イエナプラン教育のシンクロニシティ

霊性のアート

KIN234(G8/5)、【「生徒の76%が移住者」入学希望が殺到する”長野県の小学校”の授業内容】というタイトルに引かれて、WEB上のその記事を読んでみた。

すると、以前から注目しているイエナプランという欧州発の教育法を取り入れている学校である事が分かった。私がその教育法に関心を持ったのは2013年の事。学校教育の現場で『13の月の暦(ドリームスペル)』の考え方にとても近い手法が取られている事を知って、その展開に期待したからだった。

それだけに、思いがけず目にした記事の中で日本での導入例を目にできたのは、嬉しい驚きであった。まずは上記記事から概要が記されている部分を引用してみよう。

イエナプランとは、子ども一人ひとりの違いや個性を尊重し、社会で自立しながらも、他者と共生できる人物を育てていくことを目指す教育の考え方である。2021年6月時点、日本でイエナプランを採用し、専門の機関から認定を受けている小学校は大日向小のみだ。

ところで、私は「これは素晴らしい!」と思ったもの、特にその時点で一般的な認知度があまり高くないものについては、できるだけ即座かつ積極的に紹介する事にしている。イエナプランについても、その情報を知った年に発行した『霊性のアート 心の豊かさを育む技』の中で簡単にではあるが紹介させてもらっている。

それで、その本のどの辺りに書いていたかを確認してみると、何と、イエナプランについて触れていたのは、その教育法についてのWEB記事を目にしたKIN234とシンクロするP234からであった!

当然、P234に書いてあったのは偶然で、KIN234にネット上の記事を目にしたのも偶然である。しかし、「意味ある偶然の一致」を意味する「シンクロニシティ」という言葉を生んだのが、KIN234生まれのC・G・ユングだと知っていると、これはとても偶然とは思えなくなる(ちなみに今日「赤い地球」のキーワードもシンクロニシティ)。

しかも、広島原爆投下76年を翌日に控えたタイミングで「76%」という数字を目にすると、特定の時と場所から届いたサインのようにも感じられるのだ。なぜなら、『霊性のアート』の中でイエナプランを紹介した直後に「日本でも一時期、文部省の先端的な実験教育として一部の学校で行われれいた」と記した教育法は、広島の公立小学校で行われていたものだったからだ(これについては『マヤのリズム』P192に具体的に書いてある)。

そして、上記WEB記事の最後は以下のような文章で締めくくられている。

2022年4月には、広島県福山市にイエナプランの公立小学校が開校する。大日向小は私立なので、公立小という点が、また違った意味をもつだろう。長年公立小で教鞭を執ってきた桑原校長は、「イエナプランの取り組みは公立小でも取り入れることは十分可能」と話す。自身も、町立の小中学校のみならず佐久地域の小中学校や高校ともコミュニケーションを図り、互いを参考にし合っているという。

『霊性のアート』に書いた通り、イエナプランについて調べると、結局、学校だけの問題ではなく、親の働き方を含めた社会全体のあり方が関係しているのだが、世界的な風潮としてあらゆる側面で多様性を認める方向に進んでいる現在、こうした大胆な教育改革はさらに進んで行くものと思われる。

そのプロセスの中で、からだを通じた霊性(知恵を思いやり)の開発がプレインストールされている天真体道などが取り入れられて行けば、地球が燃え上がってしまう前に何とか軌道修正ができるかもしれない、と私は期待しているのである。どんなに勉強ができ、討論やプレゼンが上手でも、他者への思いやりがない人(=過剰な富の集中状態に鈍感な人)が成功者としてもてはやされているようでは、人類に未来は無いのだ。(D)

磁気の月14日 3・地球(KIN237)

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