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時間芸術学校クリカ 「シー」

白いスペクトルの魔法使いの年(2003.7.26 - 2004.7.25) 


水晶の月5日(G6/3)11・世界の橋渡し KIN206 「世界の橋渡しのキーワード」(by D)

今日は、白い世界の橋渡しの日。カレンダーや手帳に、この紋章のキーワードとして「死」という言葉が記されているせいか、この日にあまり良いイメー ジを持っていなかったり、意味がわからないという人を見かけることが時々ある。しかし、それは現在の12:60(物質主義)的意識から派生した「死」のイ メージであって、世界各地の文化を広く見渡してみれば、それがひとつの偏った認識にすぎない事が明らかとなるであろう。先程、二人で本からメッセージを受 け取る遊びをしていて、ちょうど良い例が出てきたので、以下に『俺の心は大地とひとつだ』(めるくまーる)に掲載されているシアトル族長の言葉を紹介した いと思う。

「夜になると、あなたたちの町や村の通りは静まり返り、さびれたように感じることでしょう。ところがじつは、かつてそこにいた大勢の人々が戻ってきて、通 りを埋めつくしているのです。その人たちは、今もまだこの美しい大地を愛し続けています。だから白人は、けっして自分たちだけにはなれません。われわれに 対し、白人に礼儀正しく親切な態度を取らせるべきです。死者だからといって、無力になるわけではないのです。死者だって?いいや、死なんてものはない。た だ、世界が変わるだけなのです。」


水晶の月5日(G6/3)11・世界の橋渡し KIN206「近況」(by  L)

昨夜 帰宅すると宮崎神宮から郵便が届いていた。「夏越大祓」のご案内だった。昨夏、宮崎を訪れた際にお参りして以来、時々こうしてお便りを頂く のだが、開封しつつ、この春ワークショップに参加してくださったNさんを思い出していた。(Nさんのご実家は宮崎神宮のお近くとのこと。我が家にある宮崎 神宮のお札に目を留められ話してくださった。)

そ して。今朝メールをチェックしたところ、そのNさんから数カ月ぶりにメールが届いているのを発見!お元気なご様子を伺えてとても嬉しいのと同時に、ガ、ガー ン!・・・とうとうダイアリーの事でお叱り(?)を受けてしまった(何となく、タイミング的に宮崎神宮のご祭神から叱られているかのよう)。 Nさんからだけで無く、最近更新されていないが一体元気なのか?どうなっているのか?と数人からも問われていたし、さすがにこれはイカンと思った。

早速近況。忙しくしてるけど、バリバリ元気でーす。
実は先々月結婚し、来週金星の太陽面通過の日に引越します。加えて出張の予定等色々重なり、この所はメールのお返事で手一杯。面白い事がたーくさん起こっ ている時に限ってPCに向かう時間が無いのがとっても残念!でも、引越先はファン・ネバフッドだから、これからも楽しい事を沢山書きます。いつも読んで下さる皆さん、本当にありがとう!そしてこれからもよろしくね。


水晶の月8日(G6/6)1・月 KIN209「211」 (by L)

金星の太陽面通過(ビーナス・トランジット)は、 明後日の午後2:11から日本全国で観測できるそう。ビックりしちゃうのは、金星が太陽に接触するタイミング(午後2:11)と、明後日のキン(青い電気 の猿/211)が同じ数字を持っていること。(元々「青い猿」は「黄色い星」と共に金星軌道だし、日本で観測可能なのは130年ぶりだし、いやがおうでも 氣分が盛り上がるわー。)占星術的には、ビーナス・トランジットは「太陽&金星がふたご座で合。」で私達と引越先と深く関係する。という訳で明 後日の引越も「Star Moving」という会社に依頼した。決めてはもちろん名前。面倒な事も楽しい事に変えてしまおう!

ドリームスペルで は、今日から「月の創世記」。4年前の丁度今頃はカンボジアのアンコール・ワットにいた。プノン・バケンの丘の上から見渡すと、360度の緑のジャングル の中にアンコール・ワットがまるで夢の様に浮かんでいる。私はそこでパレンケ(ユカタン半島のマヤの遺跡)を思い出していた。アンコールの美しい都には、マヤと 同じ赤い花が咲き、そして同じ香りがしたのだった。


水晶の月17日(G6/15)10・鏡 KIN218「52年後のパレンケ」 (by L)

大阪ワークショップからは伊勢神宮経由で帰京した。いつも思うけれど、時間に余裕があるのなら、お参りに限らず「ついで」よりも「わざわざ」が良い。昨日 午前中 に大阪ワークショップを終えて伊勢に一泊、そして本日早朝参拝(神宮の朝は格別)というスケジュールにした。今回の目的は伊勢に引越のご報 告。今日は、パカル・ヴォタンのお墓(在メキシコ・パレンケ)が封印を解かれてちょうど52年目に当たるが、その記念すべき朝を伊勢で迎える事に なって嬉しい。(現在は碑銘の神殿内部には入れないようだが、私が訪れた時はフリーだった。有名な石棺・預言を語る石は今も静かにピラミッド内部に横た わっている。石に初対面した時の感想をよく問われるが、石棺を前に私は歌を歌った。根っからお目出度い性格というのもあるが、あの時は何か捧げずにはいら れない気持ちだったのだと思う。)明け方「今日から起こる変化」について、かなり面白い夢を見た。今ここには具体的には書けないが、今日からある事がバーンと開くのだ。誰が聞いても勇気の出 る夢だと思う。そしてそれは、夢を見た私だけでなく、みんなに共通して起こる事なのだ。夢を見たことが理由で、今日の予定を少し変更(調整)した。


★清々しい内宮の朝。何故か貸切!

ところで、 内宮末社に「鏡宮(かがみのみや)」という神社があるのを初めて知った。「みもすそ(伊勢神宮崇敬会会報)」最新号の表紙になっているのを神宮会館のお部 屋で発見!さらに「伊勢の神宮125社めぐり(崇敬会発行)」の表紙にもなっているのを同会館のロビーで見つけてしまった。伊勢の神宮は全部で125社か らなっており、鏡宮神社はその中の小さな末社だ。それなのに二つの表紙を飾るとは「見て見てー!」と言わんばかり。伊勢フリークの私なのに、こんなお宮が あったなんて今まで知らなかったわー。五十鈴川と朝熊川の出会う三角洲に浮かぶお宮は実に神秘的だ。ご祭神は岩上二面神鏡霊(いわのうえのふたつのみかが みのみたま)。内宮神域を流れる五十鈴川は、朝熊川に出会い二見から伊勢湾に至るが、二見は昨年ダライラマ法王の銀河のお誕生日に沢山の虹を見たところ。そして「みもす そ」最新号のトップニュースは作秋のダライラマ法王の初参拝であった(ルントックさんとマリアさんも一緒に写真に映っていた。)鏡宮神社からこんな風に時間と空間が繋 がるのはとても楽しい。しかも石棺の発見を記念する今日はKIN218「白い惑星の鏡」・・・というわけで新居の神棚用にキラリと輝く八咫 鏡を入手して伊勢を後にした。


★外宮勾玉池では花菖蒲が満開!


水晶の月18日(G6/16)11・嵐 KIN219「魅力論」 (by L)

名古屋の新幹線ホームで文庫本※を買った。いつ もなら移動の時には何かしら本を持って いるけど、昨日は持ってなかった。名古屋までの近鉄車中で爆睡しスッキリしているせいか、何か無性に読みたくなった。で、乗車口近くのキオクスで、適当に 目についたものを選んでのぞみに乗車した。キオスクで本を買うのは多分初めて。あまり期待してなかったけど、これがとっても素晴らしかった!この本の「は じめに」を読むだけでも良いくらい。だってそこには「キン・クレジット」そのものについて書かれているのだから、もう一気に楽しく読んでしまった。品川に 着く頃、著者の後書「おわりに」の内容にビックリ。著者の出身地、北海道・上士幌に観音様を建立した経緯がいきなり紹介されており、イラストのマップによ るとその観音様には帯広空港から241号を通ってアクセスするらしい。本文の内容といい、今この本を手にしてるタイミングといい、キオスクで適当に選んだ はずの文庫本が宝石に見えて来る。・・・実は明後日から 13の月の暦・時空のサーファークラス」レクチャーのため私達は十勝・帯広に向かうのだ!そしてそのまま夏至を過す。うーん、絶対に素敵な 事が待ってるに違いない。ますます楽しみな北海道行きである。未だダンボールの山だけど、家の片づけはゆっくりやろう。

※「斉藤一人の不思議な魅力論(柴村恵美子著: PHP文庫)」。いまいち「キン・クレジット」についてよくわからない、という方にも是非おススメ。あ、この本は北海道のガイドブックでも無ければ、北海 道に関して書かれた本でもありません。「宇宙的な魅力」について書かれた本です。念のため。


水晶の月21日(G6/19)1・風 KIN222「帯広サーファー合宿」 (by D)

ホゼの帯広講演会を主催された瀧川さんが、その流れに乗ってサーファークラスをリクエス トして下さった。しかも1泊2日の集中合宿である。半年くらい前、Lが「北海道を上空から眺めている夢を見た」というので「きっと近いうちに行くことに なるね」と言っていたのが現実になった訳だ。話が決まった当初は片道分も取れていなかった航空チケットは、キャンセル待ちでバッチリ手に入り、心地よい風 が吹くベストシーズンの北海道に降り立つ事ができた。1スピン前の今日(1・風)、ホゼ講演会開催についてのヴィジョンが決まった(直後に虹が出たとの 事)というシンクロに加え、今日はPCUも風なので、スピリットのエネルギーはいやがおうにも高まる。
 
レクチャー開始までにまだ時間があるので、迎えに来て下さった瀧川さんと長山さんが「幸 福駅」に連れていって下さる。観光用に置かれた古い車両に238の数字。238ページに幸福駅の事が載っていた本を李紗が入手したのは4日前の事であるが (「魅力論」参照)、どちらも私の弟に関連しているのが興味深い(弟の太陽暦の誕生日は4日前でKINは238)。その後、美味しいおそばやさんで昼食を 頂き、会場へと向かう。なだらかな丘の上に建つオークリーフ牧場のログハウスは絶好のロケーションで、ここで泊まりの合宿ができると思うだけでわくわくしてしまう。遠く釧路 や札幌からも集まって下さった参加者は全部で13名(皆さんありがとうございます!)。結局、時と場所に相応しい人が集まる事になっているようだ。Lと 同じ銀河の署名のSさんは、Lの2人の弟の名前を合わせたお名前であったし、遅れて到着されたKさんはKIN238だったりと、何故か「弟」とリンクす る合宿なのであった。
 
第一部(13の月の暦)終了後、心配された お天気も持って、夕暮れのテラスでバーベ キュー。KINの色ごとに担当を決めて準備をし、ちゃんちゃん焼き(鮭を豪快に使ったお料理)や初もののスイカをおいしく頂く。B・フラーと同じ KIN20のYさんが(自分と同じKINとは知らずに)前夜フラーについて調べていたこと等たくさんのシンクロ話を共有して下さったり、TさんやSさんが ディジリドゥを奏でて下さったりと、和やかな雰囲気の中、時がゆっくりと流れていく。皆、協力的でよく働くので 片付けもスムースに終了(13:20の実践に感心する)。ひと休みした後、第二部(ドリームスペル)へと突入する。ステップ1〜10までを追いかけてい るうちに夜は更けて、気が付いてみたら何と午前1時を回っていた。「伝える」事に熱中して、ちょっとしゃべりすぎてしまったようだ(まあ、ダブル風の日という事でお許し頂きたい・・・)。時間船を構築する仲間とひとつ屋根の下で過ごせる事に感謝しつつ眠りについた。


水晶の月22日(G6/20)2・夜 KIN223「神秘の湖・然別湖」 (by D)

鳥たちのさえずりで目を覚ます。ログハウスから少し下った所にある広場は、美しい芝生で覆われていて自然とからだを動かしたくなる。新鮮な野菜と牧場でと れた卵の朝食を頂き、合宿の最終プログラム(テレクトノン)へ。パカル王の墓が開かれてから52年というタイミングにちなんで、パレンケのビデオ鑑賞をし た後、Tさん(12・種)に新しいテレクトノンをおごそかに開封していただく。かつて高橋徹氏が「十勝は十と勝(○)だから、○の中に十字=ダリでもあ る」とおっしゃったそうだが、ダリは預言の7年の第1年(=黄色い磁気の種の年=KIN144)でもあり、来年から始まる石の神秘の7年の第1年にも対応 する(来年の手帳の表紙がダリになっているのはこのためである)。十勝で高橋夫妻がレクチャーをした日も、先のホゼ来日講演(帯広)の日も、共に KIN144であったのは、この土地(十勝)が預言の時間(ダリ)とシンクロしているからだろう。そういえば、Sさんの胸元に光るカタカムナ文字のペンダ ントもダリと同じ形をしている。この合宿の締めに、ダリの年から始まった『テレクトノン』を皆でプレイし、共に時間を過ごせたことに心から感謝したい。

 
★十勝に集った仲間たち(Who's who?)と
 

皆さんをお見送りした後、長山さんの車で然別湖へと向かう。アイヌ神話にも登場するこの神秘の湖は、道内で最も高い所にある自然湖で、今夜宿泊する然別湖畔温泉ホテル「風水」以 外に湖岸に一切の人工物は認められない。案内された701号室は湖を挟んで真向いにくちびる山(天望山)を臨む絶景のお部屋で、その名も「月光」。7・1 (竜)は私の銀河の署名だし、「月の光」(ドビュッシー)はLの最も好きな曲。誰かが狙って楽しませてくれているとしか思えない。瀧川さんの荷物が間違っ て運ばれていたので、お隣の部屋へ届けようと扉を開けると、ちょうどホテルの女将が前を通りかかる。人気者の女将はあちこちから声がかかり、普段はなかな か身体が空かないそうだが、上手くタイミングが合ったようで、そのまま予定より早くお話を伺える事になった。案内された屋上にある特別なお部屋(神殿)に は、不思議なご縁でここに安置される事になった様々な神仏が美しくお祭りされていて、調和的な雰囲気が感じられる。また、実質9階にあたる事から、9層の 「碑銘の神殿」ともイメージがダブる。

夕食までの2時間程、興味深いお話をたくさん聞かせて頂いたが、女将のベースが古神道の流れにあるというだけで、おっしゃっている事は13: 20(自然・宇宙との調和)と本質的に全く同じであった。私達それぞれにプレゼントして下さった『白蛇姫物語』という絵本は、この地に伝わるアイヌ神話を 多くの人に伝えたいという女将の思いと様々なシンクロが重なって、つい最近完成したばかりだという(子供にもわかるよう易しく書かれているが、とても大切 なメッセージが込められているので、子供に限らず是非多くの方に読んで頂きたい)。お礼に瀧川さんが来年のタテ型カレンダー(こよみ屋刊)をプレゼント し、私から簡単に解説をさせていただく。銀河の署名を調べてみたら、何とKIN1!「引きつける」「育む」・・・この地に女将がやってきてからずっと行っ ている事そのものであった。明朝、日の出と共に神殿でお祈りをさせていただく約束をして部屋に戻り、巨大なくちびるにキスされているような景色を眺めなが ら(湖面が澄んでいると天望山が映ってそう見えるのである)、皆でご馳走を頂く。その後、温泉露天風呂を満喫し、大自然の懐に抱かれるようにして深い眠り に就いた。


★「白蛇姫物語」然別湖畔温泉ホテル風水 発行。キリエが美しい!


水晶の月23日(G6/21)3・種 KIN224 「夏至の祈り・虹の輪」 (by D)

緯度が高いこの地域は、東京に比べると夏場の日の出はかなり早い。あいに くの曇り空であったが、4時に屋上の神殿に向かうと、女将は既に準備を始めていた。毎日、3時頃には起きて温泉で禊をし、掃除をして、神様にお供えするご 飯を炊いてからこの神殿に来るのだと言う(そのせいかわからないが、今年80になったという女将の肌はツルツルでうんと若く見える)。祈りが生活の一部に なっているのだ。というより、女将の仕事はこの聖地を護る事(日々の祈り)であり、ここはホテルの形をした神殿に他ならないのだ。よく通る心地よい声で祝 詞を上げる女将に先導をしていただき、一緒にお祈りをする。ほどなく雲間から太陽が姿を現してくれた。部屋の外(屋上)に出ると、小さな鳥が神殿上部のピ ラミッド型天窓の頂点にちょこんととまっていた(女将によると始めての事らしい)。近くのアンテナには毎朝やってくるというカラスが賢者のように佇んでい る。そこへどこからともなくワシがやってきて、3羽三つ巴の空中ダンスを披露してくれた。実際は縄張り争いに小鳥が巻き込まれた感じでもあったが、さすが に3・種の日だ。


★鏡の様に静かな湖。長山さんと瀧川さんは「十勝の賢者と魔法使い」。

スペクトルの月15日の日記に「World Peace & Prayer Day」の事を書いたが、きっと今ごろ富士山の麓でも大勢の人が集まって祈りを捧げているに違いない。富士山のメディスンホイール=ダリ=十勝という事を 意識しながら、今度は私達のやり方で「銀河の7方向の祈り」を捧げる。一説によると、ここは北海道の中心点にあたるだけでなく、背面にあるピラミッド型の 山(陽)とくちびる山(陰)の中点にもあたり、中庸のエネルギー状態にあるという。そこで行った7(=13の中心)方向の祈りは、地球の中心、そして世界 中で行われている祈りと共鳴しながら、きっと波紋のように伝わっていってくれた事だろう。続けて、「天真五相」という新体道の型を行う。母音を全力発声し ながら行うものなので(出さないやり方もある)、宿泊客に迷惑でないかと尋ねたが、女将が「どうぞ思い切りやって下さい」というので、遠慮せずにやらせて 頂く。型そのものが祈りになっているので、無心で行ったが、発した言霊は周囲の山々に木霊しながら天空へと吸い込まれて行った。

朝食を頂いた後、遊覧船で湖を一周する。手付かずの自然は本当に美しい。その 後、ソフトクリームをご馳走になりながら女将としばし歓談して、然別湖を後にする。しばらく車を走らせてから、長山さんが急に「やっぱり反対から行こう」 と言い出して車を反転させる(次の目的地には多分そちらの方が近いし道も綺麗なはずとの事)。コロボックルが隠れていそうなフキに飾られた道を下って平野 部に出る。しばらく走っていると、今度は瀧川さんが「あ、あの観音様だ!」と叫ぶ(他の3名は全く気づかず)。6日前にLが名古屋駅で入手した本(18日 「魅力論」参照)のラストに簡略な地図だけ出ていた、斉藤一人氏にそっくり(らしい)の観音様だ。初日に、本を見せながら「行ってみたい」とは伝えていた ものの、正確な場所もわからず、時間的にも無理な可能性があって、そのまま忘れ去られていたのだが、ちゃんと行ける事になっていたらしい。真っ白な美しい 観音像のそばに来たとき、ふと気になって空を見上げると、何と太陽の周りに虹の輪がかかっているではないか!夏至の真昼の太陽に虹の輪!!まるで、ひとりさん観音が 「よくきたねー」と歓迎してくれているようだ。観音像の建立自体が奇跡の連続によって成されたようだが、そこにわずか6日前に手にした本で導かれているの だから、これまた奇跡的な出来事と言う他はない。しかも、4人それぞれが関わってこの瞬間を体験できたのだ。テレクトノンでは2013年の銀河の同期にあ たる今日、この調和的なヴィジョンを体験できた事は実に喜ばしい事である。


 
★夏至正午。虹の輪と気球を手にした「ひとりさん観音」。上士幌:瑞宝山総林禅寺にて。

しばし興奮で呆然とした後、カーナビに次の目的地をセットし、快適なドライブを 体験させていただく。ところで、観音像で思い出したが、仏陀もパカルも当時としてはかなり長命な80歳まで生きたと言われている。ホゼの帯広講演会から今 日がちょうど80日目にあたるのは、何かの流れが完了するタイミングなのかもしれない。長山さんの指示通りカーナビの言われるままに走っていたら、いつの 間にか「亀の子温泉(ナイタイ高原温泉)」という宿に辿りついてしまった。後で「温泉」という部分が影響して、ちょっとだけ間違った場所に来てしまったと いう事が判明したが、これも導かれたシンクロだったようだ。何しろ「亀の子温泉」だし、池に満開の蓮が咲き乱れていたのだから(蓮華生=パドマサンバヴァ の年に相応しい)。少しだけ道を戻り、もともとの目的地ナイタイ高原牧場の展望台に到着。日本一広いという牧場から見渡す十勝平野は、果てしない広がりを 感じさせてくれる。こういう風景の中で生活していたら我々の意識もきっと大きく異なってくる事だろう。平和の祈りの締めに、十勝平野に向かって「栄光」 (新体道の型)を行う。心の中で「これで仕事は終わった」と思った刹那(感覚的なもので深い意味は無い)、瀧川さんがそのセリフをほぼそのまま口にされた のがおかしかった。

 
★ナイタイ高原牧場にて任務完了!

自分の生まれた年と同じKINの日に、自分の生まれた日のKINとシンクロする 国道241号を通り抜け、木立の中に建つ素敵なレストラン「ポロシリ」で遅めのランチをとる。とかち帯広空港の出発ロビーに着いたのは、テイクオフの15 分前だった。この3日間、早すぎず遅すぎないピッタリの時間がずーっと続いて、このタイミングになったように感じられた。本州に台風が直撃しているらしく フライトが危ぶまれたが、結局大きく揺れる事も無く無事羽田に到着した。近いうちにまた彼の地を訪れる時が廻ってくる事を祈りつつ、いささか長くなりすぎ たこの日記を終えたいと思う。


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