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赤い磁気の月の年(2006.7.26 - 2007.7.25)


■電気の月2日 KIN6 白い律動の世界の橋渡し「ギャップ・トリップ台北」(by L)


そして、Dの岐阜・大阪出張のスケジュールに合わせて、私は台北へ。今年の臨書発表会のために私が頂いた手本は、昨年に引き続いて趙孟頫の「赤壁賦」。・・・なんだけど、難しいのよ、これが。毎朝Dが起きて来る前に少しずつ書き進めてはいるものの、人を寄せ付けないほど恐ろしくも美しいこの手本、一体どうしたものかと数日途方に暮れていた。考えていても仕方無いから、ちょっと真筆を観て来ようと思いつき、Dのスケジュールに合わせて収蔵先の故宮博物院に行って来ることにした。そういう訳で今回はトンボ返りの強行日程。でも、台北のマイ・フェイバリッツを訪ねる時間も(移動時間や営業時間を眺めつつ)ちゃあんと確保した。(こういうこと考えるのって我ながらホントに天才的と思っちゃう。)

さて、以下は李紗的台北ナビ。台北に行く時には必ず立ち寄る所をご紹介します。これから行かれる方は是非のぞいてみてね!(ちなみに台北はクーポン文化だそうで、堂々とクーポンを持って行っておまけしてもらうのが当たり前。東京人の私にはちょっとドキドキな世界です。)

★お茶【和昌茶荘】
http://www.taipeinavi.com/shop/shop.php?id=72
ホントにいいお店です!何と言ってもオーナーのお茶LOVEっぷりがたまらない。彼のお茶を飲んだら、きっと誰でも至福の台湾茶のとりこ。茶葉と良い出会いをしてくださいね。老婆心ながら、このお店、見かけは全然いけていないので、えいっ!と勇気を持って入ってください!入り口に真っ赤なインコがいます。

★チャイナシューズ【小格格鞋坊】
http://www.taipeinavi.com/shop/shop.php?id=116
片っ端からコレクションしたくなるほど美しい刺繍の靴が勢揃い。もちろん履き心地も抜群です。小格格の靴たちは全てシルクのハンドメイド。愛情込めて丁寧に作られています。私のお気に入りは、チャイナシューズには珍しいスクエアカットのシリーズ。もうこれ履いただけで気分はウッキウキです。ジーンズにもパーティーにもピッタリ。

★足裏マッサージ【知足常楽】
http://www.tabitabi-taipei.com/html/data/10320.html
とにかく台北で一番洗練されていてマナーの良い足裏マッサージのお店。何と言ってもオーナーのセンスが素晴らしいの。ニコタマにあったら毎日でも行きたいほど!ちなみに、このHPに出ているのは1号店。行く時はオ−プンしたばかりの2号店(復興店、オーナーが居ます)に行って下さい。気持ちのよい空間にビックリします。TEL:2700-1918

★ホテル【台北商旅】
http://www.taipeinavi.com/hotel/hotel.php?id=45
HOMEと呼ぶべき心地よさ。お家にいるみたいにリラックスできます。今まで、こんなコンセプトのホテルは世界のどこにも無かったんじゃないかしら?オーナーはホントに旅が好きなんだと思う。寛げて美しいけど、スノッビーなんかじゃなくて。一度でも泊まってみたら、その良さがわかりますヨ。

★書画用品【勝大荘】
http://www.taipeinavi.com/shop/shop.php?id=149
書画用品の老舗。とにかく品揃えが豊富でモノも確か。レアな手本の宝庫です。ただし、筆の供給は安定している一方、手本の方は運次第。日本の店の様にいつも同じものが有るとは限らないので「見つけたら即買う」が鉄則。

上記は全て(簡単な)日本語可。商売っ気も全然無く
(勝大荘以外)、人にも店にも品格が漂っています。台北は美味しいものでも有名ですが、レストランはあまりにも沢山あるので私のお気に入りは書きません。自分で好みを探してね。

で。肝心の故宮はどうだったかと言うと(言いづらいなー)、私の目当ての趙孟頫どころか、今回故宮には書画の一点も展示されていなかったのでした。趙孟頫が無い!とかではなく、書画に関して一点の曇りもなくホントに何の展示も無い。無いったら無い状態。台北の故宮博物院は書画の収蔵に於いては質・量ともに世界最高。他の追従なんて許すはずもなく、ぶっちぎりのチャンピオンです!(だって紫禁城にありし歴代皇帝の至宝は、根こそぎこの島に運ばれてきたんだもん。)それなのに!改装中なのは折り込み済みだったけれど(過去2回はそれでも夥しい数の作品が展示されていた)今回は一点も無いとはねー・・・。こうなると、ガックシどころか見事なコトの顛末に大笑いする他ないという感じ。まあ次に来る理由ができたと思って良しとし、残りの時間を激しくエンジョイする事にした。

しかし台北を発つ朝、シャワーの中でさすがに思ったのだった。「故宮で目的のブツを観られなかった訳だけど。ってことは、ただひたすら楽しく遊んだだけじゃん、良いのか?それで、私。」と(いまさら良いも悪いも無いが)。バスルームから出、髪を乾かしながら、ついていたTVに目をやると、茂木健一郎さんが「ギャップ・イヤー(イギリス)」の習慣に触れながら、脳の性質について興味深い話を始めたところだった。

ギャップ・イヤーとは、簡単に言うと、どこにも属さない(何もしない)心身ともに自由な期間・状態の事で、イギリスでは一般的な習慣だと言う。例えば、大学入学前に一年くらい世界を放浪したり、結婚を機に何年がかりかの新婚旅行に出てみたり、次の仕事に就く前に本職とは全く関係無いボランティア活動に没頭してみたり、つまり、普段の自分とは全く違う新しい世界に入り込む、(過去も未来も関係無い)継続性の無い事に時間を費やす、自由な状態に身を置いてみる、ということを社会の習慣として誰もが経験するらしい。(これって、キチンとし過ぎている真面目な日本の社会には、全く無い習慣・考え方ではないかしら?)

茂木さんによると、脳が創造力をフルに発揮するのには真面目過ぎてはいけないらしく、ギャップ・イヤーのような状態、つまり誰でもない(どんな役割も持たない)、時間的・空間的に何もしない、本当に自由な状態が不可欠であると言う。あれをしなさい、これをしなさいと言われたり、毎日決められた事ばかりを繰り返していたら、脳はそれで満足してしまい、考える事、創造性を発揮する事を簡単に放棄してしまうそうだ。例えば、ニュートンの万有引力も、ダーウィンの進化論も、すべて彼らのギャップ・イヤーから生まれたものだと言う。(ダーウィンは5年もギャップしていたらしい。さすがスケールが違う!)人間の脳は、つまるところ何もしない状態の時に、勝手に創造活動をする様に創られているらしい。放っておけばおくほど、創造力が動き出す仕組み。決め過ぎてはいけないそうだ。

普段TVを観ないからか、台北で熱く語る茂木さんの話が余計強く心に響く。・・・しかも何だか素晴らしいタイミングで聴いてない?だって、これって直前にシャワーの中で思った事の答えよ。つまり私の今回の旅は、ギャップ・トリップ、ギャップ故宮だったと思えば良いわけね。

そう言えば最近、
ただ遊ぶだけの旅をしていなかったかも(それはウソだと言われそうだが)。何もしない時間、ただ楽しむだけの時間を、もっと大いばりで作らなくちゃね。これからも真面目になったりはしないわよ。ギャップ・イヤー万歳!そして全然関係無いが、何もかも(機内食の饅頭やカマボコまでもが)キティちゃんだらけのEVA航空で東京に帰って来た。そして、私よりも一時間ほど早く帰宅していたDが、ニコタマ駅まで迎えに来てくれた。

■電気の月4日 KIN8 黄色い銀河の星「なぜ260日なのか」(byD)

秋分の今日から遡る事104日前、KIN164に「高橋徹氏のスペシャルセミナー」が開催された(そういえば徹さんのKINも、その年のKINも104だ)。この時、参加してくれた和製マヤン・デイキーパーこと杉山開知くんから、非常に興味深い資料を頂いた。Robert D. Pedenという人による『マヤンカレンダー/なぜ260日なのか』というタイトルの論文だ。翻訳をされた光武元さんに了解を得て、リンクもさせて頂いたので、ご興味のある方は、まずそちらをご覧頂く事をお勧めしたい。
 
それにしてもこの論文、私が今まで見た資料の中では、「マヤの人々がなぜ260日という他に類例を見ない周期を重要視したのか」という疑問に対する、最も説得力ある内容を持っていた。もちろん、だからと言ってそれが真実かどうかは全く別の話だが、「13の月の暦」をきっかけとして、古代マヤ暦にも注目が集まりつつあるこのタイミングで、このような重要な資料が掘り起こされてくるのも(実質20年近く眠っていたようだ)、テルマ(埋蔵経典)のようで興味深い。
 
ツォルキン(260日暦)は、4次元的な時間の性質を示すもので、銀河に普遍の定数なのだとか、ハーモニック・モジュールなのだとかいう、ホゼのスピリチュアルな見解も私は大好きだし、実際に10年使い続けてみて、そういう側面を垣間見る事もあるので、論理的な見解ばかりが重要だとは思わないが、ツォルキンに対する理解を深めたいのであれば、やはり上記の資料には一度は触れてみた方が良いと思う。

■電気の月7日 KIN11 青いスペクトルの猿「永田町で西遊記」(byD)

パスポートの更新に有楽町へ。乗換えの永田町駅で、長~いエレベーターの両壁全てが『西遊記 DVD-BOX 1』のポスターで埋めつくされているのに驚く。というのも、その時、Lが持ち歩いていた本が、細川護熙元首相の『不東庵日常』だったからだ。不東庵は、湯河原に隠居した細川氏の庵の名前であるが、「不東」という言葉の由来は、「唐の三蔵法師玄奘が天竺に仏法修行に出発するにあたり、仏法を極めることができなかったら生きて再び東方にあたる母国の土を踏まないとする彼の決意を表したもの」だと、本書の中に説明されている。それに、今日は「青いスペクトルの猿」の日でもある。「13の月の暦」において、青は西と対応し、(玄奘三蔵の記録ではなく)物語としての西遊記の主人公は、魔術を使う猿(孫悟空)だ。さに言えば、私達は、ここ最近「ガンダーラ」「モンキーマジック」(西遊記の主題歌)を含む名曲満載の『ゴダイゴ・グレイト・ベスト1 』を聴きまくっていた。

さて、交通会館にある旅券課で申請書類を記入して提出するも、写真の顔のサイズが小さすぎるとの指摘を受ける。1年ほど前に申請したLと同じ場所で(確か半年位前に)撮ったパスポート用の写真で、Lはそのままのサイズで問題が無かったのに、どうやら春先のパスポートIC化に伴って、この辺りの基準にも変更があったようだ。ここまで来てしまっては、結局、旅券課入り口両側に、アリ地獄のように待ち構えている証明写真屋で写真を撮るしかない。事前によく調べなかったのがいけないのだし、便利で必要な場所に店を構えてくれている事に、本来は感謝すべきなのだろうが、かなり高目の値段だった事もあって、役所と企業の癒着を象徴するかのようなこのチームプレイには、何とも言えない後味の悪さが残った。まあ、改めて書類整え、受理された窓口が11番(=今日のKIN)だったから許そう(笑)。
 
帰りにビッグカメラをうろつく。大量にあるモニターには、今、まさに安倍晋三氏が第90代首相に選出された所が映し出されていた。政治の事についてはよく分からないが、この新首相、暦のサイクルから見ると相当興味深いところがある。まず何より注目すべきは、首相就任5日前の「白い律動の世界の橋渡し(KIN6)」が、安倍氏52歳、即ちカレンダーラウンドの誕生日だった事だろう。という事は、今日は安倍氏が57歳になった時の道筋でもある。そんな日に、57人目(第は90代だが)の首相として選出されるとは、4次元的なシンクロ力に限って言えば、かなり期待できそうである。また、「赤い磁気の月の年」という、ある意味52年周期での「最初の年(赤と音1が重なる)」に誕生した新しい首相が、日本のエリアと対応する「銀河の署名」を持っているのも注目に値する。
 
ところで、同じ「KIN6」を署名に持つ著名な政治家に、あの田中真紀子氏がいるのだが、何と彼女の365日の誕生日はG1/14で、L、そして先にご登場頂いた細川護熙元首相とも同じなのである。ちなみに、細川氏は79代目(50人目)の首相であり、銀河の署名は、「黄色い宇宙の戦士(KIN156)」だ。「戦士」と「世界の橋渡し」は反対キンであるが、同じ地球家族の私達が永田町で乗り換えをする「青い猿」の日に、「西遊記」を通じてこれらの人物がリンクして来るのは、誠に興味深い。安倍新首相の来年の道筋は「青い猿」であり、再来年は「黄色い戦士」になるからだ。
 
夏目雅子が三蔵法師を、堺正昭が孫悟空を演じた先のテレビシリーズを、私はリアルタイムで夢中になって見ていたが、レビュー等見ても、以降リメイクされたあらゆるバージョンの中で、やはり一番の呼び声が高いようだ。役者も脚本も音楽も見事に揃ったという意味では、最もシンクロ率の高い「西遊記」だったと言えるだろう。数ヶ月前、三蔵法師玄奘が持ち帰った経典を収めたという、西安(長安)・大雁塔の近くに宿泊し、『不東庵日常』を持ち歩いていた私達には、三蔵法師を演じた夏目雅子の事がとても気になった。調べてみると、1957年12/17、輸入雑貨商「亀甲屋」の子として生まれた彼女の署名は「黄色い倍音の星」であり、1985年9/11「青い磁気の猿」に他界している事が分かった。生没共に金星と関係する日だった訳だが、今日ももちろん、金星と関係する猿の日である。こうして、諸々の繋がりを見出せたのも、永田町駅に西遊記のポスターがあったからこそと思うと、目にする全ての情報に鍵が潜んでいることが改めて実感される。

そういえば、今日は私の銀河の父、ホゼの銀河の誕生日でもあった。銀河の母、ロイディーン(白い太陽の風)と別れてから、「銀河のチョイ不良(ワル)お猿」になってしまった感じがするのは、ロイディーンがパートナーとしてだけではなく、孫悟空ホゼに対しての三蔵法師役もしていた事を暗に示しているような気がしてならない。追記しておくと、今日は、中華人民共和国(かつて三蔵法師が活躍した舞台がかなり含まれるエリア)が誕生したKINでもある。これだけマジックの起こりまくる日に申請したパスポートで旅をしたら、きっとガンダーラにも行けてしまうことだろう。


■電気の月8日 KIN12 黄色い水晶の人「インカ・コーラ」(byD)

我が家のカレンダーは、殆ど「13の月の暦」で占められているが、一部通常の?カレンダーも存在する。その中に、昨年の書法塾発表会の時に、未来創庵の一色宏先生から副賞で頂いた「人生哲学365日 一日一訓 心暦(こころごよみ)」という日めくりカレンダーがある。古今東西の箴言・名言・詩歌から、一色先生が選び出されたものが一日一訓ずつ書かれているのだが、13暦中心で生きている私達は、時々めくるのを忘れてしまったりする事がある。今朝も2日間めくるのを忘れていた事に気づき、昨日(9/26)のメッセージから見返してみると(めくり忘れた分もまとめて目を通すようにはしている)、「勇敢で高潔な人物の特徴は 逆境においてみせる忍耐にある」という素晴らしいメッセージが書かれていたのだが、私がインパクトを受けたのは、それが「インカの箴言」からの引用だった事の方であった。
 
というのも、実は昨日、パスポート申請の帰りに、ちょっとお茶でも飲んで行こうかという事になり、東京フォーラム内のカフェに立ち寄ったのだが、そこで私が選んだ飲み物が「インカ・コーラ」という代物だったからだ。自他共に認める新しモノ好きの私は、昨日も、カウンターに一番目立つように飾られていた、いかにもインカ文明っぽい缶のデザインに目を奪われて「コーラなんですけど、ちょっとオロナミンCっぽい味がします」というお姉さんの説明もそこそこに、それを飲むことに決めた。しかし、よく見るとそのジュースはアメリカ製で、全然インカとは関係無い上、黄色4号なんていう着色料まで使われていて、見た目から身体によろしくない感じ。味もそれ相応で、結局飲みきれずにギブアップ(好みもあろうが多分オロナミンCの方がうまい)。上っ面につられてチャレンジしてしまった自分がマヌケなのだが、まずは試してみる主義なので仕方あるまい。
 
それにしても、インカ・コーラも珍しければ、インカの箴言も珍しいのに(少なくともこれまで270日程めくってきてお目にかかった事は一度も無かった)、それが同じ日に出会ってしまうのだから楽しい。しかもそれに気づく日も、わざわざ着色料にシンクロさせるかのように、昨日ではなく「黄色い日」の今日なのだから笑ってしまう。まあ、日記をUPしていない日も大体こんな感じの毎日だから、自然な時間とは、こういうシンクロニックな性質を持っているのだ、と考える方が納得が行くというものだ。

■電気の月23日 KIN27 青い磁気の手「タクツァン」(byD)

タイトルの「タクツァン」は、タクアンの打ち間違えでも、啄木さんの江戸っ子読みでもない。その昔、チベット仏教のスーパースター、パドマサンバヴァが虎に乗ってやってきたという、ブータン最高の聖地の名前だ。その故事にちなんでか「虎のねぐら」という意味を持つという(注:タイガーマスクが修行したのは「虎の穴」)。
 
夕方、チベットサポートで知り合ったおフランス人女性らとピースカフェでしばしお茶の時間を楽しむ。用事で一足先に帰った私は、ふと「The Spirit of Tibet」という写真集を手にした。久しぶりにパラパラとめくって、ディルゴ・ケンツェ・リンポチェ(=DKR=ダイアリートップの写真のおじさん)や、そのお孫さんに当たるクリ坊(と勝手に命名しているが実はこちらも偉い坊さん)、そしてタクツァンの絶景などを眺めてから仕事に取り掛かった。実はこの写真集、昨年、KIKUの久保さんがお土産に買ってきてくれたのだが、私に遅れること30分程で帰宅したLによると、ちょうど河原の道を家に向かって歩いている途中で、その久保さんから電話が入ったとの事。
 
夜、食事時にNちゃんが録ってくれたディスカバリーチャンネルのビデオを観ていると、何と、そのタクツァンが登場!しかも、クリ坊やDKRの転生者とされる少年までドアップで映っているではないか。グラーツやウィーンでの出来事(12・嵐の年、倍音の月「ディルゴ・ケンツェ・リンポチェ」参照)を彷彿させるような4次元的な魔法で、またも私達を楽しませてくれた。本当にお茶目なマスター達だ。このビデオのテーマとなっていた「増えすぎた転生活仏(トゥルク)」については、私も色々と思うところがあったが、長くなるのでまた機会を改めたいと思う。それにしても、楽しいチベットシンクロな一日だった。

■電気の月24日 KIN28  黄色い月の星「ファミリーランチ」(byD)

カンボジアから帰国中のSさんと、そのお友達Rさんと4人で、エテルニータ・ランチへ。興味深いことに、Sさんは私の父と、そしてRさんは私の母と同じ誕生日(共に365日の)。しかも、学生時代からの友人同士であるお二人は、私の弟と同じ年の生まれでもあった。私の親同士が同い年であった事なども考えると、なんだか4次元的に私の家族とランチをしているような気がしてきた。そういえば、今日は、13暦では、「信号の地球家族(空歩く者、鏡、夜、星)」に当たる日だが、私の両親、弟、そして当然目の前にいるお二人も、皆「信号の地球家族」だ! お二人のご都合とこちらの予定が上手くかみ合ったのが今日だった訳だが、こうして見ると、日付の力に導かれた感じもする。
 
夕方、ネットで調べ物をしようと、某家電量販店のサイトを開いていたら、その量販店の渋谷店から電話が入った(サイトは、この時のみの必要性で観に行っていただけなので、普段見る事はまずないし、時間的にも10分もかからない用事だった)。修理に出していたデジカメが直ってきたとの事。「ひと月近くかかるかもしれない」と言われていたので、2週間もかからずに出来上がってきただけで嬉しかったが、ツイている事に、ちょうど明日は渋谷に出る用事もある。日々の生活の中に織り込まれたこういうシンクロは、楽しくもあり、また便利でもある。

■電気の月25日 KIN29 赤い電気の月「12年に一度を掴んだ男」(byD)

久しぶりに、友人S君から電話が入った。興奮気味に話す内容を聞いていると、どうやらイメージしていた通りのお相手と劇的に出会えたらしい。Lに予言されていた12年に一度のラッキー・ウェーブが、完全に過ぎ去ってしまう直前に、ギリギリセーフで、しかしながらキッチリとその波を掴んだのだ。もともと、波乗り上手な彼ではあるが、ここぞという時のシンクロ力は流石である。
 
今日は、電気の月の「赤い電気の月」の日。同じ「音」が重なる「魔術のカメの日」の上、「紋章」の方もこの一年と重なる「赤い月」だから、かなりマジカルな日なのは確かだ。しかも『時間の法則の20の銘板(以下、20の銘板)』の見方では、今月はKIN120(黄色い電気の太陽)とも対応している。これって、S君の「銀河の署名」そのものではないか!つまり今月(G9/20~10/17)は、13暦的に見ても、S君のパワーが最も高まる月だったという訳だ。『20の銘板』の実践期間16年の中で、彼のKINがリンクするのはこの一ヶ月だけだから、12年どころか16年に一度の波を掴んだとも言える。
 
さらに言えば、私は、『20の銘板』の再配布に向けて、データの編集が可能かどうかの調査依頼を彼にしており、現在、その元データの殆どが、彼の手元にあるのだ。彼は、「13の月の暦」について興味は持っているものの、それ程詳しい訳ではない。『20の銘板』についても、上記の情報は意識していないはずだ。しかし、こういうシンクロが起きるのは、そういうデータを手元に置いていた事とも関係なくはないだろう。情報は様々な次元で交流しているものだ。
 
常々感じる事だが、「13の月の暦」から見た波であれ、西洋占星術から見た波であれ、自分の心の声に忠実(自分に素直)な人は、概して時空の波乗りが上手い。そして、そういう人は皆、様々な意味で感性が鋭い。これは、資格やマニュアルに寄りかかるのとは逆の方向性なので、一般化するのはかなり難しいだろう。だが、逆に寄りかかるところを無くしていく事で、無理やりにでも磨く事はできるかもしれない。まあ、難しい事はさておき、メデタイ話はいつ聞いても良いものだ。話す人から溢れ出る喜びが、聞く人にも伝わって、喜びの輪が広がって行く。この日記からS君の喜びを感じ取れた人は、きっと12年に一度の波も掴み取れるに違いない。

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