アースデイの倫理プロジェクト(KIN75)
1970.4.22(KIN234)、地球と環境への関心を深める日として最初のアースデイが呼びかけられた。そのおよそひと月前、ホゼはカリフォルニア大デイヴィス校の学生達と共に、アースデイの基盤を創る意図で第1回ホール・アース・フェスティバルを開催。
それから26年後の1996.4.22(KIN104)。富士山麓にある倫理研究所の施設で、アースデイを祝う瞑想が行われた。月曜だったが、たまたま代休を取っていた私は一人車で会場に向かい、ホゼ(KIN11)&ロイディーン(KIN22)、高橋徹&いづみ夫妻、並木芳美さん、KOZO&WAKIKOさん、丸山敏秋さんらを含む40名近い参加者と共に歩く瞑想に参加した。
当日が銀河の誕生日でもあった徹さんと初めて言葉を交わしたのは、この時だったと記憶している。ちょうど「倫理プロジェクト」という4年間(1996.7.26~2000.7.25)の実験プログラムが始まる直前だった事もあり、私にとって「アースデイ」と「倫理プロジェクト」は切り離せないものとして意識される事になった。
それ故、次の横浜ナディアでの暦と瞑想のクラスがアースデイに同期すると分かった時、私はテーマ別クラスの内容を「倫理プロジェクト」に決めた。”4年間のテレパシー的な「生物圏から精神圏への移行」極をとりまく虹の橋の実験”というサブタイトルを持つこのプロジェクトは、ホゼの著書『アース・アセンディング』ともリンクしているので、タイトルは「アース・アセンディング(進化する精神圏)」としたが、実質的には「倫理プロジェクト」の活用法を伝えるものだった。
ちなみに『13の月の暦・手帳』(こよみ屋)で毎週末に登場する「虹の地球のイラスト」は、上記サブタイトルからも分かるように、元々は「倫理プロジェクト」にその起源がある。また、同じく手帳のP17に掲載されているサイ時間単位も「倫理プロジェクト」に直結するマトリックス(ツォルキンの特殊バージョン)である。
富士山でのアースデイ瞑想から22年後に当たるKIN74(9・魔法使い)の朝、駅に向かう交差点で信号待ちしている時だった。自転車に乗った少年達が「リトルボーイは広島で、ファットマンは長崎…」と会話しながら通り抜けて行った。その直後に「555」の車が通過。彼らは結構な速度で私の前を横切って行ったので、もし1秒でもズレていたら会話の内容を聞き取る事は出来なかったろう。
それだけに、この一瞬の出来事は、私に強烈なサインとして受け止められた。何故なら、広島にリトルボーイが落とされたのは1945.8.6(KIN55)、長崎でファットマンが炸裂したのは8.9(KIN58)であり、「倫理プロジェクト」は、日本に原爆投下をもたらした「マンハッタン・プロジェクト」に対する反転プログラムとして開発されたものだったからだ。
ナディアで暦クラスを行う会場は、303号室にあるシャスタという部屋。夢とシンクロに導かれて当日飛び入り参加されたTさんは、この日が毎月の誕生日だっただけでなく、KIN58(長崎原爆投下)が誕生キン!また、計算の例題に立候補して下さったSさんの誕生キンはKIN117(13・地球)であった。
立候補はあくまで本人の自由意志によるものなのだが、同時にそれは「4次元ホロンからのサイン」でもあるので、私は自分の手帳で直近のKIN117(G9/17)に何がメモされているのかを調べてみる事にした。するとそこには、「37に3の倍数を掛けるとゾロ目になる」のメモ。当然、その中には「37×15=555」のメモもあった。
KIN37は、ホゼが『マヤン・ファクター』を捧げた師チョッギャム・トゥルンパの誕生キン。KIN15は私たちの師で天真体道創始者・青木先生の今の「運命の道筋」。そして、KIN74は、元旦から5日単位で区切って数える「倍音色彩(5日間)」で55番目の初日(A3カレンダー裏面に掲載されている)。目にする数字も立候補する人も、単なる偶然で決まったのではないのだ。
この記事を書いている今日、《米国で13年か17年ごとに大量発生する「素数ゼミ」》のニュースを目にしたのも、偶然とは思えない。何故なら、KIN117は「銀河の音」が13で「太陽の紋章」が17という2つの要素で構成される日付だからだ。
最後の天真体道瞑想クラスは、珍しい事にKIN193のNさんとマンツーマンに。だが、こういう采配にも意味はあるもので、その場では気づけなかったが、帰宅後に「なるほど」と深く納得する発見があった。まず、KIN193をサイ時間で変換すると10.12(惑星の月12日)となる。
これはG暦での4/15に当たり、レーリヒ平和条約の調印日だが、今年はその83周年のタイミングだった。Nさんの太陽暦誕生日はG8/14(磁気の月20日)で、現在の「運命の道筋」はKIN83。そして、「倫理プロジェクト」資料の最後のページには、そのレーリヒの言葉が記されているのだ!
さらに、「磁気の月20日」をサイ時間で変換するとKIN15で、青木先生の現在の「運命の道筋」。「倫理プロジェクト」完全ガイドという冊子のP43には、「倫理研究所は1945年9月3日に丸山敏雄によって創始された」という一文がある。そこには、自分が数日前に調べて記したKIN83というメモがあった。つまり倫理研究所(実際にはその端緒となる活動)はKIN83に生まれた、とも言えるのだ。
という事は、マンツーマンで天真体道瞑想を行なったNさんは、倫理研究所(KIN83)そのものの道筋を歩んでいて(創始を誕生とみなせば)、太陽暦誕生日をサイ時間変換すると、その天真体道を創始された青木先生の今年の道筋を4次元的に体現している存在でもあったのだ!
NさんがKIN83の道筋で、同時に青木先生がKIN15の道筋を歩まれるという条件が整うのは、今年の2月下旬から8月上旬までの半年弱だけで、その期間にレーリヒ条約調印83周年までもが含まれていたのだから、ここでマンツーマンになるのも、ある意味必然的な流れだった(そういう時空の共鳴がNさんだけをその場に居させた)と言える。
しかし、まだ続きがある。レーリヒ条約調印83周年だった4/15(日)は、剣武天真流の本部稽古で、その日は青木先生監督&ご指導のもと、関口師範(KIN74)と丸山師範(KIN129)と私が指導に当たっていたのだ。ちなみに、本部稽古は本部正師範5名が交代で担当しており、いつも同じ組み合わせになる訳ではない(余談だがこの日はKIN67で最近ブログに書いたオードリー春日の誕生KINでもあった)。
だからこそ、ナディアでのアースデイが、関口師範の誕生キンと共鳴していたり、レーリヒ平和条約調印83周年にその関口師範、丸山師範が一緒に指導していた事が驚きなのだ。なぜなら、丸山師範のお父様が22年前のアースデイでご一緒した丸山敏秋倫理研究所理事長であり、曾祖父に当たる方が創始者の丸山敏雄氏だからだ。
「倫理プロジェクト」の初期の資料には「目に見えない存在状態の磁気を反転させる」というサブタイトルも表紙に記されているのだが、こうした繋がりは、まさに「目に見えない磁気」のようなものと言える。そして、私がこうしたシンクロ体験をし続けるようになった事と「倫理プロジェククト」の実践とは切り離せない関係にある。
少なくとも私にとって、その実験は確実に時間変容体験をもたらすものであったし、誰もがその実践を通じてこれからもそういう体験をする事が出来ると私は思っている。だから、今後も機会を見て「倫理プロジェクト」については伝えて行きたいし、リクエストがあればそれに応えたいとも思っている。
以上、「銀河の音」が10(惑星の)で重なる「現れを仕上げる魔術の亀の日」に記す(D)。
追記:惑星の月の最終日28日は、KIN83である!