ルネサンスの都へ(4)
★こちらの記事は、クリカのメルマガ”Happy シンクロ Days♪”Vol.66(青いスペクトルの嵐の年 銀河の月15日 13・月/2017.2.21)からの転載です。
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◆シンクロニック・ジャーニー 【 ルネサンスの都へ(4) 】byD
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旅に出ると、そこでしか味わえないシンクロを「これでもか!」という位沢山体験させてもらえます。国内・海外問わず、スピリチュアルで美味しい旅の話を、シンクロ体験満載にてお届けします。
【 ルネサンスの都へ(4)】
サンピエトロ大聖堂を出た後もしばらく雨は続いていたものの、テヴェレ川沿いの並木道に出る頃には殆ど上がっていた。数えきれないほどの素晴しい芸術作品に触れ、ある意味お腹いっぱいな気分だったが、食欲が湧かない訳ではない。ダ・ヴィンチ本(*1)の翻訳者で、ローマ在住の上野真弓さんのブログ(*2)を参考に、Lが「グスト」という店を見つけてくれていた。食事代がやたらと高く付くというローマにあって、この方のブログは地元で生活している人の目線で書かれていて(かつ芸術に関する情報も多く)非常に役立つ。
私達も美味しいものは大好きだが、決して美食趣味という訳では無いし、基本、旅先では、地元の人が普段食べている美味しいものを味わいたいと思っているので、そういう情報は実にありがたい。それと、今回の選択には、もう一つ別な切り口もあった。Piazza Augusto Imperatore 9- 00186 Romaという住所だ。Augustoは店の目の前にある初代ローマ皇帝アウグストゥス帝の廟に因んだものだろうが、8月生まれの私としては、他の名前よりシンクロを感じるし、この日は8月最後の日で「月の月9日、KIN255」でもあったから、186も含め、これ以上完璧な場所は無かったのだ。
このシリーズの初回に書いた通り、KIN186はダ・ヴィンチ、そして敬愛するモリコーネの誕生KINである。考えてみれば、ローマを巡ったのは、実質的にこの日(=2016.8.31=KIN255=8・鷲)1日だけ。この文章を書いている「青いスペクトルの嵐の年、銀河の月」は『20の銘板』の見方だと、ちょうどKIN255に対応するので、やはり今回のうちに、この一日の事はまとめておきたい。
95(4・鷲)という巨大な数字が書かれたテーブルで、満足の行く食事をしてからブラブラ散歩をしつつスペイン広場、トレヴィの泉、パンテオンと観光名所を巡る。スペイン広場のすぐ近くにジョルジョ・デ・キリコが暮らしていた住居兼アトリエがあるのを知った時は多少興奮したが、思えばキリコについては、以前にもシンクロがあったから(*3)、きっと何かの縁があるのだろう。
パンテオンに近付く頃には、かなり歩き疲れていたものの、有名なタッツァ・ドーロのグラニータ・デ・カフェで一気にエネルギーチャージ。1900年も前からその場に佇んでいるパンテオンは、それだけの時間の重みを感じさせる傷だらけの姿を晒しているが、一歩中に入ると、何とも美しい空間が広がっていた。天頂部は外に開放されており、そこから差し込む太陽光は日時計の役割も果しているようだった。ラファエッロの墓もあるこの場所でしばし古代の時空を味わってから、南へ下って「真実の口」へ。お約束でしっかり口に手をつっこんでおいた。
代表的観光ポイントを1日で回ろうとする詰め込み具合が日本人ぽいなと思いつつ、夏の日差しが残るローマは流石に疲れる。水分補給もかねて一休みし、外に出ると、前夜ダ・ヴィンチ空港に迎えに来てくれた車と良く似たボックスタイプのベンツが停車している。ローマではこういう車が流行りなのか?と思いつつナンバーをチラっと確認すると、何と前夜と同じ331!運転席を覗くと昨日の寡黙なオジさん!!声をかけると流石に先方もビックリしたようで、笑顔で記念撮影に応じてくれた。
それにしても、例えば、羽田空港から乗ったタクシーに、都内の全く別な場所で次の日にバッタリ出くわしたりするものだろうか?そう思うと不思議でならないが『シンクロニック・ジャーニー』にも似たような話を紹介してあるので、やはり旅先ではこういう事が起こり易いのだろう。後は、フォロ・ロマーノを通り抜けてコロッセオに行ければ満足と、入口を探すも、分からずにかなりの時間ウロウロする。結局、地図上では入れるように見えている所も、実際には門が閉まっていたり出口専用だったりで、入口というのは1ヶ所しかないようだ。
やっとの事で入口に辿り着いて、そのまま最短コースでコロッセオ側から出ようとすると、今度は、その出口が使えない状態になっている事が分かり、入口まで戻る事になった。これは、ガイドブック情報とも異なるし、他の観光客もかなり右往左往していたから、おそらくイレギュラーな出来事だったのだろう。コロッセオに向けて通り抜けるのが主な目的で、特にゆっくり見たい場所でもなかったのだが、どうもそういう訳には行かないらしい。何だか迷宮にでも迷い込んだような気分にさせられたひと時だったが、無事脱出。
この期間、コロッセオは19:15までとガイドブックに書いてあったので、18:30頃に入口に付けばいいだろう等と思っていつつ、万一、入口で行列なんかしていて入れないなんて事になると悔しいので、急ぎ足でゲートへと向かった。18時頃に到着すると、既にひと気が無い。これはマズイと係員に聞くと、「あっちが入口だ、もう閉門時間だから急げ」みたいな事を言われ、焦って移動すると、ギリギリこの日最後の客として入れてもらえた!このギリギリ感は久々で、無事に入れてホッとしたが、あと1分でも遅れていたら、かなり悔しい思いをした事だろう(スケジュール的にこの日しか無かったので)。
最後の入場者という事もあって、中は人影もまばらで、日が暮れて行くまでの時間を、ゆったりと過ごす事が出来た。猛烈な雷雨があったのが同じ日のお昼頃だったというのが信じられない位に空は晴れて、深い青空に雲間から真っ赤な夕日が差し込んでいた。それにしても、2000年近く前からあるこの場所で、一体どれだけの人々や動物達が殺し合い、熱狂して来たのだろうか。気持ち良さそうに飛び回るトンビと、ここを根城にしているらしいネコ達の、のんびりした雰囲気に、ふとそんな事を思ってしまった。
晩ご飯は、これまた先の真弓さん情報(*2)で知ったオッピオ・カフェで、ライトアップされたコロッセオを見ながら頂く事に。夜までハッピーアワーが続くこの店は、何と10ユーロでワンドリンク付きという、ローマでは破格のリーズナブルさ。ビュッフェ形式というだけで、味も景色も大満足のお店だった。地下鉄で移動して、初日にも立ち寄ったテルミニ駅近くのベジカフェでお茶をしてからホテルに戻った。一日で巡るローマとしては、これ以上無い充実度だったと思う。かなり歩いた事もあって、あっという間に心地よい眠りに誘われた。
翌、KIN256(G9/1)は、6:30頃に起床。部屋で天真柔操をし、ホテルの美味しいモーニングを頂いてからチェックアウト。いよいよ鉄道でフィレンツェへと向かう。この日のサイ時間単位はKIN23で、フランシスコ教皇とキリコの誕生キンとシンクロしていた。ウォーミングアップと思っていたローマから、思いがけず加速がついてしまったので、きっとフィレンツェではもっと凄い事になるだろう。そんな事を思いつつ、てくてく歩きながら近くのテルミニ駅へと向かった。(づづく)
(*1)『レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と輝き』
→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309255663/
(*2)ローマより愛を込めて
→ http://romamayumi.exblog.jp/
(*3)魔術都市トリノの聖なる引力
→ http://happykulika.blog91.fc2.com/blog-entry-784.html
自己存在の月10日 2・風(KIN2)
《天真体道 瞑想クラス》
・10月31日(水)10:00 二子玉川(朝)
・11月1日(木)20:00 上野毛(夜)
・11月12日(月)20:00 上野毛(夜)
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