『TENET』と「時間を逆行するテレパシー」

「時間」がテーマで「241」がキーナンバーで出て来るという事で、KIN206(11・世界の橋渡し)の昨日、13:20から上映の『TENET』を観た。13:20型ツォルキンでKIN241生まれの私としては、上映時間からしてかなり盛り上がる場面設定だ。

キエフ、ムンバイ、ロンドン、オスロと小気味よく進行する前半は、流石に引力の効いた展開だったが、終盤はカーチェイスとドンパチだらけで個人的印象としては駄作の部類。設定と音響に凝りすぎていて、ノーラン監督の自己満足に終わった感が否めない。『インセプション』、『インターステラー』が相当面白かっただけに残念である。

時間の逆行をエントロピーの減少と見なすルールの一貫性が(おそらくはあえて)中途半端にされていたり、タイトル含めラテン語回文が巧みに散りばめられていたり、何度も見てはあれこれ語り合えるような作りにしたのだと思うが、そこまで何度も見たくなるほどの魅力は無かった。

それなら、普段自分が味わっている「時間体験」の方がよほど面白いし、この映画に関しても、内容そのものよりそこから派生した数字と時間の繋がりの方が、自分にはずっと面白かった。という訳で、以下はその観点からの自分メモだ。

KIN231のLが取ってくれた席はJ-11で、J=10と置き換えれば「10-11」で、これは「10・猿」(KIN231)。上映後外に出て最初に目にしたのは、31系統ナンバー186(4・世界の橋渡し)のバス。KIN186(4・世界の橋渡し)は現在Lの道筋で、KIN31(5・猿)は次の道筋。

私は今年の夏までKIN31(5・猿)の道筋を歩んでいたから、テネットのテーマである「時間の挟み撃ち」を、いきなり目にした気分だった。その隣に22-00の車が止まっていたのも、未来からのサインのようであった。そう思えるだけの符号があったのだ。

映画鑑賞前にクリカのインスタに投稿したのは、先に伊勢山皇大神宮で行われた天真体道(剣武天真流)奉納演武の会場だった。上映後のエンドクレジットが続いているとき、急に「TENET」を数字に置き換えたくなって、実際にやってみると「T(20)E(5)N(14)E(5)T(20)」。その合計は「64」。

それで電撃的に気づいたのが、伊勢山皇大神宮の住所と電話番号。住所は西区宮崎町「64」で、電話番号は045-241-1122。プルトニウム241の半減期は14年で、TEとETに挟まれる「N」を数字変換したものに等しい。

更に、テネットを観る前の夜、KIN241の私がUPしたブログは、同じKIN241生まれで天真体道(新体道)の大先輩でもあった近藤等則さんを追悼したもの。近藤さんや私の誕生キンがKIN241となる「13の月の暦」を提唱したのは、KIN11のホゼとKIN22のロイディーン。そしてKIN241はホゼの母エセルの誕生キンでもある。

加えて、私はホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻が易の「64」卦をツォルキンとリンクさせた銀河ツール『時間の法則の20の銘板』日本語版の制作世話人も引き受けている。だから「64」とか「20(T)」には深い縁を感じるのである。

そして、今日「青い水晶の手」(KIN207)は、2012年冬至から『13の月の暦(ドリームスペル)』のツォルキンがぴったり11回巡ったタイミングだった。サイ時間も「青い水晶の猿」(KIN51)なので、様々な次元で「水晶の円卓会議」が開かれた1日だったかもしれない。

ちなみに、「青い水晶の手」という表現が初めて登場した銀河ツール『ドリームスペル』と、それに続いて発表された『テレクトノン』は、アグエイアス夫妻がハワイに拠点を置いている時に生み出されたものだが、『ドリームスペル』で定義された惑星ホロンでは、ハワイ諸島があるのは「青い手」のエリアである。

Dream SpellよりPlanet Holon

また、「水晶」は『ドリームスペル』において「銀河の音12」に付された名前だが、『TENET』の舞台にはシベリアの「スタルスク12」という場所も登場する。ホゼがシベリアのノボシビルスクにある研究所と行ったテレパシー実験の内容は、天真体道の青木先生が日本の放射線医学研究所と行ったテレパシー実験の様子と共に、拙著『霊性のアート』P117から始まる「時間を逆行するテレパシー」という節の中で紹介している。

伊勢山皇大神宮は青木先生のご自宅のすぐ近くにあり、天真体道が生まれたのもまさにそのすぐそばの野毛山公園での事だった。こういうリアリティに生きていると、『TENET』という映画が今日本で上映されている事自体が、未来から用意されたものであるようにも思えて来る。

何故なら、伊勢山皇大神宮での奉納演武も、創建150周年や伊勢式年遷宮(2013年の)、菅首相の誕生、令和の始まりなどと多次元的にシンクロしていたからだ。それ以前でも以降でもなくほぼ同じタイミングで映画の上映と奉納演武が行われたからこそ、「64」の繋がりが見えたのだ。

『ドリームスペル』も『テレクトノン』も『20の銘板』も、その目標点は、第62回式年遷宮が行われた2013年に置かれていた。現在の伊勢山皇大神宮の本殿は、その2013年の式年遷宮の時に一度解体された内宮の西宝殿が、ほぼそのまま再構築されたという極めて珍しいケース。

そういう意味では、私は『TENET』を通じてもう一度「銀河の同期」ポイントである2013年にアクセスしているような気もしている。ここに書かれた事は架空のものではなく、誰でも確認可能な情報である。従って、このブログを目にした全ての方にとってのリアリティでもあるのだ。(D)

自己存在の月5日  12・手(KIN207)

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