時間芸術学校クリカ「シンクロニックダイアリー」
青い水晶の嵐の年(2004.7.26 - 2005.7.25)
時間をはずした日 ( KIN103 ) 「ロシアからの風」 (by D)
「時間をはずした日」は、毎年いろいろな形(きまったスタイルは無し)でお祝いをしているが、今年は多摩川の河岸で52枚のアルマナック(一年の暦の記録)を燃やして、感謝の祈りを捧げた。夕方からは、「文化創造を楽しむ会・ゆらび」主催のイベント「大いなるものへ」に 参加。ここで最後に演じられた音羽菊公氏らによる創作舞踊「天人羽衣」は、実に見事なものだったが、後でパンフレットの解説を見て、非常に面白いシンクロ を発見してしまった。今回演じられたものは、2003年9月13、14日、ロシアにおける日本年、サンクトペテルブルグ建都300周年記念祭に彼らが招か れ、シュヴァーロフスキー宮殿で初演されたものの再演だったのだ。サンクトペテルブルグと言えば、かのニコライ・レーリヒ(KIN204)が生まれ育った都市 である。気になって上記の日付を調べてみると、何と、初演された二日間は、バッチりKIN203、204にシンクロしているではないか!これは、4年前の 時間をはずした日→元旦にも対応する日付で、この年(黄色い太陽の種の年=KIN204)、ホゼはレーリヒの後継者としてアルタイに招かれていたりもする のである。レーリヒ生誕の地で、レーリヒ生誕のKIN(日)に演じられた「天人羽衣」が、4年前の「時間をはずした日」ともシンクロする形で再演されてい たなんて、あまりに出来すぎたお話である。
さらに面白いのは、「天人羽衣」で演じられているお話の舞台が、三保松原だった事である。明日からアルタイ至宝展(水晶の月「ベロボディアの輪」参照)が 始まる静岡県立美術館から、東に15キロ位しか離れていないところが舞台になっていると知ったのも、今日の公演を観て初めて知った事なのだ。ここまで繋が りが密接になってくると、ロシア、アルタイ、静岡の三つのエリアが、レーリヒとアルタイのシャーマン、そしてホゼによって、三つの円からなる「平和の旗」 のように結び付けられているのではないか、という気さえしてくる。3次元的な28日周期では時間をはずす日に当たる今日であっても、4次元的な時間は、そ の驚くべき共時性秩序をたゆまず私達に見せ付けてくれた。「時間をはずした日」も回転を止めないツォルキンの働きを、体感的に理解した一日であった。