劇的に仕上げる力・羽生&藤井(KIN10)

losar2018

今日は在日チベット人コミュニティの主催で行われた、ロサル(チベット正月)お祝いパーティに参加。会場となった新しいチベットハウス(ダライ・ラマ法王日本代表部事務所)では、チベットレストラン「タシデレ」の出張料理もふるまわれて、美味しく賑やかな時間を楽しませて頂いた。

その頃、冬季五輪会場では、羽生結弦選手が66年ぶりとなる男子シングル2大会連続金メダルを獲得。チベットサポート活動の一環として、KIN66にNPOクリカを設立した私達にとっては、チベットハウス(最寄り駅は大江戸線E33落合南長崎駅)でこのニュースを知ったのも嬉しいシンクロだった。

それにしても、驚くべきは羽生選手の劇的な勝ち方である。「連覇がかかる羽生は午後1時43分ごろ」というニュースを午前中に目にした私は、今日のサイ時間がKIN143(13・夜)で、羽生選手が1994.12.7生まれのKIN123(6・夜)であることから、珍しくツイッターで事前に勝ちを予告。

『13の月の暦』は未来予知に使う道具ではないし、そこから何か読み取る手法もマニュアル化できるものではないので、予言的なことは滅多に言ったり書いたりしないようにしているが、こうして書いた時には外れた記憶もない。ただ、これは偽マヤ暦の人々がやっている「読み解き」等とは全く質の異なるものである事は、明記しておこう。

もちろん、昨日の時点で彼の優勝を信じた人は多いと思うが、他の競技を見ていても分かる通り、五輪という舞台には魔物が潜む。その上、前回の覇者&怪我から復活した初戦という状況は、これ以上ない最高度のプレッシャーがかかる場面だ。それでも「来る」時には、異なる角度からのシンクロがいくつも示されるのだ。

例えば、羽生選手についてもう少し書き添えておけば、今日KIN10(10・犬)は、同じ仙台市出身の荒木飛呂彦氏の81回目の銀河の誕生日でもあった(それを見出した私は今KIN81の道筋)。そして「10(惑星の)」のキーワードは「現れ/仕上げる/生み出す」。おまけに「白い犬」の紋章コードNoも「10」。

さらに、彼の現在の「運命の道筋」はKIN198(3・鏡)で、今日のガイドキンは「10・鏡」。この辺りまででもう十分なのだが、羽生選手の場合は、もうちょっと特別な関係もある。それについては、後で触れるとして、ここで言えるのは、彼が「時空の波に選ばれた人」であるという事だ。

国際オリンピック委員会は、羽生選手が取った金メダルが、冬季五輪の記念すべき1000個目の金メダルだと発表した。現れを仕上げる「10・犬(=10・10)」の日に、狙っても取れない1000(=10×10×10)個目の金メダルを取ってしまえるのは、「そういう時空から選ばれている」というのが、『13の月の暦』に長年親しんで来た私の感覚である。

そして、もう一人、今日の内にどうしても記録しておかねばならない人物がいる。将棋の藤井聡太五段だ。第11回朝日杯将棋オープン戦を、15歳6か月の史上最年少で制してしまったのである。しかも準決勝の相手は、先に「永世7冠」で国民栄誉賞に輝いたばかりの羽生善治竜王。その羽生竜王を公式戦初対局で撃破し、決勝も勝ち抜いて、史上初の中学生棋戦優勝者になったのである。

加藤一二三九段の最年少記録を63年ぶりに更新してしまったばかりか、五段昇段からわずか16日で昇段規定を満たして本日付で六段への昇段まで果たしている。66年ぶりの羽生結弦選手といい、63年ぶり藤井聡太六段といい、全くもって驚くべき若者達である。どちらも期せずして「現れを仕上げる」という日に大記録を達成する流れになっている所が、別格ぶりを示している。

この二人に共通しているのは、最高峰の天才達が集う場でブッちぎりの中のブッちぎりであるだけでなく、そのサクセスストーリーの展開も、いちいち劇的であるという点だ。脚本家でも書けないような出来すぎたタイミングに、最高の舞台で最高の相手に勝つ。「役者が違う」とはまさにこういう人たちを指す言葉であろう。

このレベルになると『13の月の暦』で見ても、完全に「時空のサーファー」状態である。暦を使っていないのに「時空のサーファー化」するというのは、どういう事なのだろうか?心身が最高潮に高められた状態になると、時空との共鳴度も高まり、「波を起こしつつ波に乗る状態になる」というのが私の体験も踏まえた意見だ。

それはさておき、この二人は、パレンケのパカル王とも少なからず関係している所がある。マヤ、パレンケ王朝11代目の大王パカルは、AD603~683に実在した人物だが、その墓が「碑銘(碑文)の神殿」の地下から発見されたのは、1952.6.15=KIN218(10・鏡)であった。つまり今日のガイドキンの日である。

石棺に刻まれた王の誕生日は8アハウ(KIN60に相当)で、これがいわゆるマヤ暦での誕生日に当たる訳だが、『銀河のマヤ、聖なる時の秘密』にその発見プロセスを記した通り、『13の月の暦(ドリームスペル)』のツォルキンで調べ直すと、王の誕生キンは、KIN190(8・犬)になるという事が判明した。「白い犬」は今日の日付でもある。

そして、石棺の蓋が開封されたのは、墓室が見つかってからおよそ5ヶ月後の1952.11.27=KIN123(6・夜)。つまり、羽生選手の誕生KINである。一方、藤井六段は2002.7.19生まれのKIN42(3・風)で、現在の「運命の道筋」はKIN57(5・地球)。

あまりパレンケとは関係がなさそうだが、実はパカル王が眠っていた「碑銘(碑文)の神殿」にも、宮殿と呼ばる建物にも塔にも「風(イク)」の紋章があるのだ。それに、パカルは第11代目の王で、誕生KINはKIN190(8・犬)。第11回朝日杯将棋オープン戦を「10・犬」の日に制している時点で深い関係があると言える。

さらに明日KIN11(11・猿=11・11)は、この『13の月の暦(ドリームスペル)』の提唱者の一人であるホゼ・アグエイアス博士の111回目の銀河の誕生日。SPが111点だった羽生選手、第11回朝日杯を制した藤井六段。やはり、最高潮に高まっている人たちは、時に適っていて美しい。

銀河の月11日/KIN10 白い惑星の犬