「テトラマ」720度のバイオスフィア(KIN240)
『13の月の暦』の最初の発表形態が『ドリームスペル 時間船地球2013の旅』という名の箱型キットであったことからも想像がつく通り、ホゼ・アグエイアスは「宇宙船地球号」という視点をもたらしたバックミンスター・フラーに強い影響を受けていた。
その関係性を知る前からフラーには関心があったが、邦訳された著作群を読む中で、フラーが他者に対してはじめて認めたデザイン・サイエンティストが梶川泰司氏だと知り、以降、氏の「犬のしっぽブログ」を読むのは私の日課の一つとなった。
新年最初の記事が「銀河新年 テトラマ(TETRAMA)販売開始」だったのを目にして手に入れたいと思いつつ、あっという間に日が巡って、テトラ(4)にシンクロするKIN238(4・鏡)になってやっと注文。新月の昨日KIN238(5・嵐)に届いて、ワクワクしながら早速作ってみた。
本体の構造はもちろん、梱包や送付方法も必要にして十分で美しい。同封の説明書に従って、一目で全地球(そして全宇宙)を同時に眺められる状態から、正四面体へと組み立てて行く中で、全方位720度の意味を味わう。
その過程で「720=240×3」という関係に気付いて、ブログには今日(KIN240)出そうと思っていた。しかし、フラーの誕生キンがKIN240だったのを思い出したのは、今朝になってからである。
テトラマに喚起されて『宇宙エコロジー』の巻末に付いているジオスコープを眺め、梶川氏の「あとがき」を読み直すと、『デルス・ウザーラ』とか美術手帖の編集長の事が書かれていて、記憶が刺激された。
ヤマザキマリの影響で黒沢明の『デルス・ウザーラ』を借りて来たのは、自分の「運命の道筋」がKIN81になった1ヶ月後の月の月18日(2017.9.9)。見終えたのは誕生キンの「反対のパートナー」のKIN111(9.11)だった。ちなみに、この映画が日本で公開されたのはKIN81(1975.8.2)である。
私の記憶違いでなければ、ホゼの『時空のサーファー』の翻訳者の一人は、元美術手帖編集長と同一人物のはずである。そして、私がこの本に出会ったのは、自分がKIN111の「運命の道筋」を歩んでいる時だった。組み立てて統合するプロセスは、記憶と意識の統合にも深く関与する。
共振の月9日 6・太陽 D