祝い方をしているが、今年は仕事の関係もあった上、単に1年という範囲に留まらない非常に大きな区切りだったので(※1)、魂の故郷、伊勢神宮にてその日を過ごす事にした。



※1 毎年の「(銀河の)音」は、ひとつひとつ増えながら13年かけて移り変わって行くので、『テレクトノン』が発表され、預言の7年が始まった「黄色い磁気の種の年(1993年)」からの13年間が今日で完了し、明日から新しい13年が始まる事になる。「色」まで組み合わせると、52年周期という面でも、明日からの1年が”一番最初”と言うに相応しい要素を持っている。何故なら「赤」も「1」も共に始まりを示すものであり、この組み合わせになるのは52年に一度しか無いからだ。また、『ドリーム・スペル』によれば、「猿の創世記」が完了し、「月の創世記」に入るこのポイントは、ツォルキンを26,000年のサイクルに置き換えた時、ちょうど5200年前頃に「時間が盗まれた」(→現行のカレンダーやピラミッド階層型社会システムの原形が誕生した)タイミングと同期する。ウェイブスペル(以下WS)からWSへの飛躍を「魔術飛行」と呼ぶが、ドリームスペル』の旅程盤においてそれが起こるのは20ヵ所、そのうち城から城への大きな飛躍は5ヶ所、さらに、創世記から創世記への飛躍となると3箇所しかない。中でも、KIN208から209へのジャンプは、人類が自然な時間と心を失う事になった(と言われる)上記のタイミングと深く関係しているので、最も注目すべき「魔術飛行」ポイントと捉えて差支えないだろう。しかも、今回は、朔望月のサイクルともシンクロして、新月の「時間をはずした日」を迎える事になった。

朝食をとりながら、
古事記の宇宙論(北沢方邦著)に目を通す。一つの物語の中に、宮崎とリンクする「ツクシのヒムカのタチバナ・・・」(P54 )と、大阪にリンクする「スミノエ(住吉)の三大神・・・」(P55 )という文が登場していて、あすわスペシャルにいらしていたKさんを思い浮かべた。宮崎→大阪という順番で暦のクラスに参加され、例題にも立候補して下さったからだが、こうして本の流れともシンクロするのが面白い。興味深い事に、大阪では昔から、天神さんをはじめ多くの神社で7/25にお祭が行なわれており、近所の氏神様も今日がお祭の様子。「時間をはずした日」なんて事を改めて言い出さなくても、自然とこのタイミングに「時間をはずして」いたのかもしれない。
 
名古屋行きの近鉄特急は、1号車11。西安の旅の頃から頻繁に登場しているKIN111(7・猿=私の反対のパートナー)や「1・猿(KIN131)」などが連想される。大和八木で賢島行きの特急に乗り換え、6号車4へ。八木の8も含め64の易の卦(コドン)が連想され、後ほど燃やす予定のアルマナック(『20の銘板』の実践に関係)の事などを思う。古事記の宇宙論を夢中になって読みつつ、パッと車窓に目をやると、ちょうど香具山が遠ざかって行くところだった。しばらく後で、香具山について書かれている部分が登場したので、興奮してページを確認するとP84前後(正確には83~88)と判明!読んでいる本と景色と座席(6号車4→6・種→KIN84)が見事にリンクしている事に、一人マニアックに感動する。
 
前日から伊勢入りしていたLと宇治山田駅で待ち合わせ、そのまま内宮へ(外宮は、午前中にLが代表でお参りを済ませてくれていた)。バス停からおはらい町通りに入った辺りで、「御木曳(おきひき)」という遷宮関連行事についての日程表が貼り紙されていたのでチェック。G4/12、6/11、7/23をそれぞれ13暦で見ると、KIN104(13・種→今年一年)、KIN164(8・種=銀河の同期→徹さんスペシャルセミナー)、KIN206(11・橋渡し→日本を解き放つ)などと読めて、「さすが、2013年に銀河と同期して遷宮されるお伊勢さん」と、二人して妙に納得する。この「御木曳」、昨夜Lがニュースで見て、初めて知る事となったのだが、簡単に言うと「遷宮に必要な代表的ご用材を神宮神域内へ運び入れる儀式」という事らしい。それだけなら、「なるほど」という事で終わるのだが、これが「木曾から運ばれてくる」という事を知ってしまうと話は違ってくる。何故なら、私達は年明け早々に、木曾御嶽山へ滝行に行く予定が入っているのだ!滝行自体、お誘いを受けて行く事になったもので、タイミングも場所も自分達で決めた訳ではないだけに、この繋がり方には、見えない流れを感じた。

 
普通、食事はお参りした後にするものだろうが、既にお昼を大分過ぎていたのと、厳しい暑さに耐えかねて、先に「すし久」で昼食を頂くことにする。ここで食事をしないと伊勢に来た氣がしないという位、私達にとっては馴染みの場所だ。ひと息入れて、いよいよお参りに。宇治橋のたもとには「御木曳」のノボリがはためいていて、一昨日の祭りの盛り上がりの余韻を残している。風日宮を経、正殿(東側)にお参りしてから、遷宮予定の古殿地(西側)前でしばし暑さをしのぐ。それぞれの敷地前の階段は、以前は38段と24段であったが、その後、東が39段になり、今回は西が21段へと変わっていた。だからどうという事もないが、数字マニアでお参りもわりと頻繁にしていないと気付けない事なので、参考までにメモしておく。お気に入りのパワースポットで、天真五相(新体道の型)をしてから荒祭宮へ。その後、御神楽を奉納してのご祈祷をお願いしたが、世間的には平日の午後という事もあって、広い神楽殿は完全貸切状態。この時、待合室で「御木曳」のニュースがビデオで流されていて、御用材が長野県側の木曾と、岐阜県側の裏木曾から運ばれて来る事を知った(どうやらスピコンの流れも関係ありそうだ)。

 
★宇治橋にて。伊勢は今、20年に一度行われるご遷宮(次回は2013年)に向けての本格的な準備に入り、五十鈴川は「お木曵」のお祝いムード一色!
 
万事滞りなく完了した事に感謝し、ご神域内で鶏と戯れてから、おかげ横丁での食べ歩きタイムへ。強烈な暑さも手伝って、冷えた甘酒やきゅうり、豆乳ソフトなどを食べあさる。日が少し和らいだ頃に、カメヤマロウソクで蓮のローソクを入手して五十鈴川へ。1年52週間に渡って記録してきた暦と易の卦を火にくべて惑星意識(あるいは4次元)に奉納する儀式を、今年はここでやる事にした(昨年は多摩川)。『20の銘板』において実践と呼べる部分は、週ごとに易の卦を瞑想していく事と、このアルマナックと呼ばれる記録を燃やす事くらいかもしれない。しかし、実際に『20の銘板』を手にした人でも、この儀式をやっている人は相当限られているように思う。やる事は単純なので、サーファークラスの中でも簡単にお伝えしたりはしているが、その意味合いや目的を理解する事なく続けるのは、まずもって難しいだろう。しかも、自分にとっては大事な儀式であっても、はた目には火遊びしているようにしか見えないのだから始末に負えない。下手に通報されたりしても困るので、大抵はコッソリ隠れるようにして燃やす事になる。

 
実はこの頃、複数の「13の月の暦」ユーザーとニアミスしていた事が後に判明した。気合の入った(というか2013年の繋がりを知ってたり、直感的に何か感じる)ユーザーなら、この日、伊勢にいる事は全然不思議ではないし、私達もそういう気配はビンビン感じてはいたが、結局3次元的には誰とも会う事はなかった。夕方、宇治山田から出発した特急は、巨大な窓の車両で乗客も少なかったので、名古屋までの間、暮れ行く広大な空を堪能させてもらった。名古屋からはのぞみ154号(=11・魔法使い=私達が伊勢で結婚の報告をした年)で一路東京へ。再び古事記の宇宙論を読みつつ、面白い発見をいくつかする。ひとつは、スバル(プレアデス星団)を構成する星のひとつマイア(西洋名)が、和名でホヒと呼ばれている事。かなりこじつけっぽいが、ちょうどマヤとホピの繋がりに再び注目していた所だったので、私は思わず唸ってしまった。もう一つは、この本が平凡社新書の248であるという事。KIN248は「1・星」であり、WSを始める日であるのに対し、今日は「13・星」でWSを閉じる日なのだ。まるで同じ「星」の紋章が、入り口と出口を同時に形成し、時空に特別なポイントを生み出しているかのようだ。しかも、『テレクトノン』においては、「星」の紋章は「猿」の紋章共々金星と対応する。こうしてみると、「猿の創世記」は、金星で始まり金星で終わるサイクルとも言える。そんな事を思いながらウトウトしているうちに品川駅についた。

リニューアルされた品川駅構内は、駅利用者の事が良く考えられた素晴らしい空間になっていて、私達は「SITAARA DINER」というカレーショップで遅めの夕食を頂く事にした。閉店間際にも関わらず混み合っていた理由が納得できる味(カレーだけ食べに品川に行きたい位)に舌鼓を打っていると、お見かけした事のある女性が声をかけて来られた。ナディアでの暦のクラスやBAで何度かお目にかっかっている方で、「時間をはずした日」のシンクロに感激して声をかけて下さったとの事。思いがけない場所での出来事に気を取られて、「銀河の署名」をお聞きするのも忘れたまま、「よい年を」などと挨拶してしまった。こういうタイミングでお会いするからには、何らかの繋がりが見出せる可能性が高かったのになーと思っていたら、帰宅後、掲示板に「銀河の署名」入りで書き込みをして下さっているではないか。お陰で、後々非常に面白い発見をした(※2)。帰り際、殆ど客がいなくなったお店を見回すと、このカレーショップの壁には、「太陽」をモチーフにした装飾品や絵が掛かっている事に気がついた。味も素晴らしかったが、お伊勢さん参りの帰りに相応しい場所で食事ができた気がして嬉しかった。
 
そして、同じフロアにあるお手洗いに立ち寄って、また感動。素人目にもなかなかイカしたトイレだなーと感じたが、インテリアコーディネートの専門家でもあるLが「ここは相当良く考えられている」言うのだから、やはりイカしたトイレと言って間違いないのだろう。ポイントは色々あるが、例えば、芳香剤の替わりにオリジナルブレンドのアロマが使われているなど、視覚以外の面でも新しい試みがなされていた。お陰で、今日は香のスペシャリスト、芳美さんのお誕生日(365日の)でもあるなーという事なども思い出していたが、こちらも後日、シンクロしていた事が明らかとなった(※2)。帰宅すると、プレアデス出版から、拙著増刷のお知らせメールが入っていたり、明日から始まる年と「銀河の署名」が一致しているTさん(KIN209)からの贈り物が届いていたり、「月の創世記への魔術飛行はこれで完璧」と思えるような一年の締めくくりとなった。こうした順調な飛行を経て迎える新しい年は、おそらく自分の想像など軽々と越えるような飛躍の1年、あるいは13年となるだろう。ひとつの時の輪が無事に閉じられた事に感謝しつつ、新しい輪の始まりを喜びと共に迎えよう。
 
※2 カレーショップでお会いしたMさんの「銀河の署名」はKIN177(8・地球)で、直前にあったKIN177まで手帳で遡ってみると、何とナディアで暦の勉強会をした日であった!さらに、同じ銀河の署名を持つ和製マヤン・デイキーパーこと開知くんは、この日、伊勢神宮でニアミスしていた事も判明!また、香のシャーマンこと並木芳美(KIN108=4・星)さんも伊勢神宮でニアミスしていて、この二人(開知くんと芳美さん)は、3次元的にも内宮の鳥居の前でバッタリ会ったらしい。「時間をはずした日」に伊勢にいる可能性が高い人々ではあるが、他に知人で伊勢神宮にいた人は今のところ見当たらないし、品川駅でのシンクロも合わせて考えると、4次元的な共時性秩序というものが確かにある、ということを実感できる特別な一日だったように思う。



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