ルーベンスのムキムキポージング!
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お誘いを受けてルーベンス展に行ってきました。絵を観て思い出していたのは漫画家の荒木飛呂彦。意外なことに、ルーベンス作品の構図や人物のポージングが、恐ろしくジョジョっぽいのです。油絵と漫画。全く違うものなのに、だんだん、ジョジョにしか見えなくなってくる(笑)。
ルーベンスと荒木飛呂彦に共通する人物といえば、ミケランジェロ。ミケランジェロへの憧れです。二人とも自分はミケランジェロの作品に大きな影響を受けていると公言していますが、同じものを美しいと思う感性は、表現の手段は違っていても共通する何かを生み出すのでしょう。
ところでミケランジェロは有名な筋肉フェチ(笑)。ローマ遺跡から発掘されたラオコーン像を「芸術の奇蹟」と手放しで称賛しました。ミケランジェロの美意識に響きまくったということでしょう。古代ローマの彫刻群は、美しいだけでなく、なぜこのポーズ?なぜこの表情?なぜこの筋肉?などなど、見る者に追いかけたくなる謎を残します。ミケランジェロ、ルーベンス、荒木飛呂彦。彼らのベースは間違いなく古代ローマ。生きる時代や表現形態が違っても「ムキムキポージング」の系譜。全ての道はローマに、そしてラオコーンに通ず。(L)
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見よ!このムキムキポージング!全ての道はラオコーンに通ず!(2016.8バチカンにて撮影)
共振の月11日 9・手(KIN87)
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★Sさん、お誘いありがとうございました。無事解決したお財布事件も含めて忘れられない思い出になりました。