『ニュー・シネマ・パラダイス』の懐かしさ
KIN111(10/31)〜KIN112(11/1)、ものすごく久しぶりに映画『ニュー・シネマ・パラダイス』を観た。エンニオ・モリコーネ作曲の有名な曲は、20年以上に渡ってCDが擦り切れるほど(なんて事はありえないがそれくらいの感じで)聴き続けて来ているが、映画本編の内容はかなり忘れていて、新鮮な気持ちで観ることができた。
そして分かったのは、やはり私はこの「映画らしい映画」が心から好きだ!という事だった。映画館が舞台というのも関係なくはないが、それよりも心が通った人々のやりとり、暮らしのある街並みや素朴で自然豊かな風景、そして何よりも主人公と共に味わう「時の経過」と、胸が苦しくなるような懐かしさに、私は「映画らしさ」を感じている事が分かったのだ。
もちろん、そこにはそれらすべてをイメージさせてくれる最高に美しいあのメロディがある。私にとって、映画は音楽と切り離す事ができないものであり、私が思う「映画らしさ」を最も感じさせてくれる作曲家がモリコーネなのだ。
ところで、『ニュー・シネマ・パラダイス』では、「嵐」が場面変更のきっかけとなるタイムマシンのような要素として効果的に使われている。それで、監督のジュゼッペ・トルナトーレを調べてみたら、何と「青い嵐」であった。せっかくなので、モリコーネの情報も改めてメモしてこう。
ジュゼッペ・トルナトーレ 1956年5月27日生まれのKIN99(8・嵐)
エンニオ・モリコーネ 1928年11月10日生まれのKIN186(4・世界の橋渡し)
この組み合わせですぐに思い浮かんだがのが、江本勝所長との共著『銀河のマヤ、聖なる時の秘密』。というのも、この本の担当編集者だった豊島さんはKIN99で、この本の発行日(2012.11.30)がKIN186だったからである。
大変興味深い事に、11/1、その江本勝所長の後を継ぎ、現在IHMの社長として活躍している江本博正氏からメールが届いた。多分、1年より長い期間ぶりのことだと思う。内容には「11月30日に水からの伝言ザファイナルを出版する予定」というお知らせが含まれていた。
11月30日といえば、上記『銀河のマヤ、聖なる時の秘密』の発行日。出来すぎたタイミングである。もしその日に出版されるのなら、江本所長との共著出版日のぴったり7年後という事になる。直近のブログ【毎週初日の「銀河の音」と神秘の「7」】とも見事にシンクロしているのは、そもそもが「磁気共鳴分析器(MRA)」を通じての出会いだったからかもしれない。
そして、映画を見終えた後でツイッターを見ると、ジョジョの荒木先生(KIN10)がイタリア・ルッカでのイベントで講演した様子が伝えられていた。夏至のローマ・カラカラ浴場でのモリコーネ・ファイナルコンサート(このために私達はローマ行きを決めた)の直後、真にラストコンサートとなったのは、実はルッカでのコンサートだった。
何とも美しい流れだが、これ以上書くと終わらなくなりそうなので、映画に学んだ漫画家としても知られる荒木先生が繋がって来たところで、今日のところはひとまず締めくくりとしたい。(D)
自己存在の月17日 10・魔法使い(KIN114)
追記:ブログUP後外に出ると通りに「と10-10」の車がいて、『ニュー・シネマ・パラダイス』の主人公がトトで、荒木先生がKIN10(10・犬)=「10・10」である事に気づいた。
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