マスターのマスターたる所以

昨日は剣武天真流本部道場の稽古日。新会員や体験希望者もいて賑やかな稽古となったが、途中「刀の持ち替え」に関して、青木宗家直々に新しいアプローチで指導して頂ける機会があった。

写真は、それとは別に、休憩時間に本部正師範向けのワンポイントレッスンをして下さった時のもので、撮影は、道友で増田アーツ&クラフツ(横浜焼)の代表でもある増田博一さん。

この後、2種類の「燕返し」の動きを組手を通じて体験させて下さったのだが、そのうちの一つはあまりに強烈で、その体験の衝撃にしばし呆然としてしまったほど。

新刊『「天地人々ワレ一体」宇宙ととけあう究極の心法』のまえがきにも書いている通り、私はやみくもに先生を賛美するようなタイプの人間ではない。しかし、昨日の組手は実際に「驚き」以外の何物でも無かった。

技の利きが圧倒的すぎて、先生が御年82歳の後期高齢者で、8日間の水だけ断食をされた直後であった事など、どこかに吹き飛んでしまっていたが、後から冷静に考えたら相当に奇妙な話である。だが、それがマスターのマスターたる所以でもあるのだ。(D)

電気の月19日 9・夜(KIN243)

追伸:トップ画像のイラストは佐藤誠哉氏による作品で新刊からのもの。

人気ブログランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪