白いスペクトルの魔法使いの年(2003.7.26 - 2004.7.25)
銀河の月1日(G2/7)12・犬 KIN90「ブッダ・ダルマ・サンガ」(by D)
今日から「時空のサーファークラス」がまた新しいサイクルで始まった。このタイミングで完成したばかりの『ドリームスペル』を 配布できたのも、ひとつのシンクロだろう。予め配布のご案内をしていた訳ではないのに、いきなり真髄の情報をキャッチしてしまったのだから、今日参加され た方は天性の素質を持ったサーファーと言えよう。西側に視界の開けた会場は、毎回素晴らしい景色を堪能させてくれるが、今日も天気が良かったので、続けて 行われた「新体道ボディワーククラス」では富士山のすぐ傍に沈んでいく太陽を見ながら皆で瞑想する事ができた。
クラス終了後、初めて参加して下さったKさ んと一緒に、東銀座の南インド料理店「ダルマサーガラ」(サ ンスクリット語で”仏法の大海”の意)へと向かう。2年前、ブッダガヤ・カーラチャクラの旅でご一緒したRさんがめでたく結婚され、近々スリランカに移り 住むというので(お相手がスリランカの方)、その時のメンバー(Kさんもその一人)で集まってお祝いする事にしたのだ。仏法の下にご縁のできたメンバーと 再会するのはそれだけで嬉しいが、今回の集まりはその理由も場所も最高であった(このお店を推薦して下さったYさんに感謝!)。オーナーの山田さんによる と「ダルマサーガラのチベット語訳は、チョッギャム・トゥルンパ」だという。お店に来る途中、Kさんに向かって「『13の月の暦』の提唱者、ホゼ・アグエ イアスは仏教にも造詣が深いのですが、彼の師であり親友でもあったのがナローパ大学を 創設したチョッギャム・トゥルンパなんです。」と話したばかりだったので、さすがに驚かずにはいられなかった。美味しい料理と楽しい会話であっという間に 時間は経過し、皆でスリランカにおしかける事を約束(計画)して散会。家に戻ると、チベット・ハウスから「ロサー(チベット正月を祝う会)」の招待券が届 いていた。『13の月の暦』では、今年1年がパドマ・サンバヴァに関係し、今月(銘板ではKIN86に対応)がダライ・ラマ法王に関係し(カーラチャクラ 86代目継承者)、今週が「心の永続」というテーマを持っている事になっているが、確かにその同期が感じられる美しい一日であった。
銀河の月2日(G2/8)13・猿 KIN91「ギンギン”ギラギラ”」(by D)
ランチのパスタは極好であった。オリーブオイルにゴマ油とチリパウダーで風味を効 かせ、他で味わった事が無いオリジナルな味付けを生み出している所も素晴らしかったが、先日使い方を誤ったドライトマトも絶妙な量に調整されて活用されて いる所にセンスの良さが感じられる。身内が書いても説得力に欠けるかもしれないが、Lは料理の才能にも恵まれていると思う(これまで失敗があったのは実験 的なチャレンジをした時だけだ)。実際、自分達だけで食べていては勿体無い気がする位なので、レシピを残しておく事を勧めているのだが、分量やタイミング はその場限りのアート的な側面もあるようなので、書き残したとしても後でそれを読んだ人が再現できるかはどうかは定かではない。
この時期、夕方になると部 屋の奥まで真直ぐに太陽光線が入ってくる。おもむろにLが「ギンギンギラギラ夕日が沈む〜♪」と歌い出す。初めて聞いた私は、「それは地域限定の歌で しょ」などといちゃもんをつけていたが、夜カレーパーティにやってきたS君(掲示板のマヤうどん氏はやはり彼だった)も当然のように知っていて、地域限 定で知らなかった(あるいはすっかり忘れた)のは私の方だったと判明した(『夕日』という童謡らしい)。帰り際、S君があるマンガ本を私達に見せた。その タイトルが何と『ギラギラ』!(副題の-六本木不死鳥ホスト伝説−というのがまた良い)。すごいシンクロである。しかも、わざわざ持ってきた理由がスゴ イ。主人公のライバル(もちろんホスト)が私にそっくりだから見せたかったというのだ。で、あちこちページをめくって見ると・・・確かに似ている。Lも 「ヤダー、似てるかも」とか言いながら、斜め後ろから見た頭の形だとか、ある瞬間の目付きだとかマニアックなチェックを入れている。自分自身、これまで誰 かに似ていると言われても「まあ、そうかな」という程度でしかなかったが、このキャラクターは思わず納得してしまう程色々な所が似ているので、ビックリし てしまった。おまけに名前が「大成」と来た。世の中には自分と似ている人が必ず一人はいるとか言われているが、私の場合はどうやらマンガのキャラクターと いう事になりそうだ。S君を見送った後、先週の続きの世界遺産(雲南省シャングリラ)を見る。トンパ文字を使うナシ族が出てきたが、トンパ教を伝える彼 らの儀式を見ていたら、以前トンパ文字のブレスレットをしたまま寝た時に見た夢の事を思い出した。風に乗って空中に浮かびながら移動する方法に気付くとい う愉快な夢であったが、今宵は六本木のホストとしてギラギラな時間を過ごす夢でも見そうである。
★『ギラギラ3巻』これを見せてくれたS君の銀河の署名は、黄色い電気の太陽。つまり3・ギラギラ。
銀河の月10日(G2/16)8・嵐 KIN99「寒稽古」(by L)
京都・亀岡での寒稽古から久々に東京に戻ると、近所の梅がいきなり満開!一体いつの間 に?!・・・という感じだけれど驚くのは「突然の満開」では無い。問題は「色」だ。この梅の木、去年までは白い花をつけていたはず(絶対に絶対!)なの に、どうしたわけか今年は紅い花が咲いている・・・。謎だ。しかし、今までそうだと堅く信じ切っていた現実が全く違って見える経験とは、なんと新鮮で楽し く、そして抵抗を感じるものなのでしょう!!!私の世界では、その木は今まで白梅であったが、今日からは、とにかく紅梅だ。梅一本で、何だか生まれ変わっ たかの様な氣分。コトの真相(私の信じ難い程の思い違いか、本当に花の色が変わったのか、それとも木が植え替えられたのか?)はともかく、自分の信じる現 実が実際には全くそうでは無いと気付いたら、たとえそれが白い花が突然に紅い花を咲かせる様な違いであっても、古い習慣や概念に囚われずに、さっさと在り のままを素直に謙虚に受け入れて行こう。そして花の時を思いきり讃美しよう。(何故そうだったかの検証は必要かも知れないが。)先週から、再来月中国で行われる傅山展の準備もスタートし、何かとタ イトな日々を送っているが、私の場合、こんな時に限ってバリバリにファンタジックで、そして禅問答の様な夢を見る。これから春まで、寝ても覚めても、の日 々が続きそうだ。
★ダライラマ法王も訪れた亀岡での朝。由緒ある「鳳雛館」で道守と。
銀河の月12日(G2/18)10・竜 KIN101「コズミックワンダーな流行通信」(by D)
今 日は、『13の月の暦』で8番目の月12日。単に数字が一致しているだけなのだが、G暦8/12生まれの私としては何だかちょっと嬉しい(我ながらメデタ イ性格だ)。そういえば、G暦では今日は2/18。13暦とG暦で数字が鏡関係になっているのもなかなか興味深い。仕事場に行くと『流行通信』2月号 (VOL488)が届いていた。P42に掲載されている「 コズミックワンダーによる建物探訪」を書いたYUKINORI MAEDAさんからだ。数ヶ月前、この記事を書くにあたっての相談を受け、いくつかのアイ ディアと共にキルリアン写真機をお貸ししていたので、面白い記事に仕上がっているのを見てホッとする(場所の波動をうまく捉えられたか気になっていたの だ)。今日は「赤い惑星の竜の日」でもあるし、相談に見えた日も「惑星の日」だったので、初めからバッチリ仕上がる事になっていたのかもしれないが(惑星 のキーワードは「現われを仕上げる」)、銀河の月の惑星の日にコズミックワンダーによる記事が届き、その中に竜安寺やカーラチャクラ・マンダラまで登場し ているのを見ると、より高次の宇宙的な物語の仕上げでもあったのではないかと思えてしまう。「コズミックワンダー」はMAEDAさんがデザインされる服のブランド名で、毎年パリコレにも出展されているとの事だが、世界的に活躍されている宇宙的デザイナーとご縁ができたのも銀河のシンクロニシティのなせる業と言ってよいだろう。
銀河の月15日(G2/21)13・種 KIN104「ロサー・チベット暦元旦」(by D)
カーラチャクラ・タントラに基づいて計算されるチベット暦では、今日が今年 (2131年)の元旦にあたると言う。チベットハウス主催のロサー(正月を祝う会)に参加するために、新大阪から新幹線に飛び乗る。昨夜NHKで五十二 (いそじ)さんという人の名前を耳にしていた事に共鳴したのか、知らずに乗車したのは「のぞみ52号」であった。車中、冥王星の外側にかなり大型の小惑星 が発見されたというニューステロップを目にして、今日が天体周期研究家の高橋徹さんの銀河のお誕生日である事を思い出す。『13の月の暦』を日本に初めて 紹介され、日本におけるこの暦の普及に尽力してこられた方であるが、徹さんの勧めと推薦がなければ、私も本など書く事はなかったであろう。お祝いと共に、 深く感謝の意を表したい。
ロサーの会場に到着した時には既にプログラムも後半に入っている様子だったが、チベット風ダンスタイムや新年への祈りを込めてお 米を播くクライマックスを皆と一緒に楽しむ事ができたのは何よりであった(ダライラマ法王来日講演の時、一緒にチベットサポートグッズを販売したメンバー とも再会)。だが、それ以上に感動したのは、タシ・ダルゲーさんの「吉祥オペラ」であった。彼の歌声を聴いているだけで、果てしない草原の風景が目に浮か んできてしまうのだ。ダライラマ法王が絶賛されたというのも頷ける。あまりに素晴らしかったので、その場でCDを購入しサインまでお願いしてしまった。 ジャケットには、CDリリースに協力された高松直子さんとクンチョック・シタル氏への謝辞が記されていたが、タシさんと一緒に記念撮影に応じて下さった方 が高松さんで、その旦那さんがクンチョック・シタル氏なのだという事を、帰り道にKさんにから聞いて驚く。というのも、ちょうど2週間前の集まり(今月1 日の日記参照)がきっかけで、カーラチャクラについての詳しい資料を送って下さったYさんが、3月下旬に
ポタラ・カレッッジで予定されている講演「カーラチャクラの概要」についてもお知らせ下さったのだが、その講師がシタル氏だと書かれていたからだ。また、かすかな記憶を辿って調べてみたところ、『ダライ・ラマの密教入門』(
クリカの 由来が書かれている本)の訳者あとがきにもそのお名前を発見する事ができた。本当に全ては繋がっている。駄目押しにもう一つ書いておくと、会場になってい た場所の敷地(お隣?)には、かつて仕事の関係で私が担当していた方のお家があった。東京には無数に家があり、私が名前を知っている人の家の数なんてごく 僅かなはずなのに・・・これもご縁というものであろう。とにもかくにも良き元日であった。
★↑タシ・タルゲーさんのファースト・ソロアルバム「Hidden Songs and Music of TIBET」(発売元チベット伝統音楽保存会:TEL03-5383-5155)
銀河の月19日(G2/26)4・星 KIN108「チョトゥル・ドゥーチェンと時間トンネル」(by L)
ここ数日、東京はコートがいらないくらい暖かい。真冬は暗い重たい色ばかりになるけ れど、今日は街行く人の色合いが明るく軽やかで、まるで春の花が咲き始めたかのよう。「人間は都会の自然そのものね」と思いつつ渋谷のスクランブルを眺め る。公園通りの山手教会の地下は、かつて「ジャンジャン」として知られる小劇場だったが、私のクライアントが今そこを「公園通りクラシクス」という名のラ イブハウスに改修中。色彩計画の依頼を受けており、今日はエントランス扉の塗装色チェックに伺った。「公園通りクラシクス」のエントランスはトンネル状の地 下駐車場の奥にある。訪れる人達が、公園通りから地下入口に辿りついてドキドキしながら入場しそして飛び切り楽しい時間を過して欲しいと願いを込め、今回は ちょっとばかり大胆な色をエントランス扉に使う事にした。来月の出来上がりが楽しみ。多分、今は私が一番ドキドキしている。山手教会の後、待ち合わせてい た友人は渋谷の雑踏に純白ノースリーブ+超ミニスカート網タイツで登場!!その堂々とあっぱれな姿(本当にかっちょ良かった!)を絶賛す ると「だって、りさっちの言いつけを守って自分の色を大事にしてるんだもん〜♪」と来た!このかっちょ良さの秘密がそれなら、もうこんなに嬉しい事はあり ませんな。私は常々「自分の色」を知る事はとても大切だと思っており、そのワークショップも開催しているが、その力たるや人生を変えると言っても過言ではないくらい。今朝ある友人から、「黒 ばっかり着ている鬱状態の人に何色を勧めたら良いか?」と緊急の相談を受け、(直接そのご本人に会えないので)答えられる範囲でアドヴァイスを返した。一 概には言えないが、黒ばかり着ていても誰かの話を受け入れられる状態にあるのなら事態は軽症と見て良いと思う。受け入れられなくなった時に黒を着始める事 が多いからだ。その方の回復に色の力が役立つ事を祈ろう。
チベット暦では今日で新年5日目。今日知ったのだが、新年(今年は G2/21)から約2週間(つまり新月翌日から満月前日)は「チョトゥル・ドゥーチェン(cho 'phrul dus chen)」と呼ばれ、全ての行いの結果が10倍にも膨れるそうだ。さてここで大盤振舞情報。福徳増大の吉祥なるこの期間、チベットだけではなく今年は更 にマヤもエンパワー!今年のチョトゥル・ドゥーチェンは、KIN105から始まる時間トンネル、とりわけ10日間連続GAPを包み込んでおり、チベット暦 とマヤ神聖暦ツォルキンの特別な期間が見事にシンクロしている!今年が「パドマサンバヴァの年」である事を考えれば驚く事でも無い氣がするが、それでも時 間の法則の美しさには感動を覚える。昨日私の手元に送られて来た「チベット医学暦法研究所(Men-Tse-Khang 在ダラムサラ)」発 行の今年のカレンダーの図柄も「パドマサンバヴァ」を描いたタンカであった。チベット暦新年最初の満月より約2週間、毎年ダラムサラのナムギャル寺で、ダ ライラマ法王によるムンラム「祈願大祭法話」が執り行われるのだが、思い起こせば私がダライラマ法王に初めてお会いしたのも6年前のムンラム初日の満月。その日はKIN14=ダライラマ法王の銀河のお誕生日であった。時間の法則、どこまでも怖るべし!
銀河の月20日(G2/26)5・月 KIN109「龍樹とGM108X」(byD)
昨日入手した『龍樹』(中村元著/講談社学術文庫)をツラツラと読みはじめる。読み途 中の本が山積している中、新たにこの本に取り掛かってしまったのには訳がある。数ヶ月前のダライ・ラマ法王来日時に、次々回のカーラチャクラがアマラー ヴァティ(インド)で行われる可能性があるという噂を聞いたのだが、今月1日にブッダガヤの旅の仲間と集まった時にこの事をシェアしたところ、この聞きな れない土地についての詳しい情報をYさんが教えて下さった。曰く、ブッダがシャンバラのスチャンドラ王に最初のカーラチャクラを授けたのも、後にナーガル ジュナ(龍樹)が活躍しダーニヤカタカの大塔を建立したのもこの場所であると考えられているので、顕密仏教の聖地である、と。もしそこでダライ・ラマ法王 がカーラチャクラの灌頂を行うのだとしたら確かにすごい事で、私も懲りずにまたインドへと行ってしまう事だろう。ところが、場所を調べようと地図を見ても アマラーヴァティなる土地はなかなか見つからない。大乗仏教の礎を築いたと言われる龍樹には元々かなり興味があったので、この機会に龍樹について書かれた 本でも探してみるかと思ってネットで検索し、あてをつけてから本屋に行くと、その本が「ここにあるぞ」と言わんばかりに目の高さにおもて表紙を向けて一冊 だけ置いてあった。予想通りアマラーヴァティを含む仏教の聖地が載った地図もあり、美しい印を結んだ手が描かれたその装丁は”赤”だったので、「今がその 時」と感じて手に入れたのである。『ドリームスペル』の中では、竜が創世記の最初を飾り、「赤い竜」の惑星ホロンがインド・チベットエリアを包含する。奇 しくも『ドリームスペル』日本語版は完成したばかり。やはり「今」なのだ。『龍樹』の冒頭にはいくつかの伝記が紹介されているのだが、「龍宮に入って仏の 教えを説いたので、かれは龍たちの大部分を従えた」等、『テレクトノン』や『アルクトゥルス・プローブ』との繋がりで見ても面白い記述がけっこうある。ま た文中、盛んに108が登場するので(仏教だから当たり前なのだが)、気になって昨日のKINを調べたら108であった。KIN108は、「4・星」もし くは「4・8」と置き換える事ができ、マヤでは最も重要視される「金星」と関係が深いためか、ホゼ(13の月の暦提唱者)はこの数字をGM108X(ギャ ラクティック・マヤもしくはギャラクティック・メッセンジャー)として特別に扱う事があるのを思い出した。もちろん、ブッダの母がマヤだったことにも関係 あるのだが、なんだか今月はやたらとブッディズムな月である。そういえば今週のコドンは7「人々の力」であるが、『龍樹』の中のナーガルジュナ図には7匹 の蛇が描かれてもいた。
銀河の月28日(G3/6)13・地球 KIN117「キッチンでチャネリング」(by L)
生命力に溢れた野菜が大〜好き。なわけで、ここ数年「大地を守る会」の有機無農薬の菜果を宅配してもらっている。内容お任せの「ベジタセット」なので、箱を開けるまで何が届くかはお楽しみ。(なので、わが家のメニューは、毎 回届いたものを見てから決めるアドリブ式になる。)初めてのものや自分では選ばないものも入って来るし、あらかじめ献立を考えておきたい場合にはちょっと 不向きかも。でも、どんな風に料理されたいか野菜達に聞きながら作ると、再生不可能なメニューも多いけれど、自分のレパートリーからは想像も出来ない一皿 ができあがったりするので楽しい。最初は体調の良い時に少しずつ練習するのがコツみたい。野菜の事は野菜に聞こう!
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