次元間共振現象としてのUFO

夏至の前日のKIN83(5・夜)に、生まれて初めてUFOの撮影に成功した。それっぽい光とかではなく、白昼銀色に輝く「いかにも」なヤツだ。

といっても、現場で目に見えていた訳ではない。そればかりか、同じタイミングにほぼ同じ角度で撮影していたLの写真にも、時のからだ塾生Sさんが撮影していた動画にも、その「銀色に輝く物体」は写っていなかったのである。

場所は阿蘇中岳を見渡せる久住高原の絶景ポイント。興味深いのは、そこで車を止める直前「ここはUFOコンタクティがよくUFOを呼ぶ所なんです」と、この時のツアーをアテンドして下さった塾生Tさんが熱っぽく語ってくれていた事。当然、車内(Tさん以外の7名)は「UFO見たい〜!」という空気で盛り上がっていた。

しかし、残念ながらUFOは現れず、一路目的地の高千穂へ。路肩にキジが現れたり、巨大ツリーハウスに遭遇したり、高千穂神社で宮司さんにお話を伺ったり、連日の雨で瀑布と化したうのこの滝や、八百万の神々が集ったという安河原を訪れたりと、聖地深奥での劇的体験が続いたので、もうUFOの話はどこかに飛んで行ってしまっていた。

その夜、宿泊先でスマホからノートPCに写真の取込みをしていた時に、ふと気づいたのが帽子状の銀色の物体だった。最初は鳥か虫が写り込んだか画像バグの類かと思ったが、見れば見るほどソレっぽい。バグの可能性は今も捨てていないが、ポイントはUFOの話題で盛り上がっていた直後という所だ。そこから私は、身近な人物によるUFO体験について改めて振り返ってみたくなった。

霊性のアート』の冒頭にUFO体験を書いている通り、私にとってUFOは「不思議」を実感した原体験の1つだ。本書には、友人と共に巨大UFOを目撃した佐藤くん(江本勝所長が世界中で知られるようになった結晶写真の多くを撮影した元同僚)の体験も記してあるが、実は他にも驚くべき体験をした方の話を、私は直接ご本人から聞いているのだ。

ここ数年ヘアカットしてもらっている元町アンブロシアのNさんもその一人。UFO写真が撮れたKIN83(5・夜)からぴったり60日後のKIN143(13・夜)にカットで訪れた際、写真をお見せすると、大分前に話して下さったご自身のUFO体験を、もう一度聞かせて下さった。その概要はざっと以下のようなものである(多少勘違いがあるかもしれない)。

”伊豆の海岸沿いの道を走っていると、妙に明るい光が近くを飛んでいるのに気がついた。路肩に止めて様子を見ると、5、6mほど上のすぐ近くにその謎の光が浮遊している。当時UFOとか全く信じていなかったので、自衛隊の最新型ヘリか何かと思ってよく見ようとしたが、明るすぎて何だか分からない。ヘリコプターにしては音もしない。同乗者5名で「何だあれは!?」と騒いでいたが、道を走っている他の車には見えていないのか一台も止まらない。

怖くなって再び走り出すとその光が追って来る。そのまましばらく追いかけられた後、突如方向を変えて海の方に消えた。乗車メンバー全員が目撃して大騒ぎになったが、しばらく経ってからその時の話をすると、3名はすっかり忘れていて全く記憶が無く、Nさんともう一人だけが覚えていた。”

この話を改めて聞いてから3週間ほど経ったKIN167(11・手)に、神楽坂セイ・ギー・ヒーで暦のクラスがあった。終了後、久住高原で撮影されたUFOが掲載されている『共鳴磁場』を差し上げると、セイ・ギー・ヒー20周年の記念品として特別に制作されたというアンダラ入りUFOオブジェを頂いた(トップ画像)。何と偶然にもUFOでシンクロ!

それをきっかけに上記のようなUFO話をオーナーのJさん&Yさんご夫妻にすると、まずYさんが「昔、曙橋のあたりでタクシーに乗った母が、激しい明るさに振り向いて後方を見ると、窓が沢山ある巨大なUFOを目にし、驚いて運転手さんに声をかけて再び振り返るともう消えていた」というお母様の体験をシェアして下さった。すると、Jさんもご自身の体験を思い出して、以下のようなエピソードを語って下さったのだった。

”もう30年くらい前の話で、従兄弟がやっている飯能のヘアサロンに髪をカットしに行くために、一人で車を運転していた時のこと。途中、やけに空が明るくなった感じがして外を見ると、光の玉に追っかけられているのに気づいた。しばらくその状態が続いて「ヤバイUFOだ!」と思った瞬間、上に飛んで行って消えた。

その時、周囲の車は何も気づいていないようで、自分だけが違う世界に入ってしまったかのように思えて急に怖くなった。風景もどこか違った感じで、街路樹なども何か違うものに見えたりして、見てはいけないものを見てしまったように感じた。従兄弟に会うなり一気にその話をした事で自分は落ち着きを取り戻し、こちらの世界に帰って来られた気がしたが、従兄弟は殆ど関心無さそうに聞いていた。

もう一つは、伊豆の山中でのこと。遠くの方に左右にゆらゆら妙な動きをしている光を見て「UFOだな」と思ったが、この時は、他の人も一緒に見ていたし、別に接近して来ることもなかったので、怖さは感じなかった。そのうち消えてしまった。”

一連のエピソードに通じているのは、「その場にいる誰もが気付くものではない」という点。それだけ異質で眩しいものが存在していたら、同じ道を通る全ての人や車が気づいてもの良さそうなものだが、自分だけ、もしくは同乗者だけが見えていて、他者は全く反応していないという状況が酷似している。

これは、UFO話で盛り上がった直後に、私のスマホにだけUFOが捕らえられた事にも通じる所があると思う。つまり、無意識的、あるいは限定的な集合意識の領域で、その存在と共振した人(あるいは瞬間)にだけ見えたり、捕らえられたりするという点だ。

黒船来航時、当初人々には黒船が見えていなかったという逸話があるが、そういう話にも通じる所があるのかもしれない。少なくとも、日常私たちが認識している3次元的な物体とは違う存在様式を、UFOは取っているようである。ちなみに、ホゼ・アグエイアスは『マヤン・ファクター』の中で、UFOについて以下のような大変興味深い捉え方をしている。

”長い間、光体を豊かに育むための感覚場ば無視されていたが、それが開かれると、最終的にUFOは、銀河プログラムに沿った次元間の地球自身が、私たち自身を教育するために生み出した電磁気的な組織細胞(セル)であったことが理解されるだろう。”

『13の月の暦』の使用を通じて多様な体験と体感を得た上でこの文章を改めて読むと、上記のUFO現象についてもよく説明しているように思えるし、少なくとも私には、「目玉の大きな宇宙人が乗っている乗り物」みたいな極めて3次元的な発想のUFOよりずっとリアリティが感じられる。

UFOが”次元間共振現象”であると思えるもう1つの理由は、ここに登場した一連の話が、「ヘアカット」「伊豆」「飯能」といった極めて限定的なキーワードで響き合っているからでもある。『共鳴磁場』の編集長Mは「飯能」在住で、UFOについて私が語った時も、飯能から取材に来たのである。

そして、その『共鳴磁場』の編集後記にも書かれているが、その日、取材が終盤に差し掛かった頃、最近よく飲んでいるのが高千穂の「神楽酒造」の焼酎だという話題になった。従兄弟が飯能にいるというJさんは、お店もご自宅も「神楽坂」。ここでもキーワード共鳴が起きていた。

UFO現象の背後にあるのが「共振」という法則なのだとしたら、こういうキーワード共振という現象にも、それがフラクタル的に現れているのではないかと思う。

KIN83に倫理研究所を創立した丸山敏雄氏(KIN117)から始まって、KIN83のUFO撮影、KIN117(1946.6.24)の「UFOの日」横浜ニュウマンのオープン(2020.6.24)と、身近なところで一連のシンクロがあった事も、その一つの現れであると、私は感じている。

それ故、この事についてまとめておくのなら、KIN83(5・夜)から見て「神秘のパートナー」に当たる今日KIN178(9・鏡)の日が相応しいだろうと思った次第である。そして、この神秘の働きを正確なタイミングで受信し、共振した方は、近いうちにUFOを見る事になるだろう。(D)

電気の月4日 9・鏡(KIN178)

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