ミケランジェロから広がる縁
昨夜、日曜美術館「ミケランジェロ “人間”のすべてを彫る」の再放送を見た。放映について知ったのは、フィレンツェで番組用の映像を撮影して来られたカメラマンの津村さん(KIN246)が、FBに紹介文を書いて下さっていたのがきっかけだった。
津村さんは、私たちのチベットサポート活動と深く関係する方で、もし津村さんがツェワンさんとネパールで出会っていなければ、現在NPOクリカで行っている教育支援活動は存在していなかったか、少なくとも今のようなスタイルにはなっていなかっただろう。
その背景については過去記事に譲るとして、昨日は、いつも以上に多次元的シンクロを感じる1日だった。午前中は月1回の「時のからだ塾」。流石に4回目ともなると、メンバー同士のシンクロも加速して、「ここで語られた内容はそのまま本に出来る」と思うようなシェアが増えて来た。
「発見をシェアすればするほど楽しみに満ちたシンクロ統合体験は増大する」という法則は、既に様々な形で確認済みだが、この塾でもそれが証明され続けている。メンバーの中に、ミケランジェロと同じKIN221(13・竜)の人がいることもあって、日曜美術館は会員専用のMLでも話題になっていた。
午後は「時間をはずした日」にIHM水曜会で話す内容や写真の整理をしていたのだが、その中には「13人のグランドマザー(以下グランマ)」のものも含まれていた。私が最初にグランマについて耳にしたのは江本所長からで、後に面白いシンクロがあって、日本でのグランマ関係のイベントをオーガナイズしていた龍村ゆかりさんからも色々とお話を伺う機会があった(この辺りの事は『霊性のアート』にも書いてある)。
よく考えると、昨日はお二人の太陽暦誕生日!もちろん、元々知っている事ではあったが、こうしたプロセスの中で再認識すると「時に適っている」という実感が持てるし、私はその”実感”がとても大切だと思っているのだ。なぜなら、実感が積み重なると、無意識領域に”普遍的な自己肯定感”が育まれるからだ。そして、普遍的自己肯定感の欠乏こそが、他者を攻撃したり自虐的行為を引き起こす起こす源泉だと考えてもいるからだ。
日曜美術館では、津村さんが撮影されたミケランジェロ作品の数々に魅了されながらも、別な切り口からも驚きが二つあった。一つは、ゲスト出演されていた彫刻家の船越桂さんのことだ。船越さんは盛岡のご出身で、皇后美智子さまの講演録などを出版している「すえもりブックス」の末盛千枝子さんとご姉弟の関係にあるのだが、実は千枝子さんと私の母は小中学校時代の同級生なのだ。
もう一つは、ミケランジェロが一時期隠れていたという部屋が紹介された時、ラオコーンに似たデッサンを目にして、すぐに『前世への冒険』を思い出したこと。実際に文庫本を確認するとP211に同じものが掲載されていた。普段は3歩で忘れてしまう鳥だと言われる忘れっぽさがあるのに、こういう事になるといきなり思い出せるから自分でも不思議だ。
本の中では、ラウレンツィアーナ図書館のどこかにその部屋があると書かれているが、図書館とメディチ家礼拝堂、サン・ロレンツォ教会は一体の複合施設なので、正確な場所はよく分からない。
また、昨年フィレンツェを訪れた時に、非常に近い所まで行っているのは確かだが、一般には公開されていないので、直に目にすることはできない。そういう意味で、今回、思いがけずその映像が見られたのは『前世への冒険』の一読者としては、大きな喜びであった。
これだけでも十分濃い1日だったが、もう一つ発見があった。注文していた藤田理麻さんの新刊『The Day The Buddha Woke Up』が届いたのだ。タイトル通りお釈迦様の悟りの瞬間までを描いた絵本なのだが、私がその場所、ブッダガヤを訪れた時の「運命の道筋」は、まさにKIN221(ミケランジェロ)とシンクロしていた時だったのである!
本が届く日と番組が放映される日の調整は、流石に自分たちではどうにもできないものだが、結果的にこのように接続統合してしまう働きが『13の月の暦』による共時性秩序の働きなのだ。そして、その秩序の一環として迎えるのが明後日の『時間をはずした日』である。
この記事を読んで何か縁を感じる方、あるいは「時間をはずした日」の過ごし方をどうしようか?と迷っている方は、是非、IHMの水曜会に来て頂ければと思う。きっと、この一年(黄色い水晶の種の年)を美しく仕上げる事ができるだろう。(D)
宇宙の月27日 10・世界の橋渡し