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赤い磁気の月の年(2006.7.26 - 2007.7.25)

■月の月1日(G8/23)赤い電気の地球  KIN237「37年ぶり(byD)

磁気の月の内容ですが、容量オーバーになってしまったので、月の月にはみ出して書きます。という事で、以下、磁気の月27日(G8/21)1・鷲のダイアリーと思ってお読み下さい。
 
新年3回目のトリプル魔術のカメの日、そしてコドンも日付も27(3×3×3)の今日、第88回の甲子園は、37年ぶり(つまり私が生まれた年以来)の再試合を経て、早稲田実業が優勝した。早実といえば、春分の日に日本をWBC優勝へと導いた王監督や、26年前の夏に活躍した荒木ダイスケ選手の母校として有名だが、学校のHPを確認に行ったら、何と、現在の住所は国分寺と判明!Lが生まれ育ち、私が大学生活を楽しんだ街だ。そういえば、数年前に早実が引っ越して来たという話は耳にしていたが、詳しい住所を調べてさらにビックリ。「国分寺本町1-2-1」とは、まさに私の通学路だったところ。しかも、これをKINに置き換えて遊ぶとまた面白い。というのも、この夏まで私の道筋はKIN121であり、Lは次の誕生日から道筋がKIN121になるのだ(書法塾の道友Sさんの署名でもある)。新しい年の始まりに、私達と地理的にも数字的にも縁のある学校が優勝してくれたのは、なんだか嬉しい。

この日は、プレアデス出版から拙著の第3刷も届いたのだが、3刷の発行日は「3・種」で、ちょうど37年前の私が生まれた年(1969・7・26~)ともシンクロする。年・月・日を貫いて「始まりの音→1」が重なる特別な日、そして新しいウェイブスペルの始まりに、メデタイ雰囲気があるのは誠によろしい。


■月の月2日(G8/24)白い自己存在の鏡  KIN238「形を定義する」(byD)

この日、冥王星が惑星から格下げされ、「太陽系の惑星は8個」という事が、IAU(国際天文学連合)によって正式に決定された。これが、月の創世記の最初の新月、「形を定義」する「4」の日、「秩序」の「鏡」という日だったのも興味深いシンクロだ。しかも「鏡」の紋章は、『テレクトノン』において海王星の軌道と対応するので、まさに惑星として定義された領域内(その端)において、これが決定された事になる(今日、明日は、冥王星軌道と対応)。また、現在のウェイブスペルが「ヴィジョン・創り出す・心」といったキーワードで彩られる「鷲」のウェイブスペルであること、さらに今週のコドン21が「わき起こるヴィジョン」というのも見逃せない。

『時間の法則の20の銘板』では、今月(月の月)がKIN119と対応するという見方があるが、K IN119は「2・嵐」なので、冥王星の軌道と対応している事にもなる。冥王星論争(正確には惑星定義論争)の決着がついた日が、冥王星の軌道にリンクする月だったというのも注文すべきポイントだ。この論争は随分前からされていたものだが、特にここ最近の天文観測技術の向上とリンクして、再び浮上してきた問題であった事が『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』(竹内薫著/光文社新書)という本の中にも紹介されている。私は春先にこの本を読んでいたのだが、読み返してみると、何とこの本の「P119」に、「冥王星は9番目の惑星かただの小惑星に格下げすべきか、という問題がでてきた・・」という事が書いてあった。もっと驚くのは、同じページに、上記のIAUが(その時点では)「冥王星が惑星から降格されることはない」という声明を出していた事が書かれている点だ。それ位、色々とやっかいな要因を含んだ問題だったとも言える。
 
ただ、私が、この本や他の資料を読んだ限りにおいては、今回の決着は、最も理にかなったすっきりした結論になったように感じている。ここで、他の小惑星を惑星に入れ込んだりしたら、今後の太陽系惑星の数は、定まることなく、よりデタラメに増えたり減ったりする可能性が高くなったと思うからだ。そういう意味で、今回の決定(組織や学者の変なメンツや何かで、冥王星を惑星として残さなかったこと)は、「太陽系惑星の認識」が歪みの無い姿に整えられた(あるいは今年のキーワードにそって清められた)印象でもある。
 
教育の現場や各種出版物、辞書などにおいては、これから色々と変更が大変だと思うが、「13の月の暦」や占星術などは、人の意識と外界との結び付け方のパターンを”とりあえず”定義した上で、色々な情報を読み解いているものだと思うので、そもそも厳密な観測事実と完全にマッチしている必要はないし、これまでもそうなってはいなかった、というのが私の捉え方である。

■月の月7日(G8/29)青い太陽の夜  KIN243「魔法使いの到着!」(by L)

インディゴ・チルドレン、あるいは、クリスタル・チルドレンという存在を不思議に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、魔法使いや天使のまま生まれた子供たちって「本当に」いるんだよね。先日(ヴィジョンのウェイブスペルの始まり&トリプル魔術の亀の日)、7歳のかわいい魔法使いがママに連れられて(しかし自らの希望で!)リーディングにいらっしゃいました。そして、我がセッションルームを、ユニコーンやペガサス、イルカ達やレインボーで一杯に満たしてくれたのですが、いやはや、もうこのお部屋にいるだけで、メロメロになるほど楽しい浮かれ気分全開!(今もずっと続いています)更に、私の好みを聞きながら魔法の国のレシピでお菓子も焼いてくれましたヨ。次々とファンタジックなものを創作しながら、「でも私、天国のものしか作れないの。材料が無いから。」とコクビを傾げてニッコリ。彼女のママがリーディングにいらしたのは、ちょうど一年前の夏。その時から、いずれ彼女に会える日を私はとても楽しみに待っていたのです。聞けば、彼女が彼女のママに、はっきりとその力を表明した日は、リーディングにいらっしゃるホンの数週間前のこと。調べてみると、その日は丁度KIN218
(パレンケのパカル王の墓の開かれた日のキン)にあたるのですが、その日が大昔からの約束の日だったというから驚きです。

彼女の様な子供たちに接するたび、彼らをつぶさない様サポートする側の、大人たちの役割って大事だな、と心から思います。少なくとも、親や大人たちの方が正しいとか偉いとかは、絶対に思わないほうが良いでしょうね。親御さんにしてみれば、いくら時代が開かれて来たとは言え、フツーに社会生活を送ったり学校で集団生活を経験する以上、何かとデリケートな事柄にも直面するでしょう、特にこの日本では。その悩ましさ、痛いほどよくわかります。でも、そこを注意深く橋渡しするのが大人の仕事。
小さな魔法使いの大活躍をこれから見守って行きましょう。私の回りには、そのまま大きくなっちゃった(でも、世の中のルールやマナーを美しく身につけ、いわゆる「不思議ちゃん」では無くてバランスのとれた)先輩たちもたくさんいますからね、大丈夫よ。・・・ラッキーな人は、きっとどこかで彼女に会えることでしょう!

■月の月8日(G8/30)黄色い惑星の種  KIN244「ユナイテッド93」(by D)

「ゲド戦記」を観ようかと思っていたが、レビューなど見ると、どうもイマイチな感じが伝わってくるので、急遽変更で「ユナイテッド93」を観る。想像の部分はもちろんあるとしても、余計な解釈を殆ど入れない描き方が何より良かった。注意深く観ていれば、軍上層部の妙な反応などもリアルで、あの事件の真相が、単純な「アルカイダによるテロ」だったのかを真剣に考えるきっかけも与えてくれる。印象に残ったのは、実行犯も乗客もそれぞれの神に祈っていたシーン。どちらも本人達にとっては叶って欲しい事を真剣に祈っている訳だが、私達が普段それぞれに、色々と願ったり祈ったりしているのも、全体を見渡せる所から眺めれば、こうしたチグハグな祈りを捧げているように映るのかもしれない。
 
それと、これもごく私的な感想だが、最新のシステムで構築されている現代社会(12:60)の特徴は、統合されていない知覚だけが過敏で(断片的な情報だけはすぐに手に入る)、実際の反応や対応(問題に対してとれる行動)までには、かなりのタイムラグが発生する、という事を改めて実感した。分かりにくいのを承知で書くが、私にとっては、これは「最新の人間ドッグが普及してもガン患者の数は減らない」というイメージと重なる。・・・という具合に、観ている最中も後も色々と考えさせてくれるという意味で、この映画はとても重要である。

ところで、磁気の月の最後に「御巣鷹山と岐阜」の関係について書いたが、この「ユナイテッド93」は、21年前の日航機事故とシンクロする形で、G8/12、即ち私の37才の誕生日に封切られた。37年前、私を生んだ母の銀河の署名は「KIN93」。色々な繋がりが見て取れるが、映画に習って解釈はせずに事実のみ記載しておこう。Lによれば、37才というのは舞台が大きく切り替わる一つのポイントだとの事だが、これが52スピン完了のタイミング(私の場合3日前がその日)にほぼ一致するのは、なかなか興味深い。

■月の月13日(G9/4)赤い月の月  KIN249「ケータイ・フ・ケータイ」(by L)

須藤元気さんの銀河のお誕生日。魔術のカメの日。あまりの夕日の美しさに居ても立ってもいられず、仕事をほっぽり出して散歩に出たら、それはそれは大きな虹を見ました。広い河原の東の空いっぱい。雲のスクリーンに現れた巨大なアーチ。しばし芝に寝そべって別次元の時間を堪能しました。これ以上の幸せって無いわー、などとウツツを抜かしておりましたところ、何とした事でありましょう、気付けばDも私もデジカメもケータイも持っていない!あ〜あ。皆さんにブツをお見せできないのがホントに残念(Dの携帯にカメラ機能は無いが)。・・・これからは絶対に携帯を携帯するわよ。

■月の月15日(G9/6)青い自己存在の猿  KIN251「わき起こる喜び」(by D)

朝、ネットニュースで、秋篠宮紀子様に男子が誕生した事を知る。37週目で帝王切開されたそうだが(関係ないが私も37年前に帝王切開で生まれた)、まさか、今日から一週間が「わき起こる喜び」というテーマ(20の銘板のコドン)だと知っていて、タイミングを合わせたわけではあるまい。WBC優勝と皇太子のメキシコ訪問シンクロのように、皇室の行動は不思議と13暦的にタイミングが合っているので、思わず「コッソリ使っているのでは・・・」などという考えも頭をかすめるが、「もともと自然に同調しているので13暦にも同調する」という理解の方が無理が無いだろう。

コドンと言えば、新年最初のサーファークラス(中目黒)で、「13の月の暦・20の銘板日記」という手作り風の素敵なダイアリーを持っている方がいらした。チラッと見せて頂きつつ入手ルートを伺うと、沖縄で制作されたものと判明。もしかしたらご存知かもと思って、クリカのスペシャルセミナーにも遠路参加して下さった沖縄「J・HOUSE」の千晶さんに問合せてみると、何と「それ私がつくったんです!」との事。仲間内用に手書きで創られた僅かな部数のもので、残念ながら今年のものはもう配布が終わってしまったらしい(後日最後の1部が見つかって、わざわざ送って下さった。感謝!)。それにしても、こうやって各地で地道に活動している方を見ると、これこそ「13の月の暦に替える平和の運動」だよなー、と改めて思う。「暦を替える」というシンプルな行為を淡々と続け、その行為でもって周囲の人々にメッセージを伝える。こうした調和的なやり方だからこそ、じっくりと力強い仲間が身近な所から形成されて行くのだ。

午前中は、ニコタマで初めての「時空のサーファークラス」。会場の大きさに見合ったちょうど良い参加人数だったが、半分が「赤」の人だったのは、やはり始まりのエネルギーに共鳴したのだろうか。夜は夜で、楽しい友人達が集まって色々と話に花が咲いたが、この時、Mさんが語った「今という時には、過去未来の全てが入っている」という発言は、今朝、『芸術人類学』の「マトリックスの論理学」の項で読んだばかりの華厳経の話と通じるものがあった。そういえば、同じ文章の中に登場した法蔵という華厳学者は、長安の人で、祖父がサマルカンドの出身だという。ここ半年位、西安(長安)~サマルカンドというシルクロードにチャンネルが合い続けているだけに、「また来たか」という感じがした。

こうして、今日もまたメデタイ一日を過ごせた訳だが、実は今日は、911テロからきっかり7スピン(7×260)にあたる日でもあった。つまり、あの日と同じKINだったという事だ。だが、皇室に待望の男の子が生まれ、ニコタマ・サーファークラスがオープンし、おまけに『賢者たちのメッセージ エドガー・ケイシーに学んだこと』という素晴らしい本(超オススメ)まで手元に届いたという事は、「4・猿」という時間の記憶回路(スユア)が、新しい意味を持ちつつある事を示しているのかもしれない。とはいえ、回路に流れるどの記憶にチャンネルを合わせるのかは、常に私達次第という事に変わりはない。賢者たちのメッセージも、その事を伝えているように思う。



■月の月21日(G9/12)赤い惑星の地球  KIN257「シンクロ庵日常」(by L)

家では、料理も家事もみんな遊び。みーんな趣味だ。やりたい人がやりたい時にやっている。(もちろんこれは、自分の事に責任の持てる大人だけの家族で、家事に対する考え方が同じだから成り立つことだと思うけど。)

例えば(大いばりで話すけれど)、何かに夢中になって取組んでいる非常時には、たたむ前の洗濯物を数日間ソファーに放置したりもするし、家事を溜め込むのなんて気分的には全然平っちゃら。気が向いて気分転換したくなった時に、エイッ!と一気に片付けてそれでおしまい。(幸い来客も多いので、片付けのチャンスはいっぱいあるし。)「家事はどうしているのか?」と問われる毎に、こんなことをケロケロ話すと驚く人は多い。でも、そもそも、やらなければいけないなんて事は、実は一つも無いと思っている。

よく、「自分の時間が全然無い」と嘆く方がおられるが、私に言わせれば順番が逆。やりたくはない様々な事を済ませた後に、余った僅かな時間をやっと自分のために使おうとするから、いつも時間が足りないしエネルギーが枯れてしまう。(言っておくけど、ガマンや罪悪感なんて悲壮感漂わすだけで、何の役にも立たないからね。)それに、そんな事してばかりいたら魂が傷ついてしまうし、(これが一番厄介だけど)無意識に他人にも同じ事を要求しようとする。逆に、何よりもまず自分のことをきちんと最優先すると、楽しくて元気モリモリだから、それ以外の事なんてグリコのおまけみたいに全然余裕できちゃうものだ。自分に責任を持つとはそういうことじゃーないかしらね。

私たちだって、生きていればフツーにゴミも出るし、銀行に行って請求書の支払いもする。もちろん毎日自分の仕事もするし、掃除も料理もする。当たり前だよね。多分、誰の日常ともそんなには変わらない。ただ、どうしたら楽しくできるかいつもゲームみたいに考えて笑い飛ばしている。読み始めた
不東庵日常に刺激されて、ちょっとこんな事を書いておきたくなった。(著者のお殿様と私は誕生日が一緒。ついでに田中真紀子氏も。)

■月の月24日(G9/15)黄色い宇宙の太陽  KIN260「魔法使い達の晩餐」(by D)

Lが起き抜けに「龍宮城の夢を見た」と言う。海の中がそのまま全部見える四角いグラスボートに乗って、美しいサンゴ礁の魚たちやウミガメ、イルカなどが泳ぐのを見て楽しんでいると、私が海の上を歩いて来たのだとか。1時間程あと、私が『古事記の宇宙論』を読み始めると、P190に「ミケヌは、波の穂を踏んで常世に渡られた」とか、P194に「・・・亀となり、それが泳ぐ龍宮の城門となって天空に昇るカラスキにほかならない」とかの描写があって、あまりのシンクロ率の高さに驚く。ちなみにカラスキとは、オリオンの和名で「全体は神門とされ・・・龍の首と鋭い爪の四肢を持ち、背に3極を記すウミガメの姿ともされる」そうだが、3つ星を囲む4つの星が四角を形成しているのは、グラスボートのイメージと相まって非常に興味深い。

同じページには、「高砂」の由来も書かれていたのだが、この言葉でふと思い出す人物と今日会う予定になっているのが、また不思議だ。2年前のホゼ来日時、多くの暦ユーザーが集った藤野で、結婚を宣言したカップルの為に、この「高砂」を朗々と謡ったのがタツさんこと、ヒーラーの木盛龍彦さんだった。今日は、そのタツさんとあまねさんのカップル、そして香の魔術師、並木芳美さんが我が家に遊びに来る事になっていた。昨年(13暦では一昨年)、PEACEカフェで集まった時、「来シーズンもPEACEで集まろう」と約束をしていて、春先から何度か計画はあったのだが、皆、何かと忙しくしているうちに秋口になってしまった。結局、全員のスケジュールが空いていたのがKIN260。流石に時空の波を乗りこなすシンクロ・サーファー仲間だ。そういえば、新年会で芳美さんが瞑想をリードしてくれた時に使った香が「49:NEW TIME」という名前だったが、今日は、ちょうどその日から49日目でもあるのだ。

★これがその超ロングの
マロンケーキ!タツさんが巻物の様にソーっと抱えて来た。

お土産に頂いた超ロングケーキを皆で楽しんだあと、近所の玉川大師へ。お寺の本堂の下に、100m位の地下回廊があって、そこを胎内巡りできるのだ。前から話には聞いていたが、実は私達も行くのは初めて。少し前に、地井武男さん(かつて青木先生の下で空手を学んでいたという)がナビゲーターを務める番組で取り上げられていて(非常に珍しく日中テレビをつけた時)、「これはやはり一度行っておこう」という事になった。番組と同じルートで古い商店街を抜けていく間、タツさんが懐かしい音色を出す楽器を奏でると、とたんに時間の流れがゆったりした感じになるから面白い。お寺では、胎内巡り初体験という事で、最初に係の方が丁寧に説明して下さり、いよいよ地下世界へ。完全な暗闇の中を手探りで通り抜け、四国88ヶ所の仏像が並ぶエリアへ入ると辺りは少し明るくなる。それぞれ、自分の数え年の仏像の前で手を合わせてご縁を結び、さらにその先にある守護尊の前でマントラを唱える。地下回廊の仏像群などというと、ちょっとオドロオドロしい感じをイメージしてしまうが、ここにはそういう気配が全くなかった。それどころか地上に出てきた時には、皆、目がキラキラしていてどこかスッキリした様子だった。どうやら地井さんの感動しきった表情は演技ではなかったようだ。
 
地下への出入り口を護る不思議な霊獣の置物は、西安から贈られたものと書かれていたが、よく考えれば、私達は3ヶ月程前に、西安の青龍寺(空海が密教を修めた寺)を訪れたばかり。西安(長安)とニコタマが空海を通じて繋がっているのを実感できたのも嬉しかった。KIN260の最後の地下回廊入場者となった私達は、その足で河原のPEACEへと向かった。回廊には西国33ヶ所の仏像も安置されていたので、歩きながら数字遊びをすると、これが結構面白かった。88+33=121。少し前の日記に書いたが、第88回の甲子園を制した早稲田実業は、1-2-1という住所にあったりするからだ。

実は、PEACEでは、新たに3人のメンバーと落ち合う事になっていた。先に到着していたのは、7歳の魔法使いPちゃんと、そのお母さん(この方も実は魔法使い)。今日の魔法使いの集会に是非参加したいと、習い事も休んで来てくれたのだ。とても楽しみにしていてくれたらしく、私達のバイブレーションを遠くから感じて、外に飛び出して出迎えてくれた。しばらくして、最後のメンバーKさんも到着。この時もPちゃんは飛び出して迎えに行った。互いに自己紹介をして楽しい時間を過ごしていたが、ここでお別れという段になったらPちゃんが突如号泣。結局、その後の食事にも一緒に行ける事になって良かったのだが、魔法使い仲間との再会が、あまりに短く終わりそうになったのが心から悲しかったらしい。
 
Pちゃんとお母さん以外のメンバーは、昨年も同じPEACEで集った仲で、何故かいつもKさんが大変な仕事を終えた直後に集まるようになっている。Kさんはプロの通訳なのだが、前回は、原爆開発者の一人が広島の被爆者を訪れるという番組、今回は911テロに関する報道番組の制作で、かなりグロッキーになっていた(内容が内容だけに)。一方で、彼女はスピリチュアル系外タレの通訳としても活躍しているので、そういう(ある種特別な事件の)番組を担当するのも、大切なお役目の一つなのかもしれない。前回の時は、集まったその日が長崎原爆投下のKINだった事もあって、皆で平和の祈りと瞑想を行い、翌日(KさんのKIN=2012年冬至を含む年)、見事なダブルレインボーが出たのだった。

  ★PEACE暮色。じゃれまくる不思議な一団(っていうかそれは私達)。
 
PEACE(平和)からエテルニータ(永遠)に場所を変えて、宴は続いた。Pちゃんもすっかり元気を取り戻し、全員で、無上の美味しさを誇るこのトラットリアの料理を堪能した。こんな味を出せるなんて、ここのシェフもきっと隠れ魔法使いに違いない。何しろ、今日集まったメンバーは、肉体として感知できる味だけではなく、様々な次元のエネルギーをも味わう魔法使い達ばかりなのだ。素材や調理法だけで、このメンバー全員を唸らせるのは不可能に近い。料理に対する姿勢や心意気、愛情、そういったもの全てを統合し、調和させるマジックを使っているはずだ。そういう意味では、サーブをして下さったIさんも、やはりただ者ではない。私達全員を心地よい時空間に漂わせてくれるだけの魔法を持っているからだ。イケメンだけに注目していたらこの人のスゴさは見えて来ないだろう。
 
身も心もすっかり満足した私達は、酔い覚ましに高島屋の南館7階にある屋外スペースへと向かった。何故かタツさんがシャボン玉セットを持っていて、Pちゃんがそれを使って虹色のシャボン玉をつくっては、私達を楽しませてくれた。この時、ちょうど高島屋の上空に雲の穴ができて、カシオペア座が姿を見せてくれた。Pちゃんによれば、私達は魔法の国で皆ご近所だったらしい。この世界に誕生してからの事もろくろく覚えていない私には、判断のしようがない話だが、一緒にいて心地が良い人々というのは、結局そういう関係のある人達なのだろう。それにしても実に楽しい一日だった。

■月の月27日(G9/18)青い電気の夜  KIN3「ぎふすぴこん」(by D)

久しぶりに早起きして、品川から新幹線でまず名古屋へと向かう。11号車4番という席は、今週のコドン45と相まって父の命日(G暦11/4、KIN45)を思い出させる。台風13号の影響か、途中、猛烈な豪雨で景色が殆ど見えなくなる事が何度かあったが、幸い出がけには雨があがっていたし、目的地の岐阜は晴れ間も見えて暑い位だった。
 
展示ブースの準備を終えて間もなく、セミナールームでの講演。と言っても、アットホームな規模だったので、私としてはとても話し易い感じだった(ご参加下さった皆さんに感謝!)。主催者のKさんから依頼を受けた後、狙ったかのように続々と岐阜との繋がりが見えてきた事はこの日記にも書いてきたが、シンクロの一例としてその辺りの事もお話した所、講演後、美濃加茂(昔、父が単身赴任していた所)からいらしたという方が、2人もお見えになって、それぞれシンクロに導かれてご参加下さった事を伝えてくれた。また、講演後、最初にブースにいらして拙著を購入して下さった方の署名が「KIN88」(=父のKIN)だったのも印象深かった。今日は母の誕生日でもあるし、もしかしたら今回の件も4次元的に父が繋いでくれたのかもしれない。ただ、私にとって3回目のすぴこん講演が、KIN3(音もコード番号も3)の日に重なった事や(27日の方も3の3乗だったりする)、横浜、神戸に続いて縁の生じた場所が、岐阜であったという事も考慮すると、別な流れも見えてきそうである。
 
横浜、神戸が文明開化をきっかけに発展した貿易港である事を省みると、岐阜はこれから生じるであろうスピリチュアルな文明開化をきっかけとして発展して行く、4次元的な港となる可能性を持っているのかもしれない。奇しくも、すぴこん開催に前後する形で、岐阜県庁の裏金問題が浮上し、今年のテーマのひとつ「清める(浄化)」流れが猛烈に起こり始めている。各自治体における類似の問題は、これから全国各地で噴出してくる可能性が高いから、膿を早めに出しているという意味で、岐阜はやはり「浄化」の先陣を切っている可能性がある。会場のエレベーターが「シンドラー社製」だったのも、それを象徴しているように思えた。音「3」のエネルギーをひとつのきっかけとして、霊的に「活性化」されるであろうこれからの岐阜に注目したい。
 
芳美さんの香のワークには、ラストにちょこっとだけお邪魔させてもらったのだが、非常に面白い体験をした。「アーバン・シャーマン」という香りを聴いたとき、最初クリオネような光の形が観えて、それが徐々に拡大しながら天使が羽を広げたような形へと変化していくヴィジョンを観たのだが、その形が、後で見せてもらった芳美さんの名刺(3日目にもお会いした位何度も会っているが私はその名刺を初めて目にした)にそっくりそのまま描かれていたのだ(ヴィジョンの最初と最後の形が)。香りの力を改めて実感した素晴らしい時間だった。その後、ブースにも様々な友人や知人が顔を見せてくれて、無事イベントは終了。岐阜駅構内のレストランで暦仲間と楽しい食事をしてから解散した(RONさんご夫妻には特にお世話になりました。多謝!)。
 
ところで、夕方、石垣島の友人から携帯に電話が入った。そうそう電話してくる人ではないので、どうしたのだろうと思ったら、「台風13号で石垣島は壊滅しました」と言う。聞けば、島中で車がコロコロとひっくり返り、電信柱はバタバタ倒れ、全壊した家も相当あるという。台風直撃後3日経過して尚、水道、電気などのライフラインや、電話回線の復旧もままならず、コンビ二もスーパーも真っ暗で、市街地はゴーストタウンのようになっているという。テレビや新聞は(そしてそれをベースにするネットニュースも)、宮崎の竜巻とか九州での被害ばかりを報道していて、石垣の惨状については殆ど伝えていないので、まさかそんな事になっているとは私も知らなかった。こういう報道の偏りがどういう理由で生まれているのかは知らないが、同じ日本国内でさえ、これだけの情報ギャップがあるのだから、世界情勢などと言っても大手マスコミを通じて伝わってくるのは、ごく一部の偏った情報でしかないという事を、改めて肝に銘じた(今日の講演でもそういう話をしてはいたが)。と同時に、こうして日記やブログという形を通じて、マスコミが伝えない情報を、少しでも多くの人に知ってもらう事が、遠隔の地にあって何の力にもなれない私の、せめてものお見舞だと思った次第である。台風の被害を受けられた皆様の、早期の復旧を心からお祈り申し上げる。      


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