魂の花開く初稽古

2022年の天真書法塾シャンバラ教室の初稽古は、昨日オンラインで行われた。

オンラインでのグループ稽古は教室生全員が出席可能なので、みんなが顔を合わせるチャンスでもある。現在グループ稽古は、月2回のリアル教室稽古＋月1回のオンライン稽古を行っており、稽古の構成・時間は両方ともほぼ同じ。

しかしながら、リアル教室稽古とオンライン稽古とでは、全く同じというわけにはいかないので、シャンバラ教室ではあるルールを設けている。それは通信コースを希望する方であっても、とにかく全員「初回稽古は必ずリアル稽古に参加していただく」こと。

そのことで稽古の回路を開く。お住いの場所がどんなに遠くても、例外は認めていない。実際の礼式、体操、瞑想、筆の持ち方など、本当に大切なところがオンラインでは伝わりにくい。というよりも絶対に無理である。

逆に、一度でも直接コンタクトしきちんとしたプロセスを踏んでから稽古をスタートすると、時空を超えたコミュニケーションが可能となり、通信オンラインでも全く問題は生じない。それを証拠に、シャンバラ教室から昨年初めて誕生した天真書法塾支部教室は、通信で学んできた下関在住の生徒が師範の審査に合格し、地元に開講した教室なのである。

ところで、今日のオンライン授業で、生徒のCさんが画面越しでも驚くほどの輝くオーラを放っていたので、「今日なんだかものすごくきれい❤️何かあったの？お正月ゆっくりリフレッシュできたせい？」と思わずきくと、「いや、それはさっきの体操と瞑想のせいです」ときっぱり。毎回稽古の初めに、Dの号令により体操・瞑想を丁寧に行っているが、彼女によれば、今日はなんだか特別で、自分の中心からお花が開いてゆくような、自分の指先を超えて意識が広がっていくような、今までにない新しい感覚が生じたという。

それは一つの悟りだったのだろう、彼女の顔は喜びに満ちていた。稽古という道を歩んでいると、時にお金では買うことのできない贈り物が魂に届く。なんとも幸先の良い2022年稽古始めであった。（L）

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